kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

本当にやらなければいけない事は何か?

2012-06-03 | 陸上競技
木曜日、前日の補強のおかげで全身筋肉痛に襲われていたようです。しっかりと負荷をかけることが出来たというのと全体的に筋力が低下していたという証拠ですね。調整が続くのはこういう部分でも良いことではありません。

練習日誌を読むとちょっと気がかりになることがありました。お互いに「許す心」と「柔軟性」が著しく不足しています。関係者を読んで話をしましたが、完全に逃げの姿勢だったので相手には出来ないなと判断。大切な練習をやらないといけない時に下級生がもめている場合ではありません。全員が自分の立場からしか見ていません。今が何をしないといけないときなのかを判断できないというのは致命的ですね。何もかも正直に話せるようなことは絶対にありませんし、自分から一歩踏み出さない限りは先には進まないのです。わかりづらい内容ですが「何をやっているんだ」という感じが強くありました。イライラ。

後で対応しようと数人を置いて練習場所へ移動しようと思ったら、女子エースが落ち込んでいる様子が目に入りました。当然でしょう。それは私から話をすれば良いと思ったのですが、あろうことかその横に部活を辞めた者がいました。県総体の100mの後に何故か隣にいた者が…です。信じられませんでした。許せません。この状態でまど関わってくるのか?甘い方向に引っ張られるのだけは避けたい。今はそれどころではないのです。

女子エースにはすぐに話をしました。3年生が1人だから下級生が揉めたらしんどい部分があるのは分かる。だからといって進む方向がまったく逆方向にいる人間と関わりを持ったら絶対に良いことにはならない。今はインターハイを賭けて戦うための準備の時期。本当に大切です。考えないといけません。
話を聞くと落ち込んでいたら偶然通りかかって話しかけられたと言っていました。しかし、そうだとしても絶対に悪い方向に流れてしまうキッカケになると感じました。「覚悟を持て」と話しました。向かう方向性が違う人間と一緒にいることで力が逃げてしまう。これ以上関わるのであれば、インターハイを目指す云々ではない。どちらかを選べと話しました。厳しいようですが。これくらいの事で覚悟が持てないようなら先はありませんから。「絶対にやる」ということだったのでその言葉を信じて私は残りの選手対応を。

詳しい内容はこれ以上書きませんが私の言っていることの意味をきちんと考えてもらわないといけません。行き違いで生まれた感情は客観的な意見を聞かなければ先には変わらないと思います。かなりの時間話をしました。これで分からないようなら先はありません。「練習に参加する必要なし」と言い放たれたので「見捨てられた」と感じたようです。なんだかなーという感じですが、高校生ですから仕方ない部分がありますね。こちら伝えようとしているモノを感じ取れるようになってもらいたいものです。

練習は筋肉痛が激しかったため、最小限の練習としました。たくさん走っても質が下がってしまうので意味がなくなってしまいます。感覚を確認するレベルで良いと思っています。慌てて走り込みをやるのは良くないかなと。前半は筋肉痛が酷かったようですが後半の数本はよく動いていました。身体の状況が良くなくてもこれくらいの動きが出来れば十分です。間違いなくワンランク上の走りができ始めました。1年生は…。違う意味でよく走ったという感じですね。下半身だけではなく上半身もバリバリだったようです。

終了後、女子エースは身体の調整をしていました。その時に「話がある」と突然言い始めました。性格的に自分から何かを言い出すタイプではありません。何かと思ったら正座をして「覚悟を持つ。自分の競技だけに集中して、絶対にインターハイで勝負をする」と宣言しました。総体前ではここまでの事は言えなかったと思います。自信も持てなかったでしょうから。強い気持ちを示せるようになって来たというのは本当に大きいと思います。周りのゴタゴタの中で自分に集中するというのは難しい。それでも宣言できるようになったのは大きいですね。

周りがその事をどう感じるのか?何をしないといけない時期なのかをしっかりと考えてもらいたいですね。

色々な意味で疲れた一日でした。
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再スタート

2012-06-03 | 陸上競技
 水曜日、この日から少しずつ練習再開としました。この時点で1年生が2人、「色々あって部活を続けられそうにない」と申し出がありました。出来れば続けてもらえたらとは思っていましたが、なかなか難しい状況です。うちの部活でマネージャーをやるというのは難しいと思います。なかなかそこまでのモチベーションが持てないでしょうから。覚悟という部分ではマネージャーは難しいですね。以前はマネージャーの指導をするのに選手が気を使っていたというのもあり、本末転倒的な感じがありました。よく頑張ってくれていたのですがなかなか…ですね。

この日は走る練習は止めておきました。流石にしんどいでしょうから。もう一度原点に帰って基本的なことの確認をしようと決めていました。中国大会まで残された時間は少ないですが、いろいろなことをやるよりも基本的なうごきの確認をやっておく方が良いという判断です。

足運びと重心移動の動きを徹底しました。特に重心移動の部分はずっと意識をしてやってきたつもりですが今までの感じでは少し不足している感じがありました。もっと意識しやすい動きに変えておく必要があると思います。ちょっと思うことがあって軸作りの部分から延長線上にある動きを重点的に行いました。こういう地味な練習は高い目的意識を持っておかないと効果が出ません。しつこくしつこく言い続けていきました。

その後、ここ最近ほとんど出来ていなかったシャフト補強とプレート歩行を実施。完全に筋力的には落ちていると思うのでその部分は必ず補っておかなければいけません。1年生もシャフトを使ったの練習に参加させました。負荷的にはかなり高いと思います。まだまだ動かすだけで精一杯といった感じがあります。他の者も久々の補強ですからかなりぐったりしていました。中国に出ない者はすでに1年後に向けての練習です。全力で取り組まないといけません。

流石に設定距離を短くしました。筋力的に落ちている可能性があるというのとあまりダメージが大き過ぎて翌日からの練習が全くできないというのは避けたかったので。かなり目の色が変わって取り組んでいる者もいました、
当然ですが。中国大会に出る者は特にですね。女子エースは終了後倒れこんでいました。ここ最近のモヤモヤが吹っ切れているのでしょう。よく追い込んでいたと思いますね。ここまでくるとこちらがセーブしておかないとやり過ぎてしまう危険性があります。

残された時間の使い方をしっかりと考えていきたいですね。
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話しをする

2012-06-03 | 陸上競技
総体が終わり、次なる目標に向けて進んでいかなければいません。いつまでもそのことだけに縛られて前に進めないというのが一番良くありませんから。

大会の翌日基本的に練習は休みとしました。が、女子だけは集めて話をしました。大会期間中の行動について見直す必要があるからです。1年生はなかなか県総体というものの位置づけが分かりません。行動が遅かったり自分達が何をしないといけないのかが分からないというのがあります。本来であれば1年生に頼らずにやっていかないといけないのですが、戦力的に頼る部分が大きくありました。まだ甘さの多く残る1年生を使わないといけないチーム事情というのはしんどいですね。

大会最終日、1年生3人が寝坊して朝練に来ないということがありました。これは今までで初めてです。あり得ません。来なかった事を謝るように上級生に諭されたのでしょうか。メールをして来ました。更にあり得ません。常識的な行動が取れないようでは練習をする資格はないと思います。ここ数年は新入生に周りが振り回されるということが多々あります。少人数でやっているチームの弊害でしょうか。

また、このような状態を招いたのは間違いなく上級生の責任です。2年生はこれまで何をやって来たのか?仲良しごっこをして何も教えることが出来ていない。だからこのような甘えた行動が出てくるのです。厳しく話をしました。このような基本的なレベルの話をしているようではチームとして戦う話にはなりません。

話を聞いていくと大会期間中、1年生同士が喧嘩となり周りに迷惑をかけ部屋を変わったりしたようです。何をやっているのか。このような状態で戦えるはずがありません。ある程度の所まではきていると思っているのですが、チーム内にある甘えが抜け切らないのが成長を妨げている。戦いに行っているのですが遊び半分の部分があったのかもしれません。今後はきちんと考えていかないといけないと思います。私の指導が甘かったのです。

その後、下級生は自分達でしっかりと話をするようにさせました。私が居て話をするだけではなく自分達でしっかりとやっていけるようにならなければいけないからです。中国に進めなかったということは今度は来年度の中国に向けてやっていかないといけないのです。その自覚があるかどうか。それを見て行くためには時間を与える必要があると思います。

色々と話をしたようです。中には「ついて行けない」という者もいたようです。それは仕方ないのかなと思っています。冷たいかもしれませんが、様々な事情があります。全ての人間の人生を背負って部活をやっていくのは本当に難しいことです。

少し突き放しました。各自で考えることができるかどうかですね。
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