kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

tabe合宿2日目

2011-01-11 | 陸上競技
合宿2日目、朝からうっすら雪が積もっていました。この中で練習をする。環境が悪い中でもきちんと集中して練習ができることが大切です。全体的に「寒いから嫌だ」という空気になってしまうと練習の効果は上がりません。せっかくの合宿ですからしっかりとやれなければ意味が無くなってしまいます。

アップはとにかく身体を動かすことに。本気でやれば面白いと思いますし、身体もかなり温まります。しかし、それすらままならない。こちらが大きい声を出して戦略を伝えても「協力」して取り組むということができません。こちらが求めるレベルには到達しません。何かをやるときに真剣に出来るようにならなければ次のレベルには進めない。全てはつながっていますから、遊びであっても一生懸命身体を動かすという意識にあればその中から学ぶことはあるはずです。

アップ終了後は前日と同じようにスティックを使っての練習。この時に多くの先生方が氷で覆われているグランドを整備して走れるようにしてくれていました。このことをどう感じるか?「当たり前」ではない。感謝の気持ちを表すのならしっかりと練習をすることだと話しました。何もかもやってもらって当然という感じがある。だから練習での集中が上がらない。しかし、話を聞く姿勢は周りとワイワイ言いながら聞いている。うーん、これで本当に良いのかと情けなくなりましたね。怒るエネルギーすらない感じでした。

その後はスティックを使って実際の走りに結びつける練習。12月まではほとんどやっていませんでしたが、1月からは走練習の前に入れようと計画していました。導入でかなり繰り返すことが出来たので良かったなと思います。しかし、全く腰が進まない。1歩目の進む方向も明らかにおかしい。普段から繰り返し話をしていますがこれが全く身についていないということです。スタートの姿勢すら適当に作って入っている者がいました。これではいつまでたっても改善されるはずがありません。加えて、一番先頭になっている者が周りの様子を見ながらやっている。他の者がスタートしないのでスタート姿勢を作ったままで待っている。自分から前に出ることが難しいことでしょうか?本当に強くなろうと思うのでれば1本でも多くやることが必要です。意識を明確にして全力で取り組む。これ以外にはないのですが・・・。
こんな状態にも関わらず多くの方がうちの選手にアドバイスをくれました。本当にありがたいことです。飛び出しの方向、脚運びなどその場面場面での動きを教えてくれました。これも今までの先輩が作ってきた「信頼」と「期待」です。そこがあったからこそ皆がうちの選手を見てくれているのです。そのことが本当に分かるでしょうか?全て当たり前ではないのです。自分達でそれを崩してしまう可能性が高いことを気づかなければいけません。鈍感なのか興味がないのか。

否定的な書き方が多くなっているのは自覚しています。しかし、本当にそういう状態なのです。そこに危機感がない。自分達だけが練習をしているとでも思っているのでしょうか。昨年はここまでの書き方はしていないと思います。書く必要、話す必要がなかったからです。しかし、今は本当に厳しい状態です。劇的に変わらない限り目指す目標には絶対に届きません。県体以来ずっと言い続けていること、これが伝わらないのですから指導力がないと言われても仕方ないですね。実際問題そうなのだと思います。人の「心」を動かせない状態でどこまでやるのか。本当に「強くなりたい」という気持ちがないのならその時点で勝負に負けています。というかそこまで求めるのがいけないのかもしれないと。

本当に情けなく思います。どうすれば伝わるのでしょうか?それなりにやっているチームと大差ない。真剣に今後のことを考えないといけないと思いますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

tabe合宿1日目

2011-01-11 | 陸上競技
日曜日、月曜日と2日間毎年実施されているtabe合宿が実施されました。この合宿に参加しているチームが山口県体男女総合優勝をしています。定期的に一緒に練習することとで相乗効果がありお互いが強くなるような雰囲気がありました。大きな事です。

合宿の要項には「意欲があれば競技レベルは問いません」と書いています。一生懸命に強くなろうという意識を持っている選手の参加が条件です。このような話をこの合宿でしなければいけないというのはここ数年ありません。「当たり前」という感じでしたから。うちの選手の意識水準自体がかなり停滞しています。ここは大きな不安がありました。これまではチーム内にリーダーシップを発揮する選手がいましたが今は・・・。誰かがやればという雰囲気がありますから県体終了後からかなり言い続けてきました。これが伝わらない状態でしたし、いつまでたってもこちらが求める意識レベルまでは上がってきません。情けないことです。

それが影響してなのか、午前中の練習からなかなかピリッとしません。坂道を走ったのですが明らかにコーンの手前でスピードを緩める者が半分くらい。こちらが話をしているにもかかわらず全く伝わっている感じがありません。返事をする事に関してもここ最近では一番出来ていない。技術云々の前に「意欲」や「取り組み方」から教えていかなければいけないという合宿ではないと思っています。ある程度の水準で合宿が出来ていましたからここの話をしないといけないのはしんどいですね。我慢というかそこまでやってやる必要はないかなと考えています。20代の頃は合宿に参加している選手の意識レベルを引き上げないといけないという感覚が強くありました。しかし、そこは私がやるのではない。結局こちらが何を言っても合宿だけで変わるはずはありませんからね。何度も繰り返し「最後まで走れ」と言いましたが、やはりスピードを緩める。時間の無駄。

午後の練習開始時間になっても誰も並びません。こちらから言われなければ並ばないのか?5分経っても何も行動する様子がありません。kida先生が全体を集めて話をされました。ここ5年間でkida先生にこのような初歩的なことで注意を受けることはありませんでした。基本的な部分がきちんとできていない合宿だということです。どれだけ話をしても聞く気がない者には絶対に伝わりません。この状態で良いのか?怒るというよりも本当に情けない状態だと痛感しました。

午後はスティックを使っての練習。うちは脚運びをかなりやってから間を広げます。ほとんど重心移動が無い状態から直線的に運んでから前まで引き出す。時間がかかります。今回は最初から幅が広い状態でスタート。ここで普段からの練習でどれくらい動きの部分をやっているかが分かります。うちの選手、普段から雑だと言い続けていますがやはり雑です。普段出来ないことが特別な場面で出来るはずがない。本当に情けなく思いました。ここ数年は合宿の中心として声出しや練習自体でも引っ張っていましたが、今回は本当に出来ません。うーん。それでも選手には全く伝わっていない気がします。うちの選手も「何を注意されているのか分からない」状態が続いています。戦える状態になるはずがないのです。

このままの水準で戦えるとは思えません。比較対象は「過去のチーム」です。これまで色々とやって来た中で目標とする部分には届かなかった。それ以下の取り組みで届くはずはありません。目の前で見てきた上級生の取り組みを越えない限りは絶対に届かない。女子の体重管理、男子の身体作り共通する部分がかなりあります。分かってもらえない限りはどれだけ言っても変わらない。誰か一人でもリーダーシップを発揮できたり、きちんと出来る者がいれば全く違うのですが今のままでは間違いなくダメですね。本当に情けない。

微妙な気持ちで1日目を終えました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする