kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

やるべきこと

2012-06-30 | 陸上競技
ここ数週間部活もきちんとやっています。肩の力を抜いて取り組むようにしています。この部分は今読んでいる本にも関わる部分ですね。もっと抜くところは抜かないとやっていけません。

が、生活の中できちんとやらないといけないことがたくさんあります。力を抜けないところです。最近は個別に生徒を読んで指導することが増えてきています。もともと全体の前で指導するのはやらないようにしています。色々と思うことがあるので。時には激怒しますが(笑)。うちのような実業高校では大切なことをきちんと教えていかないとダメだと思っています。数日前にも書きましたが「見逃してはいけない」ことがあるのです。

10年くらい前、教員になりたてのことは「服装」について厳しく指導することはありませんでした。自分自身甘かった部分があると今となると反省です。ここ最近は徹底しています。実際のところ私が一人でワーワー言ったところでなかなか行動と服装は直りません。イタチごっこのような部分がありますが、言わなければどうにもなりません。

先日クラスの生徒の服装等がかなり目につきました。人によっては自分の部活やクラスに対しては甘く他者には厳しいというのがありますが、私はまずは自分が中心に関わるところがきちんと徹底できていない限りは他の部分に指導はできないと思っています。「他者批判」だけでは敵を増やすだけです。まずは自分の周りがきちんとできていなければ後ろ指を指されることになるのです。
以前からかなりしつこく言っていていましたが数日経過するとまた同じ行動をとります。特にこの数週間目に余るものがあります。これまでは諭してきましたがこれではもうダメ。というか私自身が「許せない」と判断して個別に指導することにしました。

一人の行動で他の者の評価が下がります。言い続けてきていたので他の生徒はある程度できるようになってきました。女子が多いですから本当に難しい部分があります。部活動で徹底した指導がされていればいいのですが、そこまではできていません。私がやるしかないと思っています。この生徒はずっと行動が目立ちます。本気で激怒しました。ちなみに数日前に書いた「激怒」とは全く別です(笑)。結構、真面目に指導しているんですよ(笑)。

小さなことを見逃していたら間違いなく大きなトラブルへとつながっていきます。小さな芽を摘んでいかないといけないのです。一人では限界がありますが、とにかく許さない。これが徹底できるようになるとクラスの中でも自然に皆ができるようになります。間違いなく浮いてしまいますからね。クラスの生徒も何かあったら必ず私のところへ報告しに来ます。「~の服装がちょっと・・・」というようになってきていますから、その部分を聞いてすぐに指導に当たります。私が見ているところだけきちんとできてもそれ以外ができないのであれば意味がありません。繰り返しになりますが女子が多い分、細かいところが大変です。信頼関係を作るというところからやっていかないといけないですからね。

卒業するまできちんとやるという約束をしました。私は信じて関わっていきます。裏切られる可能性があるといえばそうなのですが、信頼関係を作るためにも「信じる」ことは大事なことだと思っています。もちろん、常に目を光らせていきますが(笑)。

生徒に好かれようと思って指導はしていません。友達ではありませんから。それでも8割くらいの生徒には好かれているのではないかと自負しています(笑)。本気で接すると分かってもらえる部分があると思っています。本当は嫌われているかもしれませんが(笑)。それでも全く気にしません。教育活動の中心に存在するのは「生徒」でなければいけません。私が「学校の顔」になっても意味がないのです。

色々なことがあってちょっと冷静になることができている感じがあります。この歳になて少し大人になれたのかなって感じでしょうか。いまさらですが(笑)。
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学び直す

2012-06-30 | 陸上競技
先日からもう一度学びなおそうと思い本を読むことにしました。久々にトレーニング関係の本です。

トレーニングをすれば強くなるのか?この辺りの部分をもう一度見直してみようかなという感じです。スポーツにトレーニングは必要か?と問われれば間違いなく「必要」です。しかし、そのトレーニングが「何のために」なのかが分からなければ意味がないのです。「言われているからやる」のではダメ。その部分がきちんと分からないといけないですね。

呼んでいる本は20年以上前の本です。当時どのような形で受け入れられていたのかは分かりませんが、革新的な本だと思います。20年経過した今でも間違いなくこの本の指摘する部分ができていないというのが多々あります。いやーすごい話です。特に印象に残っているのがライオンの話です。ライオンがトレーニングをするとどうなるのか?という視点から書いてあります。絶対にトレーニングはしませんが(笑)。

今でも「百獣の王」と言われるライオン、ほとんど寝てばかりいます。必要な時に動いて餌を手に入れる。このことだけで筋肉的には発達します。「生活を送る上で必要な筋肉」が少しの運動で手に入るのです。人間とは大違い。これが必死にトレーニングをおこなえば間違いなく今よりは強くなりますし、速くもなります。しかし、そのような行動はしません。「必要性がない」からです。人間は「速く走ろう」と思うから必死にトレーニングする。ライオンと同じように最低限の運動でめちゃくちゃ速くなる選手もいるのです。この「差」はいかんともしがたい。

しかし、そのライオンがトレーニングするとして「やるだけ」で良いのか?その方向性をしっかりと考える必要があるのです。ずっと前から思っていたことですが「何の目的でトレーニングを行うのか」を明確にしていく必要があります。それぞれのトレーニングが独立して存在しても意味がありません。この部分をもっともと自分の中で消化していかなければいけない。そう思っています。

ここ数年、筋力的なものが上がってきているのは間違いありません。その反面、柔軟性というか動きの中で筋肉に頼りすぎる部分が出てきました。もっともっと効率よく身体を動かせるようにならないといけないのです。この部分は指導者になってからずっと思っていることでした。先日、指示している方から「○○を見てみて」というメールをもらったのでその部分を勉強するために、その人の書いている著書を読んでみようということで20年前の本にたどり着きました。

自分の中で「納得」できないと先には進めません。表面的な学びではダメだと思っています。選手にはそこまで求めることはしません。絶対に無理ですから(笑)。しかし、指導する側はある程度のことを意識しないといけないと思います。「~だから必要なのだ」「こういう動きをしないと」という部分がきちんと考えておかないといけないと思います。

本の内容はめちゃくちゃ難しいですがそれでもしっかりと読んでいきたいと思います。自分なりの解釈ですが、消化して自分のものにしていきたいと思います。読みます。
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