kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

真剣に考える

2014-11-13 | 陸上競技
ここ数日間の記事はほとんど競技とも関係ない気がしています。私が思うことをひたすら書いているだけなので。

あれこれ考えます。先日の大会で1年生が13秒23で走りました。客観的に見るとそれほどすごい記録ではないと思います。別にベスト8に残る記録でもなければ県総体で決勝に残れる記録でもない。しかし、この記録を出した選手を評価しています。特別視するという訳ではなく「変化」という意味での評価です。

今年、リレーでインターハイに出場しました。そのメンバーが2人残っていましたが絶対的なエースが不在。12秒1で走る選手が2人いなくなり戦力は大幅ダウン。この状況でどうやって戦うのか考えながらやってきました。今回13秒23で走った選手、5人のうち5番目でリレーメンバーに入れない状態でした。100mも200mも出場枠がないため短長に種目変更。中学時代にハードルをやっていたというのもあって400mHをメインにしようかと考えていました。「生き残る道」を見つけてそこで戦うことをしなければいけません。

当初は「苦手なことから目をそむける」という部分が多分にありました。何度も指摘していましたができないことが恥ずかしいのか避ける部分がありました。何度も話をしましたがそれでも難しい。夏の終わりの時点では厳しいなという感じがありました。どこかの場面でかなり厳しく話をした気がします。更にそのタイミングで自分はリレーメンバーに入っていないという状況。ここを打破することができなければ戦うことができないのです。ある時から取り組む姿勢が変わりました。今は引退した小さなエースが「随分変わりましたね」と辞める前までかなり言っていました。目に見える「変化」があるのです。

県新人では400mHで72秒。これも客観的に見るとそれほどいい記録ではありませんがこれまでのことを考えると大幅な成長。県体では400mで63秒7、400mHで70秒。驚きの記録です。それもまだまだ可能性を残しての記録更新。県体でリレーで50秒18を出しましたがこの時のメンバーには入っていません。うちは5人しかいませんからリレーメンバーに入れないのは1人。その「悔しさ」というのはやはりあると思います。で、先日の大会で13秒23でチーム2番目の記録を出す。4番目が13秒31ですからそれほど差があるかと言われるとないのですがそれでも2番目で走ったというのは大きなことです。トップとも0.1秒しかありません。気が付けば逆転するのかもしれません。それくらいの勢いがあります。

人はその気になれば変われる。もちろんまだまだ改善の余地がありますが・・・。それを考えると他のメンバーは何をしているのか。一生懸命にやってはいるのでしょうがそれが形になりません。そして火曜日にちょっと気になることがありました。「一事が万事」です。練習中に通常ではありえないミスが発生しました。「仕方ないね」で終わらせることはできないと思いました。更には「もう1本走っても良いか」という質問。上手くいかなかったからもう一本という考え方は良いことではないと思っています。更にはこの日の練習開始時から空気が重い。その状況の中で生じたミス。なるべくしてなったと感じました。変わる可能性は誰にでも平等にあります。そのチャンスを生かせない者はなにをやってもいかせません。「次こそはきちんと結果を出す」という考え方では駄目。目の前の1本を大切にしないというのではどれだけやっても効果は生まれないと思います。

その姿を見て私自身、今まで何を見て指導をしてきたのだろうかと深い反省をしました。結局、何も変わっていない。変えることができていない。力不足の認識です。情けない話ですが自己満足でしかなかったのかもしれません。目指す方向を示していますがそこに向かっていない。この状況で何をしても次にはつながらない。

自分自身の取り組みも見直したいと思います。このままでは駄目だと痛感しています。
コメント
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