kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

走る

2014-07-10 | 陸上競技
火曜日、この日はバタバタでした。2年生が9月に行われる就業体験のために午後から職場訪問することになっていました。JRが雨の影響を受けて運転見合わせ&徐行となっていました。事前に生徒から報告を受けていましたが、なかなか全員が揃いません。午後の指示と確認をしておきたいのですが、この状況で落ち着いて話をすることはできないので状況でした。結局全員が集まるまでにかなりの時間を要しました。朝の時点で何も指示が出せないままです。

4時間目の途中で生徒が「今から出ないと約束の時間に間に合わない」と言ってきました。いや、そんなもの最初からわかっているだろうという感じです。朝の段階で報告をするべきだと思います。突然行かなければいけなくなったわけではありません。最初からわかっていたことですから、もっと早く話ができたはずです。このような基本的な部分の指導をしていかなければいけません。ここは教わっていないからできないのかもしれません。社会に出る前にこういう基本的なことを身につけさせたいと思います。就業体験に行けば良いわけではない。そこまでのプロセスを大切にしたいと思っています。

落ち着かない日でしたが、練習ではしっかりと走ることにしていました。天気予報では木曜日には台風が接近して来るということでした。どのような状態になるか全くわからない状況だったので絶対に走っておかなければいけないと考えていました。実際問題、中国大会からこの日まで最大で60mまでしか走っていません。うちは走り込みでガンガンやるスタイルではなくなっていますが、それでも走る量が明らかに不足しています。本来なら貯金を作っていかなければいけない時期です。ここでやっておかないとインターハイでは全く走れなくなります。やる時にはやります。

練習はいつも通り。が、バトンが安定しません。3走がそれなりに動けるようになってきているのがあったのでそこの部分の修正が上手くいきません。明らかにコミュニケーション不足です。普段から言い続けていますが、自分達の状況を確認しながらやっていかなけれないけません。そのための練習を組んでいるのですから。ここ最近は本当にワンパターンな練習しかしていません。飽きて来るかもしれないですね。来週以降はそれなりにパターンを変えていきたいと思いますが、この時間があまりない状態では他のことをやるよりもいつも通りのことをやっていく方が効果があると判断。

この日は1走の子がめちゃくちゃ走れていました。冬期の走り以上です。間違いなく中国よりはワンランク上の走りです。先日の日誌に「力まず動きを作ることができている」と書いていましたが正にその通りの走りでした。それもバトンが合わなくなる原因の一つなのですが(笑)。この日は小さなエースは絶不調。前日に虫に刺されて足が腫れていました。「辞めた方が良いのでは?」と聞くと「途中までやったから最後までやります」とのこと。いや、すごい成長(笑)。まー練習ではあまり強くないですから、そんなに気にする話ではないのですが。こんな中でバトンを安定させるというのはやはり難しいですね。

120mを走ることにしました。本当に3週間ぶりです。女子グループと男子グループに分けて実施。男子グループには大きなエースを入れました。こちらは練習でもある程度走れます。男子に12秒前半から11秒後半の選手がいます。この選手たちと競り合う中で「自分の走りをする」ことに集中させました。自分の周りに選手がいても周りを気にすることなく自分の走りをする。この練習です。ここがこの子の大切なポイントになります。他者を意識して動きを見失うというのをなくしていかなければいけません。60mでは本当に横一線という感じでした。狙い通りです。

女子グループは1走の独壇場。不調(気分的&虫刺され)の小さなエースがついて行けません。1走を見てみるとスパイクが新しくなっています。これが原因か?!(笑)。これまでであれば1本走ったらヘロヘロになっていた1走、ここ最近は本数が持つようになってきました。この日は過去最高の走りでしたね。中国を経験してワンランク上の走りができるようなになった感じがあります。このまま最後までトップを走り続けるのはこの子のために良くないなと感じたので女子に「調子に乗らないように最後の一本は全力で潰すように(笑)」と言っておきました。結局、その言葉に力んで1走のスピードが少し鈍る。そして、小さなエースが爆発的に走る。「絶対に負けない」と思ったとのこと。いや、すごい走りでした。この走りがずっとしていてら間違いなく故障すると思います。時々爆発するくらいが良い(笑)。今までだと絶対に負けない選手に不調とはいえ負け続けていたのは面白くなかったのでしょう。競り合いが生まれるというのは良いことだと思いますね。

かなり走りました。しばらくはしっかりと負荷をかけておきたいと思います。まずまずの練習でしたね。
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何だか

2014-07-10 | 陸上競技
練習について全く書けていません。とてもそんな気持ちになれませんでした。というか、いまもなれないのですが。選手云々ではなく、「おかしいだろう」と思うことが多すぎてそこに対応する気になれません。ここ数日間、あまりにも理不尽で納得できないことがあってそこに対する怒りというか感情がありました。だからといってここに書くとまた色々と「あげ足を取る」というような事になるので書くのは避けています。だいたいトラブルになるのは「事実とは異なるところ」に対して何かしら見つけて批判するものです。これは長い社会人生活の中で学びました。事実がどうであれ、そこを受け入れるのではなく自分が批判されたかもしれないという部分だけを取り上げて自己防衛のために批判する。それを受け入れる。絶対におかしいと思います。全くもって納得できません。

怒りというか「言った者勝ち」になる世の中に対してなんなんだこれは?という感情があります。まー書いていたらまた感情的になる可能性があるのでそこの部分には触れずにいくしかないのですが。何一つ問題点は解決していません。きっとこれからも何も解決しないと思います。それを許容していくしかない。師匠に相談したら「そんな馬鹿なことがあるか」と一蹴されました。普通考えたら絶対にそうなのです。まかり通る世の中はおかしい。でもそれが現実。今の仕事の限界を感じています。

一応忘れないように練習について書いておきます。月曜日のことはほぼ忘れています。雨が降っていた気がします。最初に指示を出してその後はちょっと話をしないといけない、きちんと事実を理解して対処してもらわないといけないと思うことがありました。まーかなりの勢いで話をしています。これでもかなり我慢しています。「全体で考えないといけない」という話で上手くまとまります。本当はそこからどうするかの方が大事だと思っています。抽象的な話になってしまって申し訳ないのですがやはりここは考えないといけないのです。明らかにおかしい。

雨の中でラダーをやってからBOXの足の入れ替え。その後は久々に階段ドリル。ハードルを使ったドリルとしました。この間、一切の練習を見ていません。どのような雰囲気でどのようなことを意識しながらやっていたか。それすら把握することができない。翌日の日誌をみてそれを知る以外にはないのです。これだけで練習を終わったはずはないなと考えていてやっと内容を思い出せました。完全に忘れかけていました。

練習場所が確保できないのでグループを4つに分けてトレーニングにしました。エアロバイクと内転筋強化、バランスディスクを使ったスクワットと腕立て。これを4セットやりました。それぞれを4セットやったら次の種目に移るというものです。この時間帯は見ることができました。当然ですがきちんとできていました。基礎筋力はある程度の水準まで来ているなと感じています。腕立てもかなり深く出来るようになっています。通常女子では腕立てができません。膝をついてやっていくというのが多くの女子のレベル。バランスディスクを使って腕立てができるというのはなかなかないと思います。かなり強いですね。この筋力をしっかりと走りに結びつけていくことが大切。できなければ意味がないですからね。

雰囲気的には良いと思います。練習をやっている時間はそこだけに集中できるので私の気分も違います。一生懸命に何かをやろうという選手と時間を共有することが今の仕事の楽しみです。これは普通の生徒でも同じなのですが。こちらのモチベーションを上げてくれる子供達との関わりを大切にしたいと思います。そのために今の仕事をしているのです。

なかなか思い出せません。忘れないうちに書かなければ。
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指導するための資格??

2014-07-10 | 陸上競技
新聞を読んでいて「え?」と思う記事が記載されていました。ネットで探すと同じ記事が公開されていたので紹介しておきます。

「8割超が指導者資格持たず 中学、高校の運動部指導者」

日本体協が調査を行ったら実際に運動部の指導をしている教員、中学校で9割高校で8割が日体協公認スポーツ指導者資格の持っていないという結果となったというもの。え?何これって感じです。多くの顧問が取るのを希望しているがなかなか取れないという雰囲気のことが書いてあります。あまりにも情報が偏り過ぎだと思いますね。

この資格を持っていなければ指導する資格はないという方向に持って行こうとしているのでしょうか?いや、多くの指導者はこの資格を持っていなくてもきちんと指導をしてますよ。この資格を持たない部活動顧問は指導力がないという表現をされるのは明らかに間違った情報を与えようとしているのではないかと感じます。

私は色々な事を勉強したいと思っていたので何年も前にこの資格を取りました。昨年?だったかこの資格の更新になり、また大金をはたいて資格を取るのは面倒だから2時間程度の話を聞いて資格延長。下手をすれは現在はこの「日体協公認スポーツ指導者資格」を持たず指導をしているかもしれない状況です。師匠もこの資格は持っていないと思います。「必要ない」と一刀両断するタイプですから。実際にこの資格を持っているから専門的な知識があって素晴らしい指導ができるかというのは全くの別問題です。が、今回の記事は「指導する資格を持っていないがない顧問が8割以上いる」としています。この資格を持たない運動部顧問がこんなにもたくさんいて本当に大丈夫なのか?と保護者の不安をあおるような内容です。うちの選手、私がこの資格を持っているからうちの部活に入っているのでしょうか?聞いたことはないですがそんなことで選ばないと思います。

確かに運動経験がなくて運動部の顧問になる方もいます。また、それほど本格的にやってはいなかったが多少なりと関わったことがあるから顧問につくというパターンも多々あります。全ての運動部にその道に深く関わった人がつくのは絶対に不可能です。この資格を持っていなければ部活動の指導をする資格はないというのであれば、学校の教員を部活動の顧問につけるシステムを全て辞めるべきです。

この資格を取るために講習料、交通費、宿泊費を含めてかなりの金額を使っています。講習を受けるために福岡に4泊5日、東京で3泊4日、資格試験は福岡で。全てを含めて30万円は使っていると思います。全ての運動部の顧問に自己負担で30万円以上のお金を使わせて、それで資格を取らせる。取らないものは指導者として資格がないという表現をされるのは明らかに理不尽です。学校から顧問を頼まれてやっているだけの話です。私のように興味があって資格を取る、勉強になる部分があるかもしれないと思って資格を取るというのは通常稀だと思います。一切の補助金もなく自腹で資格を取れというのは明らかに間違っていると思います。

もちろん、自分の子供が部活に所属する場合は「可能であれば専門の先生に指導してもらいたい」と思います。それでも全ての学校にそんな専門の指導者がいることは確率的に絶対に不可能です。なんとなく誤魔化しながら顧問を頼まれているのが現状なのです。若い教員になればなるほど、拒否するのが難しい雰囲気になるでしょうから「本意ではないが顧問になる」というのがまかり通るでしょう。これっておかしくないですか?自らやりたい!と手を上げているわけでもないのに、資格を持たない者が8割もいるという言い方をする。

実際に1日ほど講習を受けたら簡単な指導員の資格が取れたのではないかと思います。国体の監督をするためには公認スポーツ指導員の資格が絶対に必要だとされていましたが、場合によっては数日間の講習を地元で簡単に受けたら監督ができる。多少ニュアンスが違うかもしれませんが、そのような感じだったと思います。逆にその程度の講習で何が学べるのか?資格を取るためだけの講習でしかありません。数時間の講習を受けただけで指導ができるかと言われるのもどうかと思います。確かに「資格」は取れるかとしれませんが、ここに意味があるのかどうかは全く分かりません。

何を目的とした調査なのか?大きな疑問が残ります。実際に日本体協の調査内容を読んでみようと思ったら120ページ近くあったので読む気を失って諦めました。概要だけであれば数ページ。読んで見るとさらにえ?っと思うことがたくさん記載されていました。結局、公認スポーツ指導員の資格を取らせるためにこうやってあおっているんだなと感じる内容。概要の最後の部分には資格の取り方が記載されています。

最終的には自分達の首を絞めるものになるのではないかと思いますね。この資格がないと部活指導ができないのではない方いう方向に持って行きたいのでしょうが、かなりの人が取らないと思います。それにより「指導資格がないのに指導をしている」という批判をされる。そんなこと言われるならやる必要ないという雰囲気になる。今、どれどけのボランティアで成り立っているのかを冷静に見直すべきです。このことが良いことではないというのを指摘するのであればかなり価値がある調査かもしれません。本当にクラブチームへの以降が進んでいくかもしれないですね。

資格がの部分。大きな疑問を感じます。持っていたら対外的に説明がつくのかもしれませんが。うーん、上手く表現できませんが疑問を感じます。
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