kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

輝いて見える

2011-01-19 | 陸上競技
火曜日、学校行事のロードレース大会がありました。男子は約8キロ、女子は約5キロを走ります。アップダウンがあるのでかなりキツいと思います。男子は長距離の3年生が良く走っていました。卒業後も競技を続けるのでその今も練習をしています。継続は力なり。短距離男子は…、3年生のkazukiが最高順位だったと思います。まーそんなものでしょうか。
女子は全く身体を動かしていないはずのrinaが3秒差の2位。良く走ったと思います。うちの女子バスケは県内でも有数のチームでかなり長い距離も走ります。陸上部よりも長い距離は得意。1位の子は全中駅伝で活躍したバスケ部の子です。やはり速い。女子は10位以内に3人入りました。あとは全部バスケ部(笑)。まー良く走った方でしょう。

午後からは商業系の生徒が検定のための課外を2時間。担当ですから真面目に教えます(笑)。人数が多いので3年生の力も借りました。部活も手伝ってもらい補習まで手伝ってもらう。嫌そうな顔もしないでやってくれますから本当に助かります。良い子達です。今の部活内の不協和音に関してもあれこれサポートしてくれています。ここまで出来る子達はなかなかいないと思います。感謝。

練習はかなり疲れていると思いましたが、通常通りの火曜日メニュー。身体作りの日としました。前半は選手に任せて後半外種目になったころから見ることが出来ました。さすがに疲れている雰囲気がありましたが、「部活が暗かったら効果が出ない。意識的に声を出して明るくしろ。」「苦しい時ほど声を出してその状況を楽しめるように。」と大きい声で指示を出しました。
すると1年生女子2人が示し合わせたのかもしれませんがこれまでにないくらいの声を出し始めました。これにより一気にその辺りが活気に満ちてきました。この瞬間から2人の練習ヘノ取り組みが激変したように見えました。キツい補強に対して前向きに取り組み始め1つ1つの動きの意識、負荷がワンランク上に上がった感じです。久々に練習を見て「楽しい」と感じました。雰囲気を作るのは選手です。キツい練習をキツいと思ってやると嫌々やることになりますから効果は出ません。その状態を「楽しい」と思って出来るかどうかだと。初めて2人が輝いて見えました。これが継続できればあと3ヶ月間で別人のように強くなると思います。劇的な変化だと思いますね。

今は色々あって上手くチームとして機能していません。その中で1年生女子が「何かをしなければ」と感じてくれたのであれば成長です。声を出すことに意味がないと思う選手もいます。しかし、大きな意味があるのです。それを目の当たりにしました。周りがどう感じたでしょうか。輝ける姿。分かるでしょうか…。
コメント
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