kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

大晦日

2020-12-31 | 陸上競技
大晦日です。特別何かをするというわけではありませんが。

28日の夜から3日連続でNHKのドラマで「岸辺露伴は動かない」が放送されました。普段はそれほどテレビは見ませんがこの日は是非とも見たいなと。かなりJOJO好きの私としては是非ともという感じでした。

3日間見続けましたが本当に引き込まれました。マンガが実写化されると微妙になることが多いですが今回は作品のイメージを強く残しながら作られていました。露伴の動きなどもJOJOらしさが出ていました。

それを見てからどうしても小説が読みたくなりました。普通に書店に売っているかどうか分かりませんが。

雪が降っていましたが大晦日に散歩がてら歩いて書店に行くことに。適度な距離があります。往復で1時間程度だったでしょうか。

運良く2冊販売されていました。小説です。漫画版で「岸辺露伴は動かない」というのもあるようですが。これはなかったのでまたどこかで見つけたいなと思います。




ここ最近色々あってゆっくり本を読むことはなくなっていました。基本的には小説はあまり読まないのですが、今回は是非とも読みたいなと。文字に触れる機会が減ってきているので自分自身で時間を作りたいなと。

少しのんびりします。思うことはまた書けたらなという気はしています。

良いお年を。私は私のペースでやっていきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習納め2

2020-12-31 | 陸上競技
続き。これから以後、画像なども入れています。これに関しては選手各自に掲載の是非を確認しています。選手によっては「選手が許可したと文字にして書いておいて欲しい」という言葉もありました。今後はこの手のことはわざわざ書きません。承諾を得て行っています。無断で許可なく掲載をしていることは一切ありません。

前置きはさておき。

グランドで走れなくなったので坂道走を。ここでどうするかなーと考えていました。普通の坂道走を行なって終わるのでは味かないなと。普段は絶対にできないことをやっておきたい。そう考えていました。

坂道での腿上げが終わってから少し移動して階段走。これは階段の段差とタイル?の色が同じだということで走りにくかったようです。ここは繋がるだと思っていたので身体が動かせたらそれで良かったのですが。

そこから山の頂上付近まで移動。長い坂を走ろうと。普段では絶対にできないだろうなという感じです。私自身高校時代に何度も走っています。今考えると本当に練習効果があったのかどうか分かりませんが。長い坂道を走る。これで技術的な改善や体力的な向上が見込まれるのかどうかは謎です。そうであればそんな練習をさせる意味はないのではないか?と言われるかもしれません。

これはきっと毎日グランドで見続けなければわからないと思います。ここに書いてある文字だけであれこれ批評することにほぼ意味はないと思います。選手のその日の表情や取り組みの姿勢、前日との違いなども見ていかなければ分からないからです。技術系の練習をどれだけやっても「心」の部分がきちんと育たないと効果は少ない。

練習納め。限界を越えるという経験をどこかでさせたいなと。それが長い坂道走でした。グランドで120mを走り続けることも最終目的は「限界を越える」部分と「達成感を感じる」部分です。こんなことはできるはずがないと思うことでも仲間と一緒にやっていけば乗り越えられる。そういう機会を提供するのも我々の役割なのではないかなと考えています。

5本走ろう、とだけ伝えて一緒に坂道を下っていく。「箱根駅伝みたい」という声も聞こえてきながら。テクテク歩いて行きました。「長くないですか?」「長ーい(笑)」みたいな声も聞こえましたが歩いて降りていく。何となく目印になりそうな場所があったので「ここから少しずつ距離を短くして5本にしよう」と。この距離が340m。いや、長い。

選手には「私はもう少し下から走ったりしていたけどね」と話しました。流石に400mの坂は可哀想かなと思って遠慮して。するとキャプテンが「5本を4本にして一番下からスタートにしませんか?」と積極的な提案。いやー、長いよと話しましたが是非ともやりたいという感じでした。こうなると止める理由はないので。少しメニュー変更をして400m-300m-200m-100mに変更しました。それでもかなり長いのですが。

間違いなくこの距離を最後まで全力で走り切ることはできない。その前にかなり練習をしています。慣れない坂道走というのもあります。最後はジョグのようになるかもしれません。それでも全員でこの距離を走り切るというのは今後の活動にとって絶対にプラスになります。普通400mの坂道を走ることはないですから。結構な勾配です。

応援に来てくれた3年生女子やOBには途中に立って声かけをしてもらうことにしました。いや、それくらいで乗り越えられるかどうかは分かりませんが。それでも「やる」と決めたらやる。少しずつ差をつけながら坂が苦手な選手からスタートする形にしました。400mのフィニッシュ後に頂上まで行くと全員横になっていました。どのように走ったのかは見れていません。それでも力尽きるという感じだったのだと思います。

再び歩き始めて今度は300m。この距離はマネージャーに歩幅で測ってもらいました。今の選手達は適当に誤魔化したりしないのできちんと300mあったのではないかなと。足を攣りそうになりながら走りきっている選手もいました。肉体的にも精神的にもかなりしんどかったのだと思います。




ちなみにこれはラスト100mのところから撮影した画像。最後になってまた角度が増すと言っていました。これはなかなかです。それでも走り終える。

この辺りから選手のテンションが高くなってきました。半分を越えているのでもう終わりがみえています。400mの坂に比べると200mはすぐに終わってしまうくらいの感じです。しんどい時にテンションを上げながら元気を出しながらやる。これができると雰囲気は一気に良くなります。坂を下ってスタート地点にいく姿は楽しそうでした。

スタートするときの声が上の方でも聞こえました。かなり元気がいい。そしてそれが走りに出ていました。最後までスピードが鈍らずに走れる。気持ちの問題が大きく影響するのだと思います。この手の練習ができれば良い思い出にもなります。普通やらないですから。

最後は100m。短く感じると言っていました。それはそうでしょう。私は遠目に見ていましたが選手が最後の1本ということで円陣を組んでいました。動画に収められていたのですがかなりいい表情で前向きに笑顔になっていました。




円陣を組んでグータッチ。そこからテンションが上がって盛り上がっていました。動画ではないのでなかなかその雰囲気を表現することはできませんが。こんな感じです。



良くわからないですがノリノリでした(笑)




元気よく走ってきました。こういう部分は本当に大切だと思います。こうやって自分達のやっていることを前向きに捉えることができる。嫌々やっても何も生み出しません。毎回毎回このような練習をするわけではない。こういう機会だからできることがある。走ることで成長していく部分があると思います。

こうやって練習ができたのはマネージャーを始め、参加してくれたOBや社会人選手、さらには3年生の存在が大きいと思います。やり終えた感が満載でした。

残念ながらそこから戻ってシャフト補強。これも練習計画に示していました。普段は40mで行うのですがこの日は50m。かなりの負荷です。「距離はどうするんですか?」と何度も聞かれたので「計画通り」とだけ伝える。しんどいと思います。

前任校でも同じようにやっていたのでこの記事を書く前に当時のことを見てみました。「悲壮感」のある練習だったと記録していました。まだやるのかという気持ちが全面に出ていた、と。それでも妥協せずにやっていました。今回は「前向き」だったと思います。声も出ていましたし、声かけもできいた。足を攣りそうな選手に対しては何人かが集まって声かけをしていました。

キツくないはずはない。それでもこうやって前向きに練習できる。大きなことだと思います。雰囲気としてはこれまで指導してきた中でも1・2を争う感じかもしれません。色々あっても前向きに取り組んでいける。その雰囲気は重要だなと思いますね。

最後に少し話をして終わり。目標に向かってどうやって進むかを考えてもらいたいなと。来年、自分が主役になる。その想いを持ち続けてもらいたいなと思います。やるのは私ではない。何が何でも達成する。その想いが強ければ行動も変わると思います。本当にやりたいのは誰か。やらされるのではなく自分がしっかりとやる。ここだと思いますね。

良い練習ができました。本当に。サポートしてくれた全ての人に感謝しかありません。雰囲気が良くなればいろいろなことが変わります。高校生です。前に進んでも止まることもある。戻ってしまうこともある。それでも近くで見守りたいと思います。最後は自分自身がどうしたいか。ここに尽きるのかなと。

恒例のケーキ。良く食べます(笑)






しっかりと休んでもらいたいですね練習は偉大。継続していくしかない。それでも休むことも必要。補強は忘れずに。

良い練習でした。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習納め

2020-12-31 | 陸上競技
12月30日木曜日。この日が今年の練習納めとしていました。色々な日程があってこの日を最後に。合宿が終わって次の日を休みにする必要性もあったので29日30日で練習をして終わりという感じです。

元々この日はしっかりと走ろうという話にしていました。天候のことがあって前日の練習内容から大きく変更。本当は29日にスタート練習をして30日はグランドで120mを走ることにしていました。冬休みの計画表ん渡した時に30日のメニューに「サーキット」「120m×?本」と書いていました。それ以後「何本走るんですか?」と聞かれること感多かった。これまではスパイクで全力で走る形にしていましたが「達成感」という意味で本数を増やしたいと考えていたのでシューズで走るつもりでした。70本くらいいけたのではないかなと思っていますが残念ながらできませんでした。

六時半くらいにグランド状態を確認しましたが水溜りができていてとても走れる状態ではない。なんとなく夜考えていた山で坂道を走ることにしました。細かいメニューはほとんど考えていない中での練習です。難しいですね。

事前に山で練習納することを伝えてサーキットの道具を車に積むことに。学校でサーキットを行ってから移動してもよかったのですがどう考えても身体が冷えるなというのもあったので山の平坦なスペースを使ってサーキットをやろうと。実際に到着して準備を始めると「セラバンド」や「紐付きメディシン」がありません。これにより種目変更を余儀なくされました。

これはこれで良い機会だと思います。うちは基本的に学校で練習をします。外に出て練習をする機会は少ない。その時にこうやって「準備不足」が出ることがある。そこを厳しく指導するつもりはありません。まーバトン練習するのにバトンがないという場合は全く違う指導になると思いますが。練習をするためには準備が必要なのです。その準備がどれだけの意味を持つか。その大切さを感じ取ってもらうことは重要。道具がないなら代わりの種目をやるようにと伝えました。こういう機会も必要です。

サーキットが終わってから早速坂道を使った練習へ。この辺りで市民の方が散歩をされていました。元々車が通らない場所を選んで練習をしています。あまり人が通らないといっても散歩で歩いておられる方もいらっしゃる。キャプテンが大きな声で挨拶をしていました。それに続いて他の選手も。このキャプテンの最大の良さは「裏表なくどこでも全力でできる」ことです。こうやって挨拶すること一つをとっても全然違います。どこにいってもやることは変わらない。この部分を徹底してやってくれています。大切。

まずはDMを使ってのアップ。110mくらいある坂でしょうか。そこをDMを投げ合いながら進んでいきます。落としたら坂道なのでDMが転がっていきます。ある程度の距離を取りながらやっていきました。ほんとうならおんぶ走などもやりたかったのですが、こういう状況です。コロナが落ち着くまではこの手の練習は避けるべきだろうなと考えてやっています。

そこからとりあえずスキップ走で一番上まで上がる。細かい技術をやるよりもひたすら動く方が良いだろうなと。この日は風も強く突風が吹くような状態でした。止まって何かをやるよりもこうやってしっかりと動き続ける方が効果は高いだろうなと。

ある程度動いてから走ることに。40m位、70m位、110m位の距離を走ることに。ほとんど走り込みを行っていないうちの選手にとっては本数が増えるとしんどい部分はあるかなと感じていましたが。せっかく坂を走るので。最初は2人1組で走らせていました。が、差がつくので男女別の一切スタートへと切り替えました。

坂道が苦手だと言っていた選手もいます。走りのタイプにもよるのかなと。走りが上に抜けてしまったり、接地が長くなる選手はこの辺りの練習をすると敵面走れなくなります。だから楽しくない。当然の話です。速く走れると楽しいが進まないと楽しくない。それでも声かけをしました。

こういう苦手な練習をどのように取り組むか。どうすればこの坂道で前に進むことができるか。それを考えて練習しなければいけない。そこが分かるかどうかです。「苦手だから仕方ない」という諦めからは何も生み出しません。女子でここ最近かなり走れるようになってきている選手がいます。その選手は坂道走でも進みます。圧倒的に進みます。ここにヒントがあるのだと思います。

40×4-70×4-110×4を実施。最後の方はかなり雰囲気も重くなっていました。ここ最近はこのような雰囲気になることはありませんでした。中心になる選手が人数が少なくても声を出して盛り上げてくれていました。が、その選手も走ることで精一杯になる。他の選手も走るだけになる。こうなると雰囲気は自然と重くなります。練習の合間に声かけを少しずつしましたがなかなかです。

その練習が終わってから次のセットを始める前に話をしました。「できない」と思っていないか。こういう練習の時だからこそ普段はと同じように声を出して元気を出して取り組まなければいけないのではないか。重い雰囲気の中でやっていても良い練習にはなりません。前向きな練習の中でしかわからないことがある。

苦手だから...と口にしている間は絶対に強くはなりません。そこをどうやって克服するか。走る中で改善するか。ここを考えなければいけません。考えずに与えられたメニューだけを続けることに意味はない。競争させていることで「置いていかれる」ということが自分たちで分かります。もっというと「速く走れている」選手の動きを身近で感じることができるのです。この部分がプラスになる。そこを考えてやってもらいたい。

次のセットは40×3-70×3-110×3にしました。このセットは前向きに声を出しながら最後まで走れていました。根性論で物事を話すつもりはありません。しかし、こういう場面で重要になるのはやはり「気持ち」の問題です。走ることに対してどれだけ貪欲になれるか。課題を決めてそれをどう克服するか。走る中でどうすれば楽に速く走れるかを考える。ここは重要だと思います。雰囲気がかなり前向きになりました。

で、少し休憩してから「腿上げ」をやろうと。普段はできないことをやってみたいなというのもありました。坂道に持ってきていたミニハードル、スティック、マークを全て置きました。

残念ながら90mくらいまでしかたどり着けませんでした。本当はあと10m位はいきたかったのですが。練習前にも少し話を。「こんなことは無理だ」と思うかもしれない。が、本当にそうだろうか。前任校でリレーでインターハイを目指した時の話をしました。周りからは無理だと言われながらも達成した時の話です。わたしは「必ずやる」と決めていました。根拠があるかどうかは別です。

「行きたい」「行こうと思う」という中途半端な覚悟ではたどり着けないのです。周りからバカにされようが高い目標を掲げる。その目標を達成するために何をすれば良いかを真剣に考えられるかどうか。「達成したい」という気持ちでは届かないと思います。簡単に届くことをやるのではない。高い目標に向かって進む中で届かないことはあるかもしれない。しかし、最大限の努力を続けていければ間違いなく近づくことができる。何がなんでも達成するという強い意志があるかどうか。

坂道で腿上げ。こんな訳のわからないことをやって動きが大きく変わるとは思いません。分かりきっています。しかし、こういう苦しい場面だからこそ自分と向き合うことができる。最大限の練習ができるかどうかです。

あとは選手次第。3本やってまだまだ余裕がありそうだったので4本実施。最後まで足が上がり続ける者もいれば接地が長くなってくる者もいます。最後しんどい時に思い通りの動きができない選手も。当然です。その中でもがいてくれればこの練習の意味はあると思います。良い表情になっていました。

長くなったので一旦ここで切ります。かなりグダグダ書いている感じがありますが。ここからまた別の形で走りました。これはまた次に。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする