kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿

2011-09-28 | 陸上競技
日記の内容がかなり偏っています。すみません。この数週間の流れを考えると「国体のために」という感じになっています。他の選手の練習をしっかりと見る時間がありません。今年は特別だと思っています。だからこそ自立と自律が必要になってくると考えて何度も取り組む姿勢についての指導をしてきました。私がいないから出来ないというのでは困りますからね。毎週末は合宿という形でやっています。自分のチームの練習を見ることが出来ないのは本当に申し訳ないと思いますが今年は…。

金曜日からは国体合宿が山口で。練習会場が確保してありましたが国体開会式リハーサル前日ということで音響機器の調整等が入っていました。集中して練習が出来る状態ではありません。が、今のうちの選手にとって走れる環境があるというだけでかなり大きなことです。前日に引続き最初軽く入って60mまでの走りを繰り返しました。「日に日に良くなる」というのはこういう事だと思います。前日の走りよりスピードが出るようになっていました。また、この数週間真剣に身体に目を向けることが出来たため股関節の柔軟性が少し高まった感じがありました。今まではガツガツした走りでしたが少しスーっと走れるようになったと思います。それでも午前中は確認で終わりました。この3日間の合宿でしっかりと走る予定にしていましたから最初から無理をする必要ないと。

午後はサブトラックに移っての練習。少し距離を伸ばすことにしました。まだまだ最初からガツンと出るのは控えました。中間の維持区間を少し長めに取りしっかりとスピードを保つ練習にしました。この段階で師事している方に動きを見てもらえるチャンスがありました。自分だけでなんとかしようと抱え込むのではなく多くの人(信頼できる人に限りますが)の力を借りながら育てていければと考えています。前述のように少し股関節の柔軟性が高まってきたので膝が出るようになっていました。いくつか指摘されたポイントを本人と確認しながらやっていきました。この最近では一番は走ったのではないかと思います。距離は短いですがこういう積み重ねしか速く走る方法はありませんから。終了後、体幹の補強を20分程度実施。不足している部分を補うためにはできるときにやっておかなければいけませんから。

土曜日、残念ながら競技場は使えません。メインもサブもリハーサルのために使用不可です。これに関しては思うことがありますが。あえて書きません。そのため午前中は練習ができません。急遽、地元に戻って治療をすることにしました。万全を期すためには油断せずに治療をしていくことが大事だと思います。治療までに少し時間があったので動きの確認だけをしておきました。歩き方がおかしかったのでまた痛みが出たのかと心配しましたが「筋肉痛」とのこと。全く走っていない状態からスピードを上げて走ればそれなりのダメージがきます。使えていなかった部分が使えたということですから良い傾向です。筋肉痛ごときで練習は落とせません(笑)。その後治療へ。
午後からは防府の競技場で練習。これに関しても色々と問題がありました。これも書かず。午後からは前日同様、流れからの走りをしました。数本確認してついに最初からスピードを上げていくことに。痛みが出なければ問題なし。最初もたつくかなと思いましたが思っていた以上に走れました。さすがに後半は動きが硬くなっていましたし、疲れで維持ができなくなっていましたが問題なしです。ここまで走れれば何とかなります。

日曜日、急遽午前中練習になりました。ここまできたら県外でやった方が良かったのではないかという気もします。この日はついにスタブロからの出ることにしました。短距離コーチにお願いしてスタートを見てもらうことに。ほとんどやっていなかったのでどうなることかと思いましたが、修正してもらう中である程度の水準までは回復しました。まだまだ安定しませんが、上手くはまったときには好調時と同じような走りでした。やっとここまで戻りました。よく走れたのでこれで終わろうかと思っていましたが、前日に約束していた120mを走ることに。私はある程度満足していたのですっかりと忘れていました(笑)。本人が覚えていたのは立派。最後の30m位はいっぱいいっぱいでしたが本人は納得していました。走っていないのでこの後半は仕方ないと思います。

この3日間の合宿、こちらが予定していたものが全てできました。走り自体もある程度の水準までは戻りました。12秒中盤では走れると思います。これが最低レベルでなければいけません。選ばれたからには最大限の努力をしていく。当たり前です。大会でベストが更新できればいうことはないのですが、大きい大会で自分の持っている力以上のものを出すのは難しい。だから、今出せる100%の力を出し切れるようにしていきたいと思います。残された時間は2週間。できることをひたすらやっていきます。

精神的な苦痛だけでなく選手が走れないという状況があり、blogを更新する事ができませんでした。これからは何とか毎日の更新ができたらと思います。

色々とご心配をおかけしますが、応援してやってください。全力でやっていきます。
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復調への階段を上る

2011-09-28 | 陸上競技
県新人では全く走れませんでした。これにより周りの評価はかなり厳しいものとなりました。仕方ない部分です。実際の所、走れていないというのは事実です。このままでは国体を走ることができないのではないかというところまで追い詰められていました。顧問の立場としては「走らせてやりたい」と思いますが、国体スタッフの立場からすると全体のことを考えないといけないので何とも言いづらい部分があります。沈黙を保ちました。「走れるように最大の努力をする」という言葉しか出てきません。それ以外の言葉は意味をなさないからです。本当に辛かった。

完全休養日を2日間入れて、少し身体を動かすことに。しかし、火曜日雨の中走ろうと思いましたがまだ足首の痛みが引きません。1歩走って終わり。本当に「辞退」という言葉が浮かんできました。走れないのに参加するというのは不可能です。すぐに鍼に行き他の治療院を探しましたが、時間が時間だったので他には見つかりません。色々と探して翌日近くの整体と気功に行くことに。「痛いならやるな」は整形外科の決まり文句です。痛いのを我慢して練習をする必要はないと考える保護者もいます。しかし、高校3年間の限られた時間で最大の目標を目指すなら覚悟を決めてやっていくしかありません。

水曜日朝少しだけ走りました。前日は全く走れませんでしたがこの日はある程度走れていました。無理をさせることはできないので最低限の練習量に抑えました。午後は治療へ。とにかくできることをやるしかありません。この治療により飛躍的に良くなりました。どちらにしても治る時期だったのかもしれませんが、治療が合っていたのかもしれません。治るなら何でもやるという気持ちでやっていました。かなり遅くまで治療をしてもらいました。感謝です。

木曜日、朝からかなり痛みが治まっていました。多少痛みはあったと思いますがここまできて痛い云々は言っていられませんから。やっとここまで来ました。午後は競技場で走りました。基本的な動きをやってから60mまで。足首に痛みが出るのを避けたかったのでガツンと出るのではなく流れから出るようにしました。前半は気持ち抑え気味な入り中間へつなげていくようにしました。県新人の時はまたハムストリングを痛めるのではないかという不安から全力で走れなかったようですがこの日は恐れることなく走れました。これにより本人の精神的な負担はかなり軽減されました。走れない中で合宿を迎えることは避けられました。

練習以外でも「良い」と思われることは全てやりました。サポーター、アンクレットを準備して身体の中の流れを良くすることにしました。水曜日の治療時に「気」が入ったヘアゴムをもらったのでそれも装着。効果があると思っていれば必ず意味があります。着けていれば治る。ショップの人と話をして非売品と言われる物も譲ってもらいました。特別会員限定だと言われましたが「切羽詰まっている」とアピールして手に入れました。カッコ悪いなんてことは言ってられません。私が頭下げてそれで治るなら安いものです。かなり仲良くなりました(笑)。

日に日に良くなってくるのを私も選手も感じていました。そして合宿に入ります。
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