kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

木曜日の練習

2014-11-08 | 陸上競技
木曜日、練習はそれなりに。朝の段階で男子はメデァ投げ。女子はウォークをしてから簡単にドリル。これから先のことを考えて女子は感覚作りに時間を割いています。周りから見ると何をやっているのかと思われるかもしれませんが、長い目で見たときにプラスになると考えています。流行りの練習をするつもりはありません。自分が目で見て選手のために何がプラスになるかを私が判断していきたいと思います。

午後は男子は通常練習。ダイナマックスをやってからハードルアップ。記憶が曖昧ですがこの日も練習の最初に居なかった気がします。あやふやです。女子は軽く身体を動かす程度にしました。簡単にドリルをやってから短い距離の動き確認。この数日間中間の動きをずっとやっていました。これから短い距離に移るとなかなか動きがつながりません。加速段階と中間の動きの感覚は違います。特に何も考えずに走ることはできます。しかし、中間の動きをずっと意識し続けて来たので加速段階での動きがスムーズに出来ませんでした。面白いものです。特定の区間の練習ばかりやるという弊害があるのだと思います。バランスの良い練習をしていかないといけません。練習の組み立てについて改めて考えさせられる出来事でした。

男子は基本からショートへ。並走から30アンド60、バトン合わせ。特にバトンの部分ではこれからの課題を考えました。これは今までも感じていたのですが火曜日の練習の時に改めて感じました。バトンをもらった者の走りが甘い部分があります。もっときちんと課題を決めて取り組まなければいけない。今までの私のやり方の甘い部分が浮き彫りになった気がします。もっともっとやるべきことをきちんと考えていきたいと思いますね。

女子は早めに終わらせて最後は男子のみ。タイヤ引きをすることにしました。火曜日に短い距離のタイヤ引きをしていました。この日は長い距離のタイヤ引きを。パワーで押し切れる距離ではなく技術的に改善しなければできない距離設定にしました。ここ最近はこの手の練習をほとんどやっていませんでしたから、久々にやるとダメージは大きいと思います。1年前くらいからこの手の練習をほとんどやらなくなりました。選手のタイプによって判断していた部分があります。体重が軽すぎてタイヤをきちんと引っ張れないのであれば他のパターンの練習の方が効果がある。また、キツくて動きが保てないという肉体的限界より精神的限界が先に来る時に超えられるタイプと越えられないタイプがいる。ここを私自身の判断で変えていました。

選手に迎合するつもりはありません。しかし、全てのタイプを一律に型にはめることが選手を伸ばすことに上手くつながらない気がします。国体前後から特に感じていました。アップの量が少なくても十分身体が動く選手がいる。この手の選手に量を追う練習を課してもあまり効果がないのではないかと感じています。正直分からないところはありますが(笑)。これまで居なかったタイプの選手を見る中で感じることも多々あります。この冬はこういう部分の見極めをしていきたいと考えています。今年は様々な部分にチャレンジしていきたいと考えています。

これから先のことを考えるとやりたいことがたくさんあります。また、やらなければいけないことも。ここを自分の中で精査してしっかりと取り組んでいきたいと思っています。迷うのではなくしっかりと道を見極めていきたいですね。

書きたいことが散文のようになってしまっています。面白くないかもしれないですがお許しを(笑)
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嬉しい出来事

2014-11-08 | 陸上競技
もう記憶が・・・。問題ですね。あやふやすぎてblogを書く必要があるのかどうかというレベルに達しています。ほぼ自己満足のblogですからこのような状況が続けば閉鎖しても問題ないのではないかという気にもなりますね。何人かの方々は毎日見てくださっているかもしれないので大変申し訳ないのですが。もう少し内容がなければ見ても面白くないでしょうし。きちんと毎日更新できる内容があればいいのですが。正確に言うと内容はあると思います。実際は更新する時間が確保できないというのが正直なところです。

順番は前後しますがこの日、卒業生と食事に行きました。国体終了後、「食事に行きましょう」と誘ってもらっていたのですが絶妙なタイミングで体調を崩し延期。そして日々の仕事に忙殺され連絡するのを忘れていました。水曜日に「食事の件、どうなりました?」と最速の連絡がありました。いやー申し訳ない。こういう部分はあまり良くないことですね。せっかく誘ってもらっているのにきちんとした返事ができていない。深く反省すべき部分だと思います。結局、翌日である木曜日に食事に行くことにしました。これ以上先延ばしにすると本当にいつになるのか分からなくなりますから。

卒業生2人と食事(1人は忘れていました(笑))。迎えに来てもらいましたが待ち合わせ場所に行くと車の外で2人が待っていてくれました。わざわざ私の誕生日だったので花束を準備してくれていたようです。そういえば国体後に私の誕生日がありました。そういう意味もあって誘ってくれたのだと思います。申し訳ないことです。卒業して4年くらいたつのですがいまだにそうやって連絡をくれたり気を使ってくれるというのはものすごく幸せなことだと思います。自慢をしているようにとらえられるかもしれませんが、こういう部分では卒業生のつながりは深いと思います。なかなかこういう状況にはならないのではないでしょうか?こちらも在学中はかなりのエネルギーを使っています。その見返りは求めません。何かしてもらうためにやっているわけではありませんから。それでもこうやって長い付き合いができるというのは幸せなことです。



更には食事の最後にはケーキまで準備してくれていました。「誕生日おめでとう」と書かれているケーキでした。前日に予約まで入れてくれていたようです。本当にありがたい。そんなこととは露知らず「何回か一緒に行ったことあるから別の店にしよう」とか「飲み物(銘柄)があまり好きではない(笑)」とわがままを言っていました(笑)。そんな勝手なおっさんのために時間と労力を使ってくれたことに心から感謝したいと思います。オチとしてはお店から帰る直前だったので私はお腹いっぱいになっていてほとんど食べれずに本人たちが食べたという部分ですかね(笑)。とにかくこの気持ちが嬉しい。誰かのために何かしようという気持ちがあるというのがこの子たちの良さだと思います。



その話の中で「高校時代の競技」についての話になりました。卒業後、何かの場面で他の人に「走るだけなのに何が楽しいのか分からない」と言われたとのこと。他のスポーツをしている場面だったとか。更には「高校時代にそんなに一生懸命にやっている女子がいたら引く」と言われて大激怒したとのこと。まーそうでしょうね。この子たちの取り組みを誰か他の人が否定する権利はないと思います。更には競技に一生懸命に取り組んだことがある人間であればそのような発言はできないと思います。この二人、どちらも県レベルの大会で優勝経験があります。今でも県体のマイルの大会記録を持っています。毎年毎年県チャンピオンは出てきますがその年にその大会で優勝できる選手は1人だけ。どれだけやってもそこに届かない者の方が多いのです。そこに到達したこの子たちの取り組み。簡単なものではありません。

適度にやって適度に高校時代の部活動を終える。それも一つの思い出づくりかもしれません。しかし、必死になってやってきたからこそ得るものがある。多くの人はそこまで一つのモノに打ち込んで高校生活を送ることはできません。それなりにやってそれなりに部活を終える。それも一つの生き方でしょう。これを否定できるかと言われると何とも言えません。「適度にやる」というのを求める人にとってはこれが最善の「高校生活」なのでしょうから。実際、この子たちや今の子たちが一生懸命に競技に取り組んでいる姿を周囲がどのように思っているのかは分かりません。価値観が違えばこの姿は「なんでそこまでやる必要があるの?」という風に映るでしょう。

話しの中にもできましたが高校時代は他の生徒がかなり気を使ってくれていたようでした。この子たちの時代は本当にストイックでした。お菓子は絶対に食べない、競技に集中するというのが顕著に行動に出ていました。そのため現役時代は友達が「遊びに行こう」と誘ってくることもなかった。休み時間にお菓子を食べたりする仲のいい友達がいても「食べる?」と言ってこない。周囲が「一生懸命に取り組んでいるのだから邪魔はしたくない」と感じ取ってくれていたようです。引退して一番変わったことは「友達がお菓子を進めてくるようになったこと」と言っていました。競技をする限りはこういう部分も見てくれているのです。この子たちは友人にも恵まれているのだと思います。

実際に一生懸命にやっている姿を見ているから分かる。「一生懸命にやっている女子がいたら引く」という価値観の人とは絶対に分かり合えないと思います。他のスポーツをやったり何かに没頭して本気でやったことがあるのであれば「一生懸命にやる」という部分で共有できます。結局、「それなりにやっていた」からこそそういう発言ができるのだと思います。この子たちが「絶対に許さない」と感じる部分は私自身も許せないですね。特に一番近くで見ていました。この日の話にも合ったのですが保護者と一緒に過ごす時間よりも私と一緒に過ごす時間の方が圧倒的に長かったと思います。だからこそ多くのことを共有できる。幸せなことだと改めて感じますね。

色々なことがあります。嫌なことの方が多いかもしれません。それでもこうやって卒業生や生徒と何かを「共有」できるというのがあるから今の自分がいるのだと改めて感じます。多くの人に出会い、その中で多くのことを学ぶ。感じる。想う。そういう経験の積み重ねが自分自身をつくっていると思っています。高校を卒業した後に何が残るか。それがすごく大事だと思います。私にできることは一人で多くの子供たちに「自分にしかできないこと」を経験させることだと思います。

そういえば「最近先生優しくなりましたよね。前はめちゃくちゃ怖かった。」と言っていました。どうなんでしょうか。年を重ねる中で少しずつ自分自身も変わっている気はします。逆に「厳しさ」というのがなくなっているのかもしれません。時がたてば人は変わる。しかし、変わってはいけない部分もある。厳しくしようというつもりはありませんが「絶対に許せないモノ」を持ち続けて指導することは必要だと思いますね。この子たちと話して自分の今の立ち位置も見直すことができました。色々な意味で感謝したいと思います。
コメント (2)
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トレーニング&感覚作り

2014-11-08 | 陸上競技
水曜日、田島に出る者は練習を落とし目にしました。他の者はひたすらトレーニング。時間をかけて身体作りをしたいという部分は変わりません。男子、一生懸命にやるのですが気が付くと「一生懸命にやる」ことがメインとなっている。この意味が分かってもらえないかもしれません。強くなるためには練習をしなければいけない。ここは当然です。しかし、「練習をやること」が狙いとなっていてそれ以上のことができない。「やればよい」という訳ではありません。きちんと目的を持って何のためにやっているのかを明確にする。「頑張ることを頑張る」というのではだめだと思っています。

例えば「声を出す」という行為。練習中の雰囲気を明るくするためには必要です。全員で元気を出して練習をする。これがいつの間にか「声を出せばよい」という方向に進む。大きな声でひたすら叫ぶ。以前女子でもありましたが「とにかく声を出す」のです。周囲の雰囲気を感じ取らずにひたすら声を出す。ここにどのような意味があるのか分かりません。動きを指摘する声出しであったり、みんなを元気づける声だしであったり。そういう声であればチームは明るくなりますが「叫んでいるだけ」では何も変わりません。「言われたからやる」という典型的なパターンです。

このような状況では何を言っても伝わりません。「一生懸命にやる」という部分に関してはきちんとやっていると思います。しかし、そこがメインとなっている。ここが変わらないとこれからの練習も変わらないと思います。この部分、分かる人には分かってもらえると思います。変わるチャンスを生かせるかどうかというのは本人の感覚です。自分自身が「一生懸命やっている」と思っていても実際の行動が伴っていない。客観的に見ると「まだ変化ないな」という部分があってもそれを本人が自覚するというのが難しい。女子の例を前に挙げました同じことを言っても行動が変わる者とそうでない者がいいる。難しいですね。

この日はアドバイスをもらいました。現時点では学年関係なく練習をしています。負荷もほぼ同じ。が、2年生が1年生と同じ負荷で本当にいいのか?本来であればそれなりに負荷を増やさなければいけないはずですが同じレベルの練習をしています。うちのトレーニングはどちらかというとサーキットに近い部分があります。ほとんど休まず動き続ける。ウエイトトレーニングであれば「重量」で成長度が測れます。しかし、今のうちの形ではその変化が見られない。そうなると本来必要な負荷ではなくなっている可能性もあるのです。これでは強くはなりません。タイム設定や距離設定など詳細に考えていかなければいけない気がします。不十分なところがある。改善の余地ありですね。

そういう話をしながらやっていると約2時間で通常の練習が終了。やはり思った以上に基礎筋力はついているのだと思います。以前はこれが2時間半くらいかかっていました。テスト週間にシャフトとバランスディスクで1時間程度で終わるのではないかと思ったのは事実でした。重量を増やすか距離を伸ばすか、もっと複数の種目と取り入れるか。どの形にしてももっとできる気がします。現状に満足しない。ここは重要ですね。

記憶があいまいになってきています。とりあえずこの日にあったであろうことを記録しておきます。
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