kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

目が覚める?

2011-09-01 | 陸上競技
前述のようにかなり話をしました。今までと同じレベルの取り組みでは間違いなく劇的な伸びはありません。何かカンフル剤になるものが必要だと思います。偶然にも色々あったので私が激ギレしたので雰囲気は引き締まりました。当然ですが。

練習はかなりロスをしてしまいました。練習をすることよりも何百倍も大切なことがあると思います。もちろん走ることでしか出来ないこともたくさんあります。根底となる部分が疎かになってしまったら一番大切な部分を見落としてしまいます。結局練習の一部を減らすことで対応しました。仕方ありません。バトンはやっておきたかったので渡すのと受け取りを数本やっていきました。

最後に周りは真っ暗になりましたが、走ることにしました。決めていた練習内容とは若干変わってしまいましたが、短短と短長に分かれて練習実施。学校でやったので距離設定が曖昧でしたが関係ないですね(笑)。前半にかなり話をしましたから少しは目が覚めたかなという感じです。声も出るようになりましたし、積極的に走れるようになりました。

が、1人1本目で場所を譲ってしまいきちんと力を出せない者がいました。これまでも「力」が付いてきていてもそれが引き出せないでいました。この期に及んで何をやっているのかって話です。かなりキツく話をしました。これで殻を破れなかったらいつまで経っても同じことの繰り返しになります。学年も実績も関係ありません。その時に「絶対に負けない」と思って走れるかどうかだと思います。
そこから劇的に走りが変わりました。これが大切なんだと思います。本当に目が覚めたのかもしれません。走りの気迫が変わりました。これに周りが刺激を受けてくれればと思います。誰か1人だけが目が覚めても何も変わりません。全員が劇的な変化を示して初めて本当の意味が出てくるのです。

かなり遅くなってしまいましたが、このタイミングを逃したくないと思いました。気持ちの部分を強くするための練習を最後に入れました。本当に強くなりたいならそれを全力でやっていくしかないと思っています。まだまだ本当に変わりきれていない部分があります。時間はありませんがやるしかありません。

変われるかどうかです。本当に強くなりたいのであれば自分で考えていかないと思います。やるしかないのです。変わってもらいたいですね。そのためには私は鬼にでもなります。未来のためです。変わりつつあるものを本物に。やっていきたいと思います。
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人任せにしない

2011-09-01 | 陸上競技
水曜日、練習開始時に「補強への取り組み」について話をしました。自分で「努力している」というレベルの努力は本当に必要な努力ではない。それがわからない限りはいつまでたっても何も変わりません。その話をしてからサーキット。終了後屋外へ。

この日はハードルを使った練習をさせようと準備をさせていました。ちょうどこのタイミングで外部から連絡が来ました。電話ではなくメールだったのですが非常に大事な用件でした。私はこちらの対応を。この前後に2年生が就業体験から戻ってきていました。朝の件があるので後で時間を取って話をしようと思っていました。冷たいようですがすぐに「ハイいいですよ」とはいきません。普段は2年生が練習について聞きに来るのですが、この日は2年生は流れがわかっていません。分かっているのは1年生。それなのに「何をすればいいのか」を誰も聞きに来ません。ハードルを準備しているのですから練習でやることは決まっているのですが・・・。びっくりするくらい誰も動きません。間違いなく「誰かが聞きにいくだろう」という空気です。「自分には関係ない」という感じが強くあり、誰も動こうとしません。うーん、どれだけ人任せなのか・・・。上級生が動けばその後ろについて動く。自分で考えて動かなくてもそれでその場はごまかせます。普段の取り組みがこういう場面に現れるのだと思います。

私は一切口を開きませんでした。それにより雰囲気が更に重くなり、どうしたらいいのか分からないという感じになっていましたが、「自分たちのまいた種」だと思います。誰かが行動に移すのを待ちました。15分か20分は経過したでしょうか。それでも誰も動きません。この時点で5時前になっていました。どれだけ時間を無駄に使うのか。さすがにこれ以上は・・・と思い私が口を開きました。ここからのことは省略します。ご想像にお任せします。

「誰かがやってくれるだろう」という姿勢は競技力の向上にとっては大きなマイナスです。この姿勢がある限りは絶対に強くなることはありません。まして自分自身の責任と役割を果たせないというのは大きな問題点につながっていきます。前の記事の補強についても同様。「先生に言われたことだけをやる」という姿勢だからいつまでたっても自分自身でやらない。最低限のレベルで終わってしまうのです。自分自身のために自分がやるという感覚が著しく低い。ここが生まれない限りは本当の勝負ができるレベルにはいきません。

この事が選手にどう響くか。これがきっかけとなりチーム自体が大きく変わらなければいけません。これで分からないようであればそれから先はありません。普通のチームにも届かないでしょう。「任せられる部分は任せる」という意識がありましたが、これからはかなりの部分を徹底していきたいと思います。中途半端な取り組みでは大幅な変化は生まれませんから。徹底していかなければ行けない部分をしっかりと取り組ませます。

その後の練習に関しては別に書こうと思いますが、激怒されてやっと目が覚めたという感じでした。これが本物になるかどうかは本人達の意識次第です。見ていかなければ行け菜一ですね。

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落胆

2011-09-01 | 陸上競技
水曜日、朝練で体幹補強をやる予定にしていました。しかし、練習開始前からちょっとしたことが。前日に指示を出したにもかかわらず実行できない者がいました。これではチームがまとまるはずはありません。大きな問題だと思いますね。

仕方なく補強を実施しました。ここ最近「ある程度任せなければいけない」という考えがありました。24時間付きっ切りで生活するわけではありません。本当に勝負をするためには「自分できちんとできる選手」を育てなければいけないと思います。「強くなりたい」「速くなりたい」というのは自分自身の内面から出てくるものでなければいけない。強制的にやらされるだけでは本当の力にはならない。そういう気持ちがありました。もちろん、高校生ですから全てを任せることは不可能だと思います。補強に関してはこれまでの「伝統」がありますから「任せられる部分」だと考えていました。

この日の朝練は基本的なものにしました。任せていた部分ですがこの日は私が時間を測定して実施させることに。が、見てみるとこちらがイメージしていたものとは大きく違い、全くできていません。基本的な補強なのにできていないというのは・・・。つまり普段からほとんどやっていないのです。30秒腹筋をやって全く動かせないところで大きな落胆をしました。この状態でさらに別の腹筋をさせましたができません・・・。走れないのは当たり前です。この状態でうち選手が勝てるほど世の中は甘くないと思います。ここ数年で「最弱」の体幹レベルです。

午後練習が始まる前に2年生以外を集めて話をしました。うちのチームが初めて本気でインターハイを目指そうとなったとき、「何かひとつだけでも他校に負けないものを作ろう」と決めました。能力的に勝てなくても勝てることはあるはずです。このとき「補強」は中国でトップになろうと話しました。単純に走力では勝てない部分があるかもしれない。でも毎日毎日補強を繰り返していけば必ず強くなる。スタートラインにたったときに「これだけは負けない」と思えるものが1つでもあればそれは自信につながる。1本勝負では勝てないかもしれないが、補強をしっかりしておいて本数を重ねたときに勝てるようにしようと。

「補強」が強いから速いとは限りません。しかし、補強は自分の意思で継続していけば必ず強くなります。それだけの努力を重ねることができれば選手としては大きく成長します。自分たちの武器になるものがあれば必ず戦えるという考えていました。それ以後選手は本当に真剣に補強に取り組みました。毎日家に帰ってからの補強をかなりやっていたはずです。補強が強くなるにつれて意識レベルも飛躍的に上がりました。「やらされている」から「自分のためにやる」という考え方に変わっていきました。実際に補強レベルはかなりのところまでいっていました。女子でもその辺の男子よりは強くなっていましたから。こういう上級生の姿勢を後輩たちは見ていたはずです。「取り組む姿勢は補強でみる」と何度もいい続けてきました。が、実際はきつい補強がきちんとできない水準です。確かにプライベート合宿でも他校の選手よりも「少し強い」というレベルでしたから・・・。

「強くならない原因」はここにありました。もっともっと早く気がつかないといけない部分だったかもしれません。ひどく落胆しました。選手たちには話をしました。これで伝わらなければこれから上はありません。自分たちで「自信を持てるもの」を作り出さないといけないのです。言われたからやる、というレベルから脱却できない限りは同じことの繰り返しです。戦う姿勢を身に付けてほしい。強く願います。
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