kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

力を出し切る

2011-06-15 | 陸上競技
月曜日、朝練の時間に女子に話をしました。突き付けるのは「厳しい現実」なのか大きな「可能性」なのかは受け取る選手の「心」次第です。

県総体、うちの選手は実力の80%しか出せていませんでした。競技に向けて「力」を出すという前に自滅していた部分が大きいですから。自分の感情をコントロール出来ずにレースプランも立てられない。このような状態でスタートラインに立つ事はここ最近では無かったことです。悲しいかなこれが現実。チームとして一番大切な「心」をつなぐ事が出来ずにマイルの準決勝でバトンを落とす。その後も拾おうとしない。こんな形で終わらしてはいけないという「想い」がありました。何とかつないで4分10秒かかって決勝へ。棄権しても良いのではないかという感じでした。本当に大切なものを見失っているチームが本当に決勝の舞台に立っても良いのか?という感じでした。誰もが「原因」を他者に求める。だから全ては上手くいきません。決勝では運良く2位に入ることが出来ましたが手放しで喜べるものではありませんでした。

ここをどうにかしなければいけません。男子以上に労力がかかっていると思います。それでもこのような形で終わらせるわけにはいかない。尽きかけていたエネルギーを全て注ぎました。そして先週の水曜日、卒業生の前で話をしました。これは前書いた通りです。そして月曜の朝練へとつながるのです。

まだ持っている「力」を出しきれていない。全てやっての結果を手にしていません。練習に関してはかなりやっています。単純な「力」としては例年以上かもしれないと感じています。しかし、それを引き出すための大切なものが欠落している。だから総体のような結果になる。誰も喜べない、納得ができない結果となる。何も残らないレース、誰の「心」も動かないようなレースでは誰のためにめなりません。ここを打破するため、全員を生かすためにこれまでにはない決断をしました。そしてそれを伝えました。大会当日になれば分かることですからあえて詳しくは書きません。理解できない者もいたかもしれません。しかし、中途半端なレースをしても意味はないのです。全員が私が話している本当の意味を感じ取らないとチームとしては次には進みません。

全員が最大限の「力」を発揮しない限りは次にはつながりません。総体と同じように80%で何とかなるようなレースはありません。だからこそ追い詰められて「力」を出し切る必要がある。「何かを捨てる」のではありません。全てを生かすために決断をしました。特に中国の最終日、何を想い走るでしょうか。諦めて気持ちの入らない走りをするのか、「もう1本走らせる」ために120%の力を引き出すのか。マイル、決勝に残ることができたらインターハイに届くと思います。通常で考えると「無理だろう」と思われるでしょうがそれくらいの「可能性」だと思います。

これまでのモヤモヤを全て吹き飛ばす走りができるでしょうか。インターハイで戦えるような選手を育てたいと思っています。まずは継続的にインターハイに行く。一人でも多く全国を経験することが次につながっていきます。そのことの意味をどれだけ感じ取れるでしょうか。全員が「力」を出し切ってもらいたいですね。少しずつですが表情が良くなってきています。どこまで力を引き出せるか。最後は「心」だと思います。ここまできたらそれが全てです。
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果てしない繰り返し

2011-06-15 | 陸上競技
ここ最近これまでとは違うストレスを感じ続けています。何とも表現しにくい感情です。前日、本当に「ありえない」出来事がありました。大会期間中です。常識的に考えて「ありえない」ことでした。これまでの卒業生に顔向けすることができないことでした。かなり怒りました。これまで話してきたことは100%無意味だと感じる部分です。

その後全体にも個別にも話をしました。卒業生も話をしてくれたようです。が、どうみても自己中心的な行動、考え方が変わったように感じません。男子の行動が変わらないのは原因があります。土曜日の練習中我慢が出来なくなり厳しく話しました。どこまで話をすれば分かるようになるのか…。
「足が痛い」と主張する者が数名いました。が、私には「足が痛い」と1度言いに来ただけであとは勝手に補強をしています。最初の1日しか言いに来ていないのでどのような状態なのか回復度合いはどうなのかも分かりません。治療に行っているのかも分からない。何をやっているのか。更に土曜日には先日から注意をし続けている者が勝手に別の練習を始めました。もう何も言う気にはなりません。他の者がやっているメニューとは全く違うことをやっているのです。それも顧問には一言も言わずに。男子はここ最近このような姿が多くなっていました。好き勝手にやっている。こちらの指示は全く聞きにこない。私も「もうどうでもいい」という感じになっていました。先日の「問題行動」の責任を感じているのであればもっと考えることができるはずです。何をやっているのか分かりません。

練習途中で全体を集めました。明らかにおかしい行動について話をしました。高校の部活動に来ているにも関わらず自分の好き勝手に練習をするならやる必要はない。一人でやればいい。その行動を見て周りが同じような行動をするからチームとしての活動は成立しません。「足が痛い」ならどういう状況なのか、どのような練習なら出来るのかをきちんと話をしなければいけません。それができないなら辞めて一人でやりたいようにやればいい。男子はこの部分が強くありました。相談もしないで自分でやる。それなのに困ったら「指導して欲しい」というのは自分勝手過ぎると思うのは私が間違っているのでしょうか。

「自主性を重んじる」というのは言葉としては非常に聞こえは良いですが実際はどうなのでしょうか。高校生の部活動では分からないこと、出来ないことが多すぎる。それはきちんと教えていかないといけないと考えています。常識を逸脱した行動をするのは私の指導が不足していたからかもしれません。しかし、話をすれば言い訳をする。見えないところでは浮かれて考えられない行動をする。この状態で顧問として何をするのか。明らかに違う方向に向かっている。それを正そうとしても話しは聞かない。一緒に練習する云々ではないと思います。

情けない、は通り越しています。無力感が漂っています。かなり厳しい状態にあります。「陸上がやりたい」「練習がしたい」というのは簡単です。が、実際問題顧問の指示を聞かない、指導に従わないのに部活動に所属してやっていく必要があるのかは甚だ疑問です。考えられない現実です。公に書くことはできません。それだけの問題だと思っています。小さなことではありません。その意識がどれだけあるのでしょうか?

あれだけ話してまた同じような事を繰り返す。これで何かが変わる日が来るのでしょうか…。果てしない繰り返しをこれからもしていくのでしょうか。あくまで教育活動の一環だという気持ちでいます。が、それを越えている部分があります。「個」の意見を押し通すために「全体」を捨てるのはおかしい。話が伝わらないならどこかで見切りをつけないといけないと思っています。限界を越えています。

詳しくは書きません。書けません。が、今までとは全く違う部分があるのは確かです。私が批判される部分もあるのかもしれません。どれだけの労力を要するかは想像を絶しています。怒りを通り越しています。

0からやり直したい。そう思うのは私だけなのでしょうか。疲れきっています。
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