kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

これが本物になれば…

2011-06-25 | 陸上競技
土曜日、テスト週間ですが少しだけ練習をすることにしていました。練習を継続するという部分がありますが、もう1つは学校に来させて勉強をさせるという意味合いが強くあります。部活だけをやっていると思われたくはないですから。また、夏休みには合宿もあります。期末考査が不本意な成績になってしまうと合宿に参加できなくなってしまいます。何のためにやっているのか分からなくなる。自分の目標を達成するためには練習以外の部分をきちんとやらなければいけないのです。練習とは全く違うと感じるかもしれませんが全てはつながっているのです。

練習を始めようと思い武道場にいくと選手が畳をホウキで掃いています。何があったのかを聞いてみると武道場の中に羽蟻か何かの死骸が無数に落ちていたようです。さすがにこの状態で練習はできませんから掃除をしていたと。前日の夜に一般の団体が使用していましたが、その時に窓を開けて照明を点けていたのかもしれません。終わって消した後に行き場がなくなってしまった可能性があります。どちらにしても掃除をしなければいけない状態に変わりありません。使っていないところも合わせて掃除をさせました。一部の者だけがやるというのはよくありませんから。

サーキットをやった後に外補強をしました。これもいつもの流れです。もちろん全てをやるだけの時間はありませんから主要種目だけにしました。これだけでも1時間程度かかります。いつも通りやるととてもではないですが終わりません。ほとんどの者が一生懸命に取り組んでいるように映りました。表面上の変化なのか本質的な変化なのかを判断するにはまだ早すぎると思っています。1つ1つの動きの細かい部分にまで気を配れるようになるともっと効果が上がっていくと思います。大きな部分は良くなってきていますがいつもこれくらいの質の練習が出来れば…ですね。

終了後、最後に折り返し走をしました。普段なら走った後に補強をするパターンでやっていますが今回は珍しく逆にしました。短時間の練習ですから負荷がかかった中での走練習という形で補いました。ここ最近は短い距離をハイスピードで走るような設定にしていましたから、心肺機能に負荷をかけるためにも補強の後が良いかなと考えました。疲れた状態で走るというのはあまり効率が良くないと思っていました。しかし、疲れた中でスピードを上げるためには正確な動きをしなければいけない。また、いつもよりも強い気持ちを持たないと「疲れ」に負けてしまいます。色々な意味で「想い」が試される練習になります。

今の「想い」には手応えを感じました。それくらい気持ちの入った走りができました。これがあと1年間出来れば目標に届く可能性があります。もちろん、裏表なく全ての事に対して全力で取り組むことが出来るようになればの話ですが。
チームはリーダーがしっかりとしなければいけません。リーダーには大きな責任が伴います。しかし、リーダーが周りに指示を出せるようなチームにならなければ強くはなりません。今求められているのは強いリーダーシップです。また、それを支える周りのサポートも必要となります。このシステムも作っていきたいと思っています。競技力だけを上げるのは不可能です。人間性を高めながら競技力を上げていきたい。それに選手が応えてくれるようなシステムを作りたいと思っています。

先は長いように感じられるかもしれませんがあっという間に時間は過ぎていきます。まずはインターハイで力を発揮して戦えるようにす。それを来年に結びつけたいですね。やることはたくさんあります。気を抜けません。
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テスト週間に入る

2011-06-25 | 陸上競技
金曜日、1学期の期末考査のテスト週間に入りました。中国大会明けからかなりの負荷をかけています。加えてここ数日間の蒸し暑さと日差しの強さは異常です。それだけでダメージが残ってしまいます。貧血気味の女子には辛いでしょうね。考査期間でちょうど良い休息になればなと思います。特に1年生は火曜日からの3日間の練習でフラフラになっています。激しい筋肉痛に襲われているようですが慣れるまでは仕方ないでしょうね。

練習は軽めに。ミニハードルを使ったドリルをやってすぐにバトン走。本当は秋の県新人を想定したバトン走ができると良いのですが、インターハイに出場する選手もいますから「できるだけ高いスピード」で走れるように男女を組み合わせて実施しています。インターハイまではこの形態でやろうかなと。走ろうと思った瞬間一時的に雨が降りました。ほんの一瞬だったのですが「これは走れない」と感じるような雨でした。1分も経たずに止んだのも問題は発生しませんでしたが。この天候、どうにかならないものでしょうか。辛すぎる。

バトン走は意識するポイントを明確にしました。単に走るだけではなく何をやろうとしているのかを考えながらやることで間違いなく効率が上がります。こちらが求めていることをどれだけやろうとしているのかを見ていきたいと思います。1本目に注意したことが3本目で出来ない者がいました。これは完全に気が抜けたのだと思います。「バトンを渡した」という部分で満足してしまって意識するように話した部分を忘れてしまったようです。こういう部分を今からは無くしていきたい。ここは徹底するつもりです。「少しだから」と見逃してしまうと、これまでのように大きなミスにつながってしまいます。ダメだと判断したときにすぐに話す。これを繰り返していきたいと思います。

短時間の練習でしたが随分雰囲気が良くなってきました。声も出るようになってきましたし、「強くなろう」ともがいている姿が見られます。これまでであれば数本で集中が切れていた者もいますが今は最後まで持続できます。「競技に集中している」という感じが出てきました。もちろん、まだまだ足りないモノはあります。それでも小さな成長を見つけていくことが今後の大きな成長につながるはずです。これまでの課題である「男女間の意識の差」「男女の壁」を取り除いていこうと思います。ベタベタ仲良くするのを求めているわけではありません。競技には不要ですから。しかし、男女が互いに目標を共有し協力して練習を進めていくことは必ず良い成績につながります。これまで指導してきた中で「仲間意識」が強いときにはチームは大きく成長します。この部分の意識を持たせていきながら目標に向かっていきたいと思います。

その後は諸事情で帰宅。すぐに外出。飲食店で偶然知人に会いました。色々と話を聞きましたが大変なようです。うーん、本当に大丈夫なのだろうか。途中卒業生から電話がかかってきて対応。今後のことについて話をしました。「想い」を込めて行動しようとしていることに賛同してくれました。本当にありがたいですね。できるだけ早く「形」にしたいと思います。
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身体作り

2011-06-25 | 陸上競技
木曜日、午後の練習は身体作りとしました。卒業生が一人会いに来てくれましたから一緒に練習を見ていました。卒業生、かなりの頻度で練習に来てくれます。様々な思い入れがあるのでしょう。こういう気持ちを大切にしていきたいですね。練習を見ながら近況報告を。

練習内容はほぼ火曜日と同じことをやりました。ほぼ冬季と同じメニュー。春からはウエイトを止めました。冬季には主要種目だけを入れていたのですが予想していた以上に筋力が上がりました。投擲選手並みのベンチの重さでやっていましたから…。それに伴い筋肥大してしまい身体が大きくなりすぎてしまいました。体重の増加もあったため出遅れてしまった感じがあります。使えない筋力は脂肪以上に重くなります。この反省を生かし静止した状態でのウエイトトレーニングは一旦停止。シャフト補強とプレート歩行に重きを置くことにしました。正しいかどうかは全く分かりません(笑)。

プレート歩行を入れてからは実施していなかった「スイング歩行」も再び導入することにしました。やっている動きは同じようなものですが更に不安定さを生み出した方がいいかなと。ある程度身体が出来てきた者は安定しますが、1年生はフラフラです。仕方ないですね。加えてBOX補強も。体幹強化に特化したメニューとなっています。片足支持や動きの中で鍛えるという部分がここ最近の大きなテーマとなっています。思いつけばまたメニューが増えていくかもしれません。

客観的に見てやはり雰囲気に変化があります。「強くなろう」とする気持ちが出てき始めました。本来ならこれがもっと早い段階でチームに浸透しないといけなかったのですが。同じチーム内の2年生がインターハイ出場を決めました。県総体が終わってから「インターハイに行く」というのが現実味を帯びてきてから本人も目の色が変わってきました。今までは甘い部分がかなり×100ありましたが、この数週間は競技に集中できていました。競技に集中しづらい環境があったのは事実です。それでも「インターハイに行く」という強い目標があったからこそこの期間はブレませんでしたその結果、大幅ベスト更新でインターハイへ。他の選手は「来年のインターハイに向けて」今きちんとやっておかなければいけません。ここに関しては本当に繰り返し話すようにしました。本当に自分がインターハイに行きたいのであれば与えられた時間を最大限に使わなければいけないのです。本人の自覚の問題。

数人は本当に「強くなりたい」という気持ちが見えます。これが本物になって継続できれば来年の中国大会では見違えるような結果が出せると思います。そのためにも「競技の指導」に専念させてもらえたらと思います。練習中に「生活指導」をしなければいけない状態では絶対に目標には届きません。「速く走るため」に練習をしています。その練習をする心構えや他者への配慮、一般常識的な話を続けていては「インターハイ」は夢のまた夢です。もちろん、この部分の話もします。が、「生活指導」中心の陸上競技指導はあり得ないと想います。本当に強くなりたいのであれば「日常生活」はきちんと送れて当たり前。その上に「競技指導」があるのですから。大雑把な指導では継続したチーム作りはできません。ある程度系統だった指導が必要となります。「何のためにやっているのか」を考えさせながらやっていくことで変化が生まれます。

ここ数日間はとにかく最初から練習に出てサーキットから見るようにしています。やはり原点は補強だと思っています。「やるだけ」の補強と「強くなろう」とする補強では同じ動きをやっても効果は全く違います。数ヶ月後、それは取り返しの付かないほどの大きな差になるのです。補強をしているときにひたすら意識する部分を言い続けています。これが定着すると大幅に強くなります。結局は「形」ではないのです。その中身の問題です。横断幕について書いている部分と共通します。練習だけやればいいとは思いません。「結果」を出すためにどれだけの事ができるか。練習だけ一生懸命やってそれ以外は手抜きというのでは、出した「結果」に意味はありません。「速いから勝った」というだけです。そうならないためにもきちんとした取り組みができればと思いますね。

選手は疲労困憊。数日間しっかりと負荷をかけることができました。1年後のインターハイで勝負するために私も全力で取り組んでいきたいと思います。
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「考え方」を示す

2011-06-25 | 陸上競技
このblogで「考え方」を示し続けてもうかなりの時間が経ちます。記事総数は約2700件くらいになるでしょうか。1日1回としても7年になります。その間多くの事がありました。「事実」を記してもやはり内容的にふさわしくない部分もあった。それにより批判を受けたこともあります。問題点のすり替えに近い現象が生じるというのは私としてはどうかと思いますが、「悪い」ものを「悪い」と指摘してから私が非難されるのはどうも受け入れがたいですが、それが「現実」なのだと改めて感じる部分があります。

このblogをどれだけの人が見ているのは定かではありません。誰が見ているのかも。アクセス分析をしていけばIPくらいは分かるのかもしれませんが、そんなことをしても無意味だと思うのでしません。一方的にメッセージを送るというスタンスは最初から変わらないことです。私自身がどのような人間でどのような「考え方」「生き方」をしているのかはこのblogを見ている人にはある程度分かってもらえるのではないかと思います。もちろん、このblogに書くことが全てではありません。書くことができない事実のほうが多くあります。それは私自身のことではなく「指導」に関することであったり、第三者への疑問であったり多岐にわたります。

競技の指導に関することは書けます。しかし、個人的な指導に関してはやはり書けないと思います。多くのことを「我慢」しながらやっています。全てを表に出せば「そうなのか」と納得、理解してもらえることであってもここに書くことが全てではありません。だからこそこのblog以外の所で私の批判が生じるのだと思います。職業柄それは仕方ないことだと思います。ここ1年間かなり精神的な負担がありました。1つ1つ挙げていくことはできませんが、本当に大変でした。「疲れた」と書いている時には必ずといって大きな問題が生じています。その詳しい内容をblogに書いたところで「大変だな」という感じで終わるでしょう。そこに意味は感じません。だから書きません。1年間の間に今まででは「考えられない」ことが多く発生しました。これは陸上競技の指導の域を大幅に超えている部分です。それでも私は1人1人と向き合ってきたつもりです。それをどう感じられるのかはこのblogを閲覧される人それぞれだと思います。

最近、事実とは大幅に異なる批判を受けていることを知りました。悲しい気持ちになりましたがそれは受け入れていくしかない部分だと思います。それに対して1つ1つ言い訳(説明)をしていくことは不可能です。周囲から受ける評価はどうにもできない部分があります。私の知らないところで一方的に伝わる情報では「kanekoの指導はおかしい」と捉えられても仕方ないのかもしれません。それが事実とは違っても。幸い卒業生や身近な人は理解してくれています。多くの卒業生が会いに来てくれます。それだけで十分だと感じます。本当に指導が間違っているのであれば誰も会いに来ないでしょう。そう思っています。「考え方」を示すことの弊害はあって当然です。ある程度は覚悟しているつもりです。それでも書き続けることには大きな意味があると信じています。

先日、ある保護者から手紙を頂きました。本校の陸上競技部の指導にご理解頂き、「本校の陸上競技部に入って良かった。kanekoの指導を受けられて良かった。」と文面に綴られていました。涙が出るほど嬉しかったですね。全ての人に理解していただくことは難しいと思います。特にこれまで生活指導などを受けていない者にとっては私の指導は「厳しい」と感じられるかもしれません。しかし、「当たり前」のことしか求めていないつもりです。「他人に迷惑を掛けない」「チームのルールを守る」という根底があり、「周囲に気を遣う」「自己中心的な行動は取らない」といった「当たり前」のことを話している。この意味が分かるようになると本当に生徒は成長します。一気に変わるのです。その成長を保護者に感じていただけるようになると全ての苦労は報われた気がします。

「考え方」を示す。本当に大変なことです。文字だけで現実と事実を伝えるのは難しい。そのニュアンスは口頭でないと伝わらない部分があります。それでもblogを続けています。私自身の価値観です。思うことを書きました。「信念」を持ってやっていきたいと思います。
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