blog更新しようと思っていましたが驚くくらいの体調不良に襲われました。危機的。
土曜日。午前中は学校で練習をしてから移動。午後からはubeで行われる「短距離指導」についての話を聞きに行くことに。師匠が直接指導をされるということなので何が何でも見に行きたいと考えていました。参加者は各チーム2名ずつ「直接指導を受ける」という話だったので本校からは2名。
今まで指導をしてきましたが、私の指導のベースの大半は師匠から教わったことがベースです。短距離の「基礎」はここからきています。それを時間をかけて学んでいき少しずつ形にしてきました。この歳になってまだ他の人に頼るのかという話になるのかもしれませんが、自分だけでやっていると良いことはない。これからもずっと相談させてもらうことになると思います。
動きの基礎からひたすら。時間をかけてです。うちの選手もやっていることです。しかし、細かい部分の指導をきちんと見たことがありません。正直、他の人よりも師匠と「短距離について」の話はしてきたと思います。「少し」という話ではなく「かなり」です。電話で話す時間としてはかなりの時間。短距離の話や師匠の考え方を学ぶ機会は多いと思います。それでも「直接指導する姿を見る」というのはほとんどありませんでした。投擲系や他の種目の指導はされていましたが、合宿などで「短距離」の指導をされる部分は見たことがない。この機会は絶対に外せないなと思いました。
本当に基本的なことを中心に進めてきました。が、この「基本」という部分がどれだけ理解されているか。「何故その動きが必要なのか」という部分も含めてです。補強なども含めて「必要なこと」をどれだけできるのか。「同じようなこと」をやっていても「意味が違う」ことや「なんとなくやっている」というのがあります。この部分はやっているときには気づかない。指導者のレベルを上げることを師匠は何度も言われていました。まずは陸上競技に「興味を持つ」という部分が重要なのだと思います。
ハードル歩行。これ一つをとっても「やりたい動き」と「実際の動き」に大きな差があります。その部分を「理解」して「見る」ことができるかどうかで大きな差になると思います。細かい部分を重視する。「前に進めばそれでいい」という考え方もあると思います。しかし、我々が預かる選手にそんな選手はいません。普通の選手です。普通の選手が走れるようになるために何をするか。センスがあって勝手に走れる選手とは違います。中学時代に全国大会で個人で出場するような選手と「同じ感覚」は持てないと思っています。その部分に着目しながら練習を組み立てていく必要があると思います。
3時間くらいでした。本当に基礎的な話でしたが、私自身もっともっと細かく見ていかなければいけない。うちの選手で「地面に力が加えられない」者がいました。同じことをやっても「音」がしない。それを師匠に相談すると一瞬で改善。発想だと思います。どうすれば「狙い」を達成できるか。この部分が瞬時に判断できる。まだまだ私は到達できないなと感じています。
貴重な時間でした。もっともっと見たいなと感じています。