kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

一年生だけの練習

2015-04-15 | 陸上競技
月曜日、雨でした。この日は前日レースがあったものは休みとなっていました。私の感覚的にはそれほど走っていないのでまだまだできることはあると思っていたのですが、やはり流れがあります。競技に急激に移行するというのは難しい。もちろん、これまでこの子達がやってきたことには大きな価値があります。顧問の先生に指導されているので基本的な部分はある程度できています。12年前と比べるとここの部分が全く違いますね(笑)。

一年生は何もしていないので練習をさせることにしました。一人でやるのは大変なので数人手伝って欲しいと全体に投げかけていました。来てくれたのは4人(笑)。十分ですかね。来てくれた選手にはiPadでの映像を見せてやるべき動きを考えさせました。1人は新しく来た1年生に補強を教える。スプリント系の選手は前日の動きの復習。1人は股関節(腸腰筋)の部分が筋肉痛になっているとのこと。中間からの動きを意識させていますからある程度ダメージがあるはずです。狙い通りの負荷をかけることができているのかなと感じました。ひたすらやらせる。

一年生はまたも基本。まだまだ時間がかかると思おますが、ひたすらやるしかない。この日は上級生の反省を生かしてドリルをある程度やってから短い距離を走るようにしました。廊下を走ることになるので最大スピードは出せません。それでも走らないよりは随分マシです。これをひたすら繰り返しました。筋力的な部分の改善が出来ないのでここをどうやっていくのかも検討が必要です。

これまでは「当たり前」だと思っていたことが今は「当たり前」ではない。ここが自分にとって大きなことだと思います。原点に帰ってもう一度基礎的な動きから見直す。これにどれだけ時間を使えるか?分かりやすく効率的に指導できるかです。気がつくと練習のパターンが固定化してしまい走り自体も固まってしまう部分があります。実際のところ、細かいことを指導できなくても走らせておいたら勝手にはやくなるというパターンは多いと思います。関係ないのです(笑)。速い者は速い。それでも私はなんとかできるところをなんとかしたい。それが結果につながると選手も喜ぶでしょう。

練習のパターンが増えてきました。動きを見ながらどうするかを考えることができるようになったのは大きな成長かなと自分自身で思っています。練習メニュー通りにいかないことの方が多い。というか、基本的にメニューなんてないと思っています(笑)。最初の段階で課題は決めていますが、それを改善するために何をするかはまた別の話。やっていてこちらの方が良いなと思うことはたくさんあります。一律のメニューを与えるのは難しいかなと。そこを見極めることが次につながる気がします。

筋力不足を補うためにどれだけ練習ができるか?まだまだやらないといけないことは多いですね。効率を考えながら進めていきたいと思っています。

雑談的なblogが全く書けないですね(笑)。真面目な内容だけではなくあれこれ書きたいことはあるんですが。慣れるまでもう少しかかりそうです。それまで気長にお付き合いください。
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記録会

2015-04-15 | 陸上競技
日曜日、記録会でした。今回の記録会、色々と難しい部分があります。新しい学校に来て1週間程度。できることが限られていて時間が足りない。その中で何を教えるのか?もちろん記録を出させてあげたいというのもありますが、やはりそんなに簡単にはいかないものです。分かってはいますが、選手は記録を出したいという気持ちが強いと思います。まーやるしかないのですが。

それぞれの走りを見ることができました。これが一番の収穫かなという気はします。前任校の選手が400mHで良い走りをしました。もうひと頑張りで中国大会が見えると思います。中学時代の実績があるわけではありません。昨年度の途中から意識レベルが大きく変わり女子を引っ張るくらいになりました。そこから劇的に競技力が上がり始める。100mも13秒2までいきました。人間は「やる気になる」ことで大きく変われるのです。何度も何度も目の当たりにしてきました。それをなんとか今の学校の選手たちにも感じてもらいたい。自分たちが思っている以上に力があるのです。一生懸命にやる中でしか見えないことがある。その楽しさに気づいてもらいたいと思います。

もちろん、これまでの流れを全て無視してやるのは違うと思います。特に三年生にとっては大きなことです。いきなり来た顧問が自分のやり方を完全に押し付ければ反発もするでしょう。そこは考えないといけないと思いますし、私自身分かっているつもりです。顧問との信頼関係が成立しない中で何をやっても上手くいくことはない。まずは信頼関係を作りたい。そこからの指導だと思いますね。

せっかくタータンの上で走れるので練習をすることにしました。レースは1本ずつしか走っていません。スプリントが不足するのでしっかりと走りたい。実際はまだ縦の動きしかできていません。この段階で腰の移動や横の動きというのは難しい。短時間で仕上げることにより弊害が生まれてきます。三年生にとっては早く作らないといけない。が、下級生にとってはすぐにどうこうする話ではないと思っています。

男子選手と話をしていたのですが、走る練習が不足していた気がします。学校の予定も含まれていますがなかなか移動して練習するのが厳しい状況でした、それによりスピードを出して走るという機会がかなり少なくなりました。いいことではありませんね。それがやはり走りに影響しています。私自身反省しないといけないと思っています。男子の100mに出場した選手は終わってからスタート練習。しつこいようですが「時間が足りない」のです。スタートに関してはほとんどできていません。技術的な指導をする段階に入って達していない。やることが多すぎるのです。

中間からの動きが悪い者、加速段階で脚が後ろ回転になってしまう者。それぞれいます。そこの改善には時間がかかると思っています。短期間で仕上げる難しさがある。それでもやるしかないと思っています。焦りがあるというのではなく3年生で一生懸命にやりたいという選手にこちらがきちんと応えていかなければいけないと考えるからです。1人は中間へのつなぎが悪い&股関節が広がらずスピードに乗ることができません。そこを改善するためにある程度意識させました。こちらは短時間で上手くはまった感じがします。もう一押しでかなり良くなると思います。

技術的な変化は「意欲」に比例すると思っています。本当に強くなりたいと思えば色々なことが変わります。取り組みの姿勢や考え方が変わる。だからこそこれからの伸びが楽しみになる。本当に大切な事をここにあると思っています。

まだまだ時間はかかります。しかし、12年前にtokushoの陸上部を始めた頃に比べるとこちらの意識や技能も大幅に異なっています。すぐには変わらないと思いますが、少しずつ「競技者」として成長してもらえたらと思っています。これからです。
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