kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国大会~2日目~

2013-06-24 | 陸上競技
中国大会2日目、前日の天気が嘘のように暑くなりました。前日は18度だったのですがこの日は間違いなく30度を超えていたと思います。温度差が激しいですね。雨が降るよりは競技をしやすいとは思いますが暑いのはダメージが残ります。こちらも最大限のことをしておかなければいけません。

朝の段階で早めに身体を動かさせました。中国大会ですから予選からある程度のレースをしないと戦えません。これは県総体の時から同じ流れです。力に余裕があるから問題ないと思っていたら間違いなく足元をすくわれます。うちの選手に余裕はありませんしそのようなレース展開をする必要は全くないと思います。基本的に全力でレースに臨む。大切なことだと思います。

朝の練習で男子の100mに出場する選手が膝の裏の痛みを訴えていました。1年生の冬に痛めていました。中国大会前の月曜日に再び痛くなったとのこと。火曜日に治療に連れて行き水曜日も。本人は痛みが取れたと言っていたのですがこの日の朝また痛みが出たようです。スタートの2歩目で保つことができないとのこと。治療はしたのですがそれ以外の時間の使い方が上手くできていなかったのかもしれません。温めておくように指示をしておきましたが、そこが不十分でした。こちらが準備をしておかなければいけなかったのかもしれません。

レース前のスタート練習、完全に2歩目で崩れました。しきりに膝の裏を抑えています。実際のレースが始まりまたも2歩目で崩れ身体が起き上がりました。そこから加速に乗ることができません。結果的に力を出し切れず終わってしまいました。先週の練習ではかなり走れていましたし10秒台に入るというのは時間の問題だと思っていました。それだけに本当に悔しい結果でした。力を出せればかなりタイムが期待できただけにやり切れないですね。

女子の100m、ランキング5位タイで中国に進んできました。とはいえ全体のレベルが非常に高い。12秒3台が複数います。ちょっとでも失敗をすると決勝に残れないという状況。100mでインターハイに進むというのはかなり高いハードルです。ここ数年、中国地区の100mもレベルが上がってきています。2年前12秒36を出したうちの選手が決勝で8位でした。この状況でどこまで戦えるか。

これも月曜日、スタートが全く上手くいきませんでした。練習日誌に「スタートができない」と繰り返し書いていました。苦手意識が強いのだと思います。この選手は不安になると力が出し切れません。とにかく「自分の走りをすること」を意識させました。火曜日は私が男子選手を治療に連れて行っていたので3年生に指示を出してスタートの確認をしてもらっていました。かなり上手くいったとのこと。安心です。朝の練習でもスタートは抜群に良かった。一安心です。

予選、1歩目でレースが決まったという感じでした。中間に行くまでに断トツでトップ。ちょっと会場がざわつきました。それくらいの爆発力です。予選を12秒39のセカンドベスト。向風の中でのタイムですから十分です。準決勝、これも1歩目で「大丈夫」と安心できるレースでした。向風1.1の中で12秒32。スタートでかなり差が付きました。しかし、ラスト30m位で少し動きが硬くなりました。後で確認すると他の選手が視界に入ったので硬くなったとのこと。「自分のレースに集中」です。これを何度も言い続けました。もともと中間移行の伸びで勝負してきたタイプです。県総体の時にもスタートで多少遅れたものの後半の伸びで逆転したのです。そのレースからすれば硬くならないことは大事なことです。

昨年の県新人、予選・準決勝とかなりいい感じでレースを消化していったのですが決勝でまさかの5位。中国新人に進めませんでした。レース前に周りの選手のことが気になって緊張してしまい全くスタートに集中できませんでした。結果出遅れて5位。準決勝まで12秒5台で走っていたのに決勝は12秒7かかったと思います。この部分を克服するために「自分のことだけ」と言い続けてきました。

決勝、シードレーンにうちの選手が入りました。レースはスタートが決まり30地点ではトップ。しかし、前日の400mで優勝した選手がここから伸びてきて前に。それにより動きが硬くなりました。上半身が少し突込み気味になり伸びやかな走りができません。ここから他の選手にも並ばれほぼ横一線でフィニッシュ。12秒20と大幅ベストを更新しましたが4位となり表彰台を逃してしまいました。可能性としては12秒10を切れるかもしれない走りができていました。自分のレースをするという難しさを改めて感じました。それでも2年生です。この経験を生かして次のレースに臨まないといけません。

とはいえ、インターハイ出場決定です。素晴らしいことです。中学時代は13秒台の選手。元々の潜在能力が高いので身体づくりを中心にやっています。まだまだ全てを引き出せるところまできていません。身長が大きいのでそれに見合う筋力をつけなければいけません。これからの課題です。また、中間移行の流れが上手くできると良いと思います。インターハイに向けてしっかりと課題を克服していければと思います。

最終日に向けてしっかりと休ませました。
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中国大会~1日目~

2013-06-24 | 陸上競技
6月21日から23日まで岡山で中国大会が開催されました。毎年のことですがここに向けてどれだけのエネルギーを注いでいるか。インターハイに進むことを目指してやってきました。大会期間中はblogを更新する余裕はなく・・・。すみませんでした。

私が担当している選手は5人中国大会に進みました。リレーで狙っていた部分があるので人数的には物足りない部分があるかもしれませんが。今回の大会に向けてできることは全てやろうという意識でやってきました。女子に関しては比較的順調にこの大会を迎えることができました。男子に関しては大会前に足首とひざの裏を痛めるという微妙な状況。苦しい部分はありますがそれでも乗り越えていかなければいけない。治療にも連れて行き何とか大会に出られる状況になりました。「気持ち」の部分も多少は影響していると思います。「不安」から痛みが発生するということあります。とにかく前向きに前向きに。

中国大会の初日は男子400mと女子走高跳。この日も前日も高跳選手に付きっ切りでした。1年生ですし県外の大会は初めて。大きな不安要素がたくさんあります。400m選手には申し訳ない部分がありますがどちらにもついておくというのは難しい部分があります。時間的に完全に重なっています。高跳びの競技中に400mが実施される状況。高跳びを見ながら400mを応援するという展開に。

高跳選手、県総体で1m51を跳んで2位となっています。インターハイ路線は1m60を数多く跳んでいるので厳しい部分がありますが、自己ベストを更新して上位入賞というのが大きな目標となります。が、競技開始前の練習の高さ1m40が跳べません。普段なら短助走で跳べる高さです。雨が降って条件が良くないとはいえさすがにこれはまずい・・・。少し離れたところから見ていたのですが他の選手と一緒に近くで競技を見ることに。このblogを見ておられる方はすでにご存じだと思いますが、基本的に私は「短距離専門」です。跳躍系は苦手。それでも少しずつ見ていると分かってくることがあります。アドバイスができる部分があれば少しでもと思っています。

1m45の1回目を失敗。少し呼んで話をしました。雨が降っているのもありますが止まっていたら身体が動きません。もっと身体を動かしておく必要があります。また、クリアランスの部分でふくらはぎが当たっています。。高さは十分越えているのでそこの部分だけを改善すれば対応できます。2回目でクリア。何とも・・・。

ここで男子の400mが始まりました。うちの選手も出場。最初の100mはかなりいい感じでスピードに乗れました。前を走る選手との差が少しずつ詰まります。これまでなかなか前半からレースが作れなかったのでここの部分はかなり良かったと思います。県総体以後最初の200mを意識した練習を繰り返していきました。上手くいったと思います。200mまでは予定通り。200から300mにかけて少し走りが鈍りました。ここで置いていかれる。最後の100mは良く粘ってくれたのですが51秒5でした。

県総体以後、足首を痛めて思うように練習ができませんでした。最終刺激も本数を減らしての状況。この中で今出せる力は出してくれたのではないかと思います。できることなら50秒台に入らせてあげたかった。可能性は十分にあっただけに申し訳ない気持ちです。走り終わってからすぐに高跳びの応援に来てくれました。こういう部分は3年生として素晴らしいと思います。「チーム」としての意識があります。

高跳びは1m45が跳べません。あまり多くの情報を与えるのは良くないだろうなと判断してポイントだけ。3回目になんとかクリアできました。1m50に残った選手が10数名。天候のこともありかなりの人数が調子を上げきらないまま終わっています。山口の選手は2人だけ。1m53は自己ベストの高さ。1・2回目とかなり惜しい跳躍でした。腰の高さは十分越えています。特に1本目は跳べたと思うくらいの良い跳躍。3回目は流れてしまい失敗。結果的に1m50で終了。良い経験になったと思います。

この間に4継の予選が行われました。来年度戦うことを考えたらこの高跳選手に4継の1走を走ってもらわないといけません。この子の走力が必要不可欠です。タイムテーブル的にかなり厳しいというのは分かっていますがそれでもチャレンジしたいと思っています。そのことはこの高跳選手には言い続けています。どちらもインターハイを狙いたいと考えています。どちらかを諦めないといけないというのは面白くありません。できる限りのことをしていきたいと思います。

雨が降ったので全体的に記録は低調でした。うちからは女子のやり投げでインターハイ出場が確定。立派です。

また書きます。
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