kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

復調の兆し

2021-02-04 | 陸上競技
水曜日。この日は走練習を中心にしようと考えていました。朝は長距離マネージャーと一緒にグランド整備。150mを走るためにグランドがデコボコになっているところを最大限整備しておきたいなと。土を入れるだけなので硬くならない。それでも段差があると捻挫の危険性もある。最大限のことだけはしておきたいなと。練習環境を整える。7時過ぎから1時間程度やったでしょうか。

午後は走練習。ここはどうしてもやっておきたいなと。先週は水曜日に突然雨が降ってきて長めの距離を走れませんでした。土曜日は走ろうと思っていたのですがグランドが凍結していてそこから溶けていって全く走れない状態。きちんとやりたい練習ができていませんでした。代わりになる練習はやっていますがあくまで「代わり」でしかない。やっておきたいなと思う練習がきちんと消化できない。何とか対応したいなと考えていました。

バランス系をやってから上半身下半身。この間に私はマネージャーと2人で150mを作っておきました。練習を効率良く進めていくために。普段の練習の場所はポイントを打って距離を測るのを簡単にしています。うちにはトラックがありません。そのため毎回距離測定をしなければいけない。最近はその中にハードルも入れているので準備に手間取ります。とにかく予定通りに終わらせる。そのためにメニュー調整をしています。前の記事にも書きましたが「時間内に終わる」という部分がかなり曖昧になってきています。終わらせるためにメニューを減らさないといけないというのも本末転倒な感じがあります。考えさせられます。

この日は上半身下半身が終わったからすぐにハードルドリル。これまではここにハードル股関節なども入れていましたが走る時間の確保のために外しました。本当はやりたい。が、もっとやりたいメニューのためにどうやって時間を作るか。こちらも考えさせられます。

そこからDM投げをやって腰押し。二次加速スティックは省略。前半マークをやりました。ちょっとここの記憶が曖昧になっています。どちらかをやってどちらかはやっていない。そんな感じで減らしています。多分前半マークだったはず。このときに「一次加速から二次加速の所の走り方が分からない」と聞いてくる選手がいました。与えられたメニューを消化するだけではなく「どうしたら走れるか」を考える。この辺りを徹底するためにこの冬は練習を繰り返しています。単純に走るだけではあまり効果はないのかもしれません。こういう部分にきちんと応えたいと思います。それが存在意義なのかなと。

かなり省略してからショートスプリントへ。前回は40×2-50×2-60×2を2セット。これを60mT×3-60m×2へ変更。本数的には減っています。歩いてスタート地点に戻りますがこれは前回も同じ。距離の長さも影響するかもしれませんが最大でも必要時間は前回のメニューと同じかなと考えていました。

この中で走りを見ていると1月初めに動きが崩れて走れなくなっていた選手の動きがひさびさに良いなと。よく質問してきます。それが少しずつ形になっていく。ひたむきに競技と向き合っていく中で何とか動けるようになってきたのかなと。冬季練習を本格的に初めて3ヶ月が経過したというのもあると思います。少しずつですが身体が変わってきたのだと思います。これまでフォロースイングが遅れていたのが、スムーズに前に進むようになってきました。遅れている時は足音がドスドスしていますがそれが減っている。もう少し見ながら改善できたらなと思います。

この間にハードル選手は60mH。この冬は比較的跳んでいます。この時のメインはハードルインターバルを走ること。そこだけに重きを置いています。選手は細かい部分を気にします。が、私は関係ないと話しています。まずは走れること。走りとハードリングを擦り合わせていくだけです。ハードルを跳んでいたらある程度上手くなります。土の上で走るのでロスもあります。関係なく走る。走練習とハードルを組み合わせていく中でスプリントは間違いなく上がります。

T走が終わったのは先週と同じくらいだったでしょうか。かなり種目を減らしています。それでもこの時点で同じになるというのはどういうことなのか。考えなければいけないと思います。いつもより早く回したという感覚はあるとあると思いますが本当に無駄な時間はなかったか。スタート地点に戻ってから再スタートするまでに微妙に時間がかかります。この積み重ねは大きなロスにならないか。与えられた時間をもっと有効に使わなければいけない。もったいないなと感じます。

そこから予定通り走練習。150mT-120mT-120m-120m。ここでもこれまでは最後の方で動きが崩れて無理やり進もうとしていた感じがありました。それがこの日はある程度我慢ができるようになってきている。バタバタ感が減っています。スピード維持も含めてかなり良くなっているなと感じました。これがこの日だけの話なのかこれこら先も続くのか。休憩時間は腹筋と背筋。

2セット目は150mT-120mT-120m-90m。これもスピード維持ができるようになってきました。何が理由で走れるようになっていたのか。ここは私自身が考えなければいけないのかもしれません。遅れていたフォロースイングがきちんと切り替えられるようになってきたというのはあるかもしれません。純粋に速く走ることを考えながらやっていくことで変化に繋がったのか。根性論で物事を語るつもりはありません。それでも積み重ねてきたことが少しずつ実を結ぶ姿をみると嬉しく思います。

1週間走らずにスピンバイクを漕ぎ続けていた選手も本当にひさしぶりに150m。本人は200mをメインにしたいと話していますからこれくらいの距離はきちんと走り切らないといけない。久々の走練習でしたが維持できていたかなと。どのように物事に取り組むか。ここで結果は大きく変わってくるなと改めて感じました。しんどいところで我慢して取り組めるかどうか。逃げずに向き合えるか。こういう選手は少しずつですが力が付くなと。また、なかなか思うように走れなかった選手も何とか走れるようになってきました。まだまだ足りない部分はありますがきちんと練習を積んで来たことで明らかに我慢ができるようになってきている。こうやって成長していく。様々な場面で見られると思います。貴重な経験です。

3セット目は150mT-120m-90m-60m。良い走りができるようになってきました。

ハードル選手は150m Hでもハードルインターバルを伸ばしていました。が、届きません。元に戻しました。本当はここで逆脚練習を入れると良いのでしょうが。慌てずにやっていこうかなと。今の段階で逆脚を使うと一気にスピードが鈍ります。もう少し別の形で逆脚練習をしたい。その方が効果的かなと。krk君のようにスムーズに逆脚ができる選手であればランダムに置いても対応できると思います。が、うちの選手ではまだ無理。工夫しながらやっていきます。最後のスプリントはかなり良くなっていました。期待。

練習はきちんとできました。良かったのではないかなと。

色々あります。考えさせられます。復調の兆しがあった。ここが本当に嬉しい。まだまだまだやらなければいけないことがあります。少しずつ少しずつ。
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アクアリウム生活

2021-02-04 | 陸上競技
魚たちのことを。

昨年、ある期間に思い立って魚を飼うことにしました。これは色々な人の気持ちが落ち着く部分がある。前もめちゃくちゃ嫌なことがあったのを機に教室で魚を飼い始めました。生徒が興味関心を持って見続ける。これだけで癒しになります。

これも更新していなかったのですが、単体で飼育していたベタが⭐︎になりました。多くの人が通過する時にかにかけてくれていたので大きなショックを受けました。傷心。

そのまま水槽を放置しておくのもどうかなというのもあってそこからしばらくして熱帯魚を飼うことにしました。こちらはかなり強い生体なので安心して見守れます。単独飼育ではなくなるのでなんとなく気持ちも楽になります。もちろんお世話はしますが。




それほど大きな水槽ではないので小型の熱帯魚を入れました。一般的なネオンテトラ。熱帯魚といえばグッピーかネオンテトラというイメージがあります。混泳できる種類を選びました。ある程度群れて泳ぐのでその辺りも踏まえて。


さらにプラティという種類の魚も。ミッキーマウスプラティです。尻尾のところにミッキーマウスのような形があるので可愛らしい。色がいくつかあるので白と赤を入れています。見栄えが良い。

壁面や底面の掃除のために別の魚も。



これはアルジイーターという種類。ショップで愛嬌のある顔付きだったので惹かれました。後になって調べてみると大きくなるとあまり苔を食べなくなるようです。そして気性も荒くなる。うーん。これを2匹購入したのですが水槽の中に入れてみるとどうも種類が違う気がしてきました。




色合いが違うだけなのかもしれませんが。この子が底面にいるともう1匹に追いかけ回されます。可哀想。縄張り意識があるのか。自然界としてこういう力関係が存在するのか。分かりませんが見守っています。

今のところこのくらいでやっていこうかなと。あまり種類を増やすとごちゃごちゃして訳が分からなくなるので。前任校で飼っていたときにはペットショップで気に入ったものをあれこれ購入していました。こうなると見にくい。

シンプルにいけたらいいなと考えています。ぼちぼち飼育していきます。


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バトン走をする

2021-02-04 | 陸上競技

火曜日。この日は前日の雨によりグランド状態が微妙でした。私は朝からグランド整備。大きな水たまりができている部分がるのでそこの水の排水。グランドがくぼんでいるのでその部分はまた別の機会に砂で埋めようと考えていました。普段走るスペースにも水たまりができていたので排水して土を入れました。雨で流れてしまう部分もあるのですが少しずつ対策をしておかないといつまでたってもグランドがよくなりません。

 

朝練はドリル。何度か書いていますがこれは「自分が必要だと思うことをやる」という時間にしています。考えてできるか。周りに合わせてやるか。ここも大きな「差」になります。どうしても話をしてしまう者も出てきます。こうなると「時間は有効に使えていない」ということになります。わざわざ朝から体を動かす。午後の練習ではドリルに時間を割けないのでここでやっています。一律の練習にしてもよいのですがそれでは「自由度」が低くなります。自由度を高めるためには「自分が必要だと思うことをやる」という時間が必要になります。が、この前提に「必要だと思う」という部分があります。この部分がなければ「参加している」というだけになります。「自由度を高める」というのはこういう弊害がある。

 

これを「弊害」としてとらえるか。一律の一方的な練習になるとスムーズになるかもしれません。しかし、「考えない」選手にとってはこちらのほうが楽ですが、「やりたいこと」がある選手にとってはこれはマイナスになります。全員が全く同じ内容をやるという部分には限界があります。それぞれのhしりの特徴も違えば必要なことも違う。組織的にやることで「没個性」になってしまう。画一的、強制的にやらせることで「強化」はできるかもしれませんが、それ以上のことはありません。10年後に何も残らないかもしれない。もちろん、「考えずになんとなくやる」という部分であればこれも10年後には何も残らない。教育活動として何をするのか。考えさせられます。

 

午後は1時間程度会議。それが終わってからグランドへ。少し思うこともあってほとんど声をかけずに最初は見ていました。いつもいつも私が細かい指示を出して何かをするというのがいいとは思いません。決められたメニューが提示されているのであればある程度は意識するポイントは明確になっています。この冬はそれもあってある程度の「流れ」を示しています。細かい部分は若干変わりますがそれでも「流れ」はあります。慣れてくると「やるだけ」になってしまう。ここも考え物ですが。

 

バランス系をやってからサーキット。ドリルは最小限にしてDM投げと腰押し。前回実施した時に最後までメニューの消化ができませんでした。本来は「無駄な時間を削って間に合わせる」ことが必要です。そうでないと「作業率」が下がるからです。作業効率を保つというのは「内容」が減ってしまったら意味がなくなります。ある一定量を決められた時間内に終わらせることが重要。時間を延ばしたり、量を減らすことでは「作業率」の確保にはならないのです。それでも中途半端に練習が終わってしまうことがあるのでこちらも「やりたいこと」を残しながら対応しなければいけません。

 

いつも通りの流れにトーイングを入れてからバトン走。今はしゅう2~3回はバトン走を入れています。人数が少なくなるとこれが成立しなくなるのですが・・・。最大スピードの中でバトンを渡す。これの繰り返しです。「渡すこと」も重要ですがそれよりも重要なのは「速い選手に合わせる」ということです。競馬のことはよくわかりませんが「併せ馬」というのがあります。単独で走るのではなく他の馬と走ることで速く走れるようになろうというもの。競争というのではなく「バトン走」という形で実施しています。バトンを渡すためにはスピードを保たなければいけない。これが落ちてしまうと目標とする場所でのバトンパスができません。場所を決めてそこまでスピードを出します。走力差もあるので差を決めながら。

 

これを10バトン、25並走、60バトンという形でやっていきます。今は2本ずつです。トータルで4本ずつ走ることになります。課題とする部分に関しては話をしています。が、どうしてもバトンが渡らないとスピードを緩める者が出る。さらには手を上げた時にスピードが落ちてしまう者も。いろいろな局面でのバトン練習になります。同じ課題を何度も指摘しなければいけない選手も出てきます。「課題意識」をもって取り組めるかどうか。指摘されたことをきちんと理解しているかどうか。多くの条件が入ってきます。

 

60mバトンは最大スピードの維持がメイン。離れてしまうと絶対にわたりません。速い選手と一緒に走ることで自分のスピード感覚が変わってくると考えています。60mを普通に走って競争するよりもこちらのほうが効果的に最大スピードの維持ができると思っています。渡らないこともあります。その時は次にどうするかを考える。「バトンを渡す」というのは「手段」の一つであって「最大目標」ではない。渡すことがメインになってしまうと距離が詰まった時にスピードを緩めることになります。前に追いついてしまったら抜き去ればいい。その時のスピード感覚が重要だと思っています。「待つ」必要はない。

 

シャフト補強をしてからホッピングとスピードバウンディングで終了。時間的にシャフト補強で終わってしまうかもしれないと考えていたので「できればホッピングとスピードバウンディング」という書き方をしていました。「量」が減ったこともあり何とか時間通りに実施できました。この部分をもう少し増やしていければいいのですが。こちらも適切な判断をしながらやっていけたらとは思っています。

 

記録しておきます。記録。

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