4継での失敗、かなり衝撃的でした。私自身、頭が真っ白になっていました。しかし、ここで私が冷静さを失ってしまったら全てが終わってしまいます。選手達は自分を責めてしまいます。繰り返しになりますが選手に責任はありません。私の責任です。気持ちを切り替えさせないといけません。この状態で高校生が気持ちを切り替える事ができるか?難しいと思います。それでも自分のやる事に集中をさせなければいけません。
2走を走った選手は全てを自分の責任だと感じています。ここを簡単に立ち直らせることはできません。100mの招集時間に間に合わなくなります。側に行って少しだけですが話しをしました。ここで落ち込んでいて先に進めないようであれば戦うということはできません。4継の決勝からですが気持ちを切り替えさせないといけない。厳しいようですが「現実を受け止めろ」という話をしました。今考えてもどうにもならないことです。今やらないといけないことは泣き続ける事ではなく前を向くことです。先日も話をしていますがどうにもならない、変えられない過去を悔やむ事で何かを生み出すことはありません。簡単ではないですが前を見ないといけないのです。そこの話をしっかりして立ち上がらせて招集に向かわせました。辛かったと思います。
100mの予選が終わって待機場所に行くとやはりキャプテンが泣き崩れていました。たまたま卒業生が来てくれていて話をしてくれていました。こういう部分では信頼できる卒業生の存在は大きいですね。しかし、キャプテンをこのままにしておくわけにはいきません。チームの精神的な柱となっています。その中心選手が他の選手の前で感情的になっているというのは今後の全てのレースに影響を及ぼします。
個別に呼んで話をしました。誰よりも辛いと思います。個人種目を捨ててでもリレーに賭けるという想いが誰よりもありました。中国大会へと進む唯一の道を閉ざされたのですから簡単に気持ちを切り替えることはできません。しかし、この子だから分かってくれると思い話をしました。今は中国へと進める可能性のある選手のためにサポートしなければいけません。精神的な柱がしっかりしてくれないとチームは崩れてしまうのです。この1年間、キャプテンとして多くのことを伝えて来ました。その力が本当に試されるのはこういうチームが苦しい状況に置かれた時です。その後はすぐに他の選手のために動き始めました。こちらが伝えたきた事がきちんと力になっていました。悔しさや辛さを全て抑え込んで気丈に振る舞う姿は立派だったと思います。
100mの準決勝前、大きなエースが「他のメンバーに何と声をかけて良いのか分からない」と涙を流していました。昨年のことが蘇ったのでしょう。ここも「自分の事だけに集中をしなさい」と伝えました。これで自分の力を出せなかったら本当に何も残りません。失敗を力に変える事ができるかどうかが大切なのです。「できる事は力を出し切って勝つこと」だと話しました。それ以外にないと思います。
小さなエースはやはり気持ち的に引きずっていました。準決勝はベスト更新はしましたがこちらが考えているスピードとは大きな隔たりがありました。ここの切り替えはかなり難しいと思います。メインは200だと考えていましたし、この100mまでの短い時間で全てを切り替えるのは難しい。ここに関してはあとで必ず話をしなければいけないと考えていました。大きなエースは12秒41のベスト更新。気持ちが入っていました。
力があるのはわかっていますが昨年は県新人で大きな失敗をして5位となり中国新人に進めませんでした。3年生を相手にどれだけ自分の力を出し切れるかです。スタートは少し遅れたかもしれませんがそれほど大きな差はありませんでした。この時点で「勝てる」と思いました。根拠はありませんがこのレースに関しては行けると思っていました。中盤から圧倒的なスピードで前を走る選手を抜き去り12秒30の大幅ベストで優勝。持ち味を最大限に生かしたレースだったと思います。
4継の失敗を取り戻す事は絶対にできません。だからと言ってそれ以後の種目が全てダメになってしまうというのは良い事ではありません。その流れを完全に断ち切る優勝だと思います。流れは戻ってきていると確信しました。私自身も切り替えないといけないのです。選手の前で私が動揺を見せると選手はもっと動揺します。だからどんな事があっても大会中は私は気丈であり続けなければいけない。キャプテンに求める以上にです。ここができなければ指導者として許されないと思います。
選手の前では何とか保てましたが、ホテルではまったくと言って良いほど寝れませんでした。申し訳ない気持ちで一杯でした。また何とかして次の日の200mで小さなエースを中国に進めたいと考えると頭の中にあれこれ浮かんできて寝付けませんでした。
この辺りの事はかなり思う事があります。長くのなるので記事を変えます。しばらくお付き合いください。お許しを。
2走を走った選手は全てを自分の責任だと感じています。ここを簡単に立ち直らせることはできません。100mの招集時間に間に合わなくなります。側に行って少しだけですが話しをしました。ここで落ち込んでいて先に進めないようであれば戦うということはできません。4継の決勝からですが気持ちを切り替えさせないといけない。厳しいようですが「現実を受け止めろ」という話をしました。今考えてもどうにもならないことです。今やらないといけないことは泣き続ける事ではなく前を向くことです。先日も話をしていますがどうにもならない、変えられない過去を悔やむ事で何かを生み出すことはありません。簡単ではないですが前を見ないといけないのです。そこの話をしっかりして立ち上がらせて招集に向かわせました。辛かったと思います。
100mの予選が終わって待機場所に行くとやはりキャプテンが泣き崩れていました。たまたま卒業生が来てくれていて話をしてくれていました。こういう部分では信頼できる卒業生の存在は大きいですね。しかし、キャプテンをこのままにしておくわけにはいきません。チームの精神的な柱となっています。その中心選手が他の選手の前で感情的になっているというのは今後の全てのレースに影響を及ぼします。
個別に呼んで話をしました。誰よりも辛いと思います。個人種目を捨ててでもリレーに賭けるという想いが誰よりもありました。中国大会へと進む唯一の道を閉ざされたのですから簡単に気持ちを切り替えることはできません。しかし、この子だから分かってくれると思い話をしました。今は中国へと進める可能性のある選手のためにサポートしなければいけません。精神的な柱がしっかりしてくれないとチームは崩れてしまうのです。この1年間、キャプテンとして多くのことを伝えて来ました。その力が本当に試されるのはこういうチームが苦しい状況に置かれた時です。その後はすぐに他の選手のために動き始めました。こちらが伝えたきた事がきちんと力になっていました。悔しさや辛さを全て抑え込んで気丈に振る舞う姿は立派だったと思います。
100mの準決勝前、大きなエースが「他のメンバーに何と声をかけて良いのか分からない」と涙を流していました。昨年のことが蘇ったのでしょう。ここも「自分の事だけに集中をしなさい」と伝えました。これで自分の力を出せなかったら本当に何も残りません。失敗を力に変える事ができるかどうかが大切なのです。「できる事は力を出し切って勝つこと」だと話しました。それ以外にないと思います。
小さなエースはやはり気持ち的に引きずっていました。準決勝はベスト更新はしましたがこちらが考えているスピードとは大きな隔たりがありました。ここの切り替えはかなり難しいと思います。メインは200だと考えていましたし、この100mまでの短い時間で全てを切り替えるのは難しい。ここに関してはあとで必ず話をしなければいけないと考えていました。大きなエースは12秒41のベスト更新。気持ちが入っていました。
力があるのはわかっていますが昨年は県新人で大きな失敗をして5位となり中国新人に進めませんでした。3年生を相手にどれだけ自分の力を出し切れるかです。スタートは少し遅れたかもしれませんがそれほど大きな差はありませんでした。この時点で「勝てる」と思いました。根拠はありませんがこのレースに関しては行けると思っていました。中盤から圧倒的なスピードで前を走る選手を抜き去り12秒30の大幅ベストで優勝。持ち味を最大限に生かしたレースだったと思います。
4継の失敗を取り戻す事は絶対にできません。だからと言ってそれ以後の種目が全てダメになってしまうというのは良い事ではありません。その流れを完全に断ち切る優勝だと思います。流れは戻ってきていると確信しました。私自身も切り替えないといけないのです。選手の前で私が動揺を見せると選手はもっと動揺します。だからどんな事があっても大会中は私は気丈であり続けなければいけない。キャプテンに求める以上にです。ここができなければ指導者として許されないと思います。
選手の前では何とか保てましたが、ホテルではまったくと言って良いほど寝れませんでした。申し訳ない気持ちで一杯でした。また何とかして次の日の200mで小さなエースを中国に進めたいと考えると頭の中にあれこれ浮かんできて寝付けませんでした。
この辺りの事はかなり思う事があります。長くのなるので記事を変えます。しばらくお付き合いください。お許しを。