kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

現実4

2011-09-16 | 陸上競技
どうしてここまで伝わらないのか?もどかしくて…。かなり怒りました。これで「なぜ怒るのか」と問われたら私は答えることが出来ません。逆に指導者はこんな状態でも諭すというレベルの関わり方が出来るのか疑問に感じます。

脚を痛めた者にはアイシングをさせました。もう1人を呼んで話をしました。こんな状態で指導ができるのかと。「何故、忘れ物をして勝手に練習をするのか?お前だったらどうするか?」と質問すると「自分が忘れたら、怒られるのが嫌だから行かないと思う」との返答。間違いない事実だと思います。自分が何かをしてそれを注意されるのが嫌だから逃げる。それが今の状況を作り出しているというのが分かってもらえません。自分が間違った行動をして、その部分を指摘されるのを嫌がる。本当に大切な事をやらずに他の事をやる。これでチーム作りをしようというのは不可能に近いと感じました。

明らかに反抗的な態度だと感じでした。これでも普通の人なら我慢をするのでしょうか。私には出来ませんでした。「どれだけ私の事が嫌いなのか?指導を受けたくないからこれだけの行動になるのでは?」と問いました。客観的に見るとそう感じてもおかしくないと思います。

話していると「練習の雰囲気が悪いと言うが、雰囲気が悪いのは先生の機嫌が悪いからだ。自分達は一生懸命やっている。」と言い返されました。また、「自分達は高校生だから先の事を言われても分からない。」「反抗的な態度を取るのはもっと練習を見てもらいたいから。」と。この状態でこのような言い方をされるのか…。怒りは一気に冷めました。落胆です。あれだけ話をしてきてこんなことを言われるのか。

私の指導スタイルはほとんど変わっていないと思います。万人に好かれる指導ではないかもしれませんが、選手と向き合いながらやってきたと思います。それでこれですから…。「全員がそう思っている。」「今まで思っていた事を言えてスッキリした。」とまで言われて「ハイ、そうですね」とはいきません。かなり厳しいなと思いました。話をしても「悪いのは全て指導者」という感じがあります。自分達の行動を見直そうという雰囲気ではありません。根本的な部分が違っているので話しはどこまでいっても平行線のままです。指導を始めて数日であればこちらの話を理解してもらえないというのもあるかもしれませんがここまで来て…ですね。

さすがに失礼ではないかと思います。これも私が思うだけであり、客観的に見てみると私がおかしいのかもしれません。私の行動、指導が100%正しいとは思いません。が、選手には最低限やってもらわないと困ることがたくさんあります。これをやらずに自分の意見だけを主張するのは「まだ高校生」だから許されるのか?やりたいことだけをやるのは部活動ではないと思っています。集団の中で何かをやるためにはルールがあります。指導者の指導に従いたくないのであれば部活動は出来ないと思います。

かなり無力感がありました。言いたいことを言われて、こちらの話は全否定。もう無理だという気持ちが私の中で大きくなりました。それでもこのままでは良くないと思い話をしましたが、意味があるかどうかは分かりません。

現実です。さすがに指導をしていこうと意欲的になれませんでした。翌日他の者の日誌を見ると「意識すれば出来ることをやらなかった」「改めていかないと何も変わらない」と書いてありました。その日だけ書くのでは意味がありません。今後を見ていくつもりです。ただし、1人だけは「言いたいことを言ってスッキリした」と書いてありました。

これ以上はblogには書きません。一方的な書き方だと非難されるのは覚悟の上です。ここには書くべきではないと思って感情を押し殺して書いています。誰かに擁護してもらおうという気持ちは全くありません。我々の仕事は我慢を強いられます。いつの間にか「お客様主義」のようなスタンスになっていて、周りのご機嫌伺いをして過ごすようになってきている。本来の教育とは何か。それを見失っている気がします。「それほど熱くならなくても」と言われるかもしれませんが情熱を失うくらいならこの仕事はできません。かなり失意を抱いていました。そのためblogを書く気になりませんでした。

長くなりました。すみません。
コメント (2)
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