kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ポイント練習

2012-06-04 | 陸上競技
土曜日、午前中に練習をしようと思っていたのですが、様々な事情が重なって夕方しか練習ができない状況となりました。暑い中で練習しなくて良かったと前向きに考える事にしました(笑)。

前日、午後からの練習ということになったので女子エースは午前中に個別に動きを見る事になりました。まーこういう意識はかなり高いですから。午後からかなり走るつもりだったので動きの確認程度で終わらせる事としていました。
この日は重心移動の確認と股関節を大きく使う事を意識した動きづくりとしました。負荷はかからない程度にして感覚重視ですね。こうやってこちらが求める動きや感覚を選手からの反応を見ながらやっていく事で様々な事が見えてきます。じっくりやっていくとかなり出来るようになります。これまでよりも移動距離を大きくしても対応出来るようになっていました。これはすごい事だと思っています。横の動きから前の動きに変えていくと更に動きが良くなりました。閃きとそれを体現してくれる選手の存在は大きいですね。これにより重心移動をつかむための練習の引き出しが増えた感じがします。これまでやって来た練習ですがもっと移動できるというのが分かってきました。

その後私があまりにも疲れていたので酸素カプセルに入ることにしました。ここ最近何だか分かりませんが、めちゃくちゃ疲れています。気分転換も含めて酸素カプセルの中で熟睡をしようと。時間がある時にしかこういう事は出来ないのでしっかりと寝る事にしました。40分程度でしたが頭がスッキリしますね。たまには自分のために時間を使うのも許されるはず(笑)。

午後の練習のは強めの練習としていました。中国に向けて出来るのは限られています。質が上がればそれに見合うだけの休息が必要となります。中国で戦う選手中心に練習を組み立てるというのはこの時期当然の事です。今回は幅跳びの練習を見てもらう事になっていたので社会人選手に頼りました。感覚でやっている選手は細かい事ができない部分がありますが、この選手は自分で苦しみながら7m近くまで記録を伸ばしています。一足飛びではなく着実に基礎練習をやっていますからその流れを教えてもらう約束をしていました。頼りっぱなしです(笑)。

練習自体はそれほど時間をかけたくないなと思っていました。本数はあまり追えないだろうと分かっていたのである程度の本数でスピード負荷を高める事ができたらといった感じです。バトン走までは全体的に一緒にやってその後幅跳びとハードルに分かれました。

幅跳びはお任せ(笑)。ハードルはドリルから実際のアプローチまで。時間がある時にしかドリルからハードルまではできませんからこの辺りはしっかりとやりました。リードの接地に関してはちょっと気になっていたのでその部分だけ指摘しました。多くの事よりもポイントを絞る方が意識しやすいですから。2人でやるように指示をしたので相手の動きを見ながら修正ができたのではないかと思います。

スプリント系はスタートをやってから走り込み。本数はある程度行きました。昨年の練習を見直してみるとここではかなり走っています。マイルへの対応の事も考えていたのでかなり走っていました。まー今回はもっと質を上げる方が良いだろうと思っていましたから少し抑えめに。
中国に出る者を中心にやりましたから、他の者はフィニッシュ時点で並べるようにハンデを付けました。ひたすら追うという中で高いスピードを出す事が出来ます。全員で戦うための練習です。

かなりスピードが出ていました。これには本人もかなりの手応えを感じていました。私からすればこれくらいの動きはもっと早い時期に出来ていてもおかしくないと思っていましたが、なかなか吹っ切れなかったのでしょう。総体後の動きはかなり良いですね。私自身も手応えがあります。

これ以上やるとマズイなという感じがありました。練習でしっかりと追い込めるタイプです。高い負荷をかけることが出来ますからあまりやり過ぎると故障してしまう危険性があります。特に身体がこれまで以上に動き始めていますからこちらがセーブしないと取り返しのつかない故障をしてしまうかもしれません。抑えるという事が必要です。私がこんな事を言うなんて(笑)。危険な感じがありました。それくらいのスピードレベルだと思っています。esaki先生からも「抑えるように」と常々言われています。やはり諸先輩がたの話はきちんと聞かないといけません。普段なら調子が上がってきているからもう少しという感じになるのですが、今回は絶対にやりません。「抑えて抑えて」です。かなり慎重に。

終了後、実家へ急遽帰省することに。バタバタでしたが、充実した一日中でした!
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繰り返す

2012-06-04 | 陸上競技
金曜日、この日確認をするとまだ筋肉痛だということでした。どちらかというと前日よりも筋肉痛になっているということ。うーん、良くわかりません。筋肉痛が遅れてくるのは「遅筋」に刺激が入っているからだと思っていました。我々のように年齢を重ねてくると瞬発的な動きができず「速筋」よりも「遅筋」が主に動員される。そのため筋肉痛が数日後に来るのだと。これは全く主観的な考え方なので正しいかどうかは全く分かりませんが(笑)。または負荷が強すぎてそのまま筋肉痛を引っ張っているのかもしれません。トレーニング系が不足していたのは確かですからその部分も見逃せないですね。しっかりと判断していきたいと思います。

そのため朝練では体幹補強のみ。筋肉痛は大臀筋・四頭筋・内転筋ということだったので「体幹部」は大丈夫だろうという判断です。どうなのかは分かりませんが、不足しているトレーニングをしっかりとやっておきたいという気持ちがありました。これは完全に選手に任せました。

午後は身体を動かしてから基本的なことを。軸づくりをしっかりやってからドリル。この部分は特に徹底しました。中国大会に出る者、出ない者いますがどちらもしっかりと確認をしておく必要があります。翌週からは中国組とそうでない者はある程度分けて実施していかないといけないと考えています。1年後に向けての練習はしっかりとやっておかないといけませんから。ドリルをしっかりとやってから走練習へ。

走練習はバトン走を中心としました。短い距離を繰り返し繰り返しです。バトンの受け渡しの部分をもう少し丁寧にやっておきたいという気持ちもありました。これは今後のためです。これまではメンバーがある程度固定されていましたが、中国に向けて走力が同じような選手を組み合わせました。これが一番負荷がかかると思います。「追い込む」というのではなく「しっかりとスピードを出す」という意味合いが強いですね。60m程度の距離ですがしかりと繰り返しました。4本走って休息、それを3セット。心肺機能的にはそれほどではないと思いますがスピード負荷としては高いと思います。1本1本の質を高めるというのが狙いですからいい感じですね。

男子は中国に出場する2人が組み、女子エースは男子と一緒に走りました。どちらもかなり高いスピードを出せていたと思います。女子エースは一皮むけました。あれだけ時間をかけても上手くいかなかったことが「きっかけ」があると別人のように動きが良くなる。これも師事している方から言われましたが「自信を持たせる」の影響だと思います。練習をどれだけできても「結果」が出ないと自信は持てません。逆に練習が十分でなくても結果が出るとそのまま勢いに乗っていく。大きなことです。特に高校生はこの部分が大きいと思います。技術云々ではない。改めて感じました。指導する側としてしっかりとそのことを踏まえておかなければいけません。

最後に軽くメディシングボールを投げて終了。翌日は専門練習をする予定にしていました。ちょっと予定が狂って午後からの練習となりました。そのため午前中には個別に練習をすることに。これはまた書きます。
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