kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

最後のポイント練習

2011-06-16 | 陸上競技
月曜日、午後の練習は中国大会前の最後のポイント練習としました。バトンもある程度安定してきています。何とかチームベストを更新してもらいたいですね。50秒切りが出来れば準決勝進出もあります。簡単なことではありませんが持っている力を出し切ってもらえたらと思います。

その後はSDを少し。女子で100m・200mの2種目で中国に出場する者はインターハイの可能性が十分あります。国体合宿でスタートに関してはかなり改善が出来ました。まだまだ修正しなければいけない部分はいくつもありますが出遅れる、加速に乗らないという最大の問題点はかなり良くなりました。今まではここで遅れてしまい後半で追い付くというパターンでしたが100mでは間に合いません。200mではカーブを抜けるところまで並んでいたら何とかなるという感じがありますがこれでは戦えません。200mで25秒5を切るためには100mでも12秒5は切らないといけなくなります。最低でも12秒4前半までいっておきたい。そのために総体以後はこの部分に時間を割いてきました。
男子と一緒に走らせました。スピード的に12秒中盤の選手がいるのでそこで競り合わせながら走りが崩れないように。何とか戦えそうな所まで来たかなという手応えはあります。

そのあとは150m+α。これも男子と一緒に走らせました。微妙な追い風に乗って走らせようと思っていたのですがスタートする直前から弱い向風になりました。まーこんなもんでしょう(笑)。県総体前よりも走れていました。ここで走れればほぼ間違いなく走れると思っています。後は「心」のコントロールだけですね。これが出来れば狙った場所に届くと思います。

400mHは300mH+α。こちらは途中完全に脚が詰まってしまい大失速。1区間のタッチダウンだけで0.5秒落ちてしまいました。400mHの怖さはここにあります。きちんと作戦を練らないといけません。うまく走れなかったのでもう1本走るかという感じになりましたが、最終的に本人が「他の者と一緒に走る」と決断して止めることに。どちらでも良かったのですが「チーム」としての練習を優先したということだと思います。最後の中国前に成長してくれたのでしょう。

最後はマイルのために250m+α。選手から「バトンを持って走っても良いか?」という話があったので許可。あくまで「マイル」のための練習ですから。以前、タイムが良すぎるので確認したら距離が5mくらいずれていたことがあります。あれ以来怪しいので必ず確認しています。距離的には5m違っても全く問題はないのですが、目安としてタイムを計っているので出来るだけ正確に。前回は前半から突っ込んでいきスピードを維持できました。今回も同様。後先を考えずに最初から走るように指示を出しました。全体的に良く身体が動いていましたね。33秒5、34秒7、34秒9、35秒0でした。このタイムだけを見ると間違いなく昨年のタイム以上です平均しても34秒5ですから速いのは間違いないですね。ラップでいえば全員が59秒で行ける「可能性」があります。これを実現できたらどうなるのか?この日の朝に私が話した内容が少しは伝わっているのかもしれません。「勝負」は準決勝になると思います。他のチームとは違う意味での「勝負」です。相手云々ではなく自分の力を最大限に引き出す。決勝に行くだけが目標ではありません。やるならインターハイです。そ
のためにエースを決勝の舞台に立たせる事が出来るかどうか。準決勝の1本に全てを賭けるつもりでいかないといけないと思います。

準備は出来たと思います。色々な事がありましたが何とかここまでたどり着きました。総体前と比べると精神面は安定してきていると思います。これを大会までにどう保つか。3年生の最後の意地に期待したい。何を残すのかです。
コメント
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