kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

がっつり練習をする

2021-02-09 | 陸上競技

日曜日に3週連続の検定が終了。この時期は本当に大変だと思います。私自身も試験監督をする必要があるので基本休みにはなりません。仕方ない。その中でも今年はしっかりと練習が積めたほうではないかなと思います。勉強もしっかりとやってもらう必要があります。当然の話です。

 

月曜日。火曜日が県立高校の推薦入試が実施されることになっていました。コロナの関係で72時間以上経過すればウイルスが死滅するという話になっているので月曜日に教室などを使わずに時間を確保するということになっていましした。うちは募集人員の40%が推薦です。今年は倍率が上がっているという現状もあり受験者が多い。それに対応するためにいろいろやります。アルコールなどを使って消毒作業をしました。万が一が起きないようにということですね。

 

その関係で生徒は家庭学習となっていました。そのため練習は午後から。時間がかなり確保できます。火曜日に関しては家庭学習日で学内に入ることができないので「各自で補強」という指示を出すことにしていました。そうであれば時間が確保できるときにしっかりと走っておきたいなと考えていました。

 

バランス系から初めて上半身下半身。これはいつも通り。ドリル系もしっかりとやりました。走練習がメインの時はこういう部分ができません。時間が確保できるときにはドリルから走練習の流れでやりたい。短い距離を中心に行うようにしていました。かなりの本数走ることにしていたのでどれだけ保てるかなという感じはありましたが。

 

DM投げから腰押し。これはいつもの流れ。スティック5歩の時に「腰引き」をしまいした。チューブ5歩をやらない代わりにという感じです。構えた時にしっかりと前足側に力が入っているか。その流れの中で骨盤を後ろから引いておく。「よーい、はい」で手を放して跳びだしていく。久々にやったので最初は崩れていました。慣れてくると進み始める。こういう部分も繰り返しが重要だと思います。バランスを考えながら取り入れていきたいと思いますね。

 

二次加速スティックをやってからトーイング。比較的暖かいのもあってオーバースピードトレーニングを入れました。実際は風が冷たくて思っていた以上に体感気温は低かったような気もしますが。それでも走れるときに走っておきたいなと思っています。そのまま前半マーク。

 

そこからバトン走を。男子は少人数なのである程度固定されています。渡るときと渡らないときに差が出ます。それでもある程度はできるようになってきているかなと思います。走力がない部分をどうやってバトンで補うか。まだまだ粗さはありますが少しずつ精度は上がってきているかなと感じています。

 

女子はこの冬に入って1年生がかなり走れるようになってきました。秋口とは別人といってもいいくらいの走りができるようになっています。力が付いています12月末や1月初めには2年生が全くついていけませんでした。バトン練習にならないくらい離されている。かなりへこんでいましたが。最近少しずつ走れるようになってきていると感じていましたが。この日、バトン走をやると1・2年生ペアでバトンをやっていました。2組あって1組はある程度バトンパスになっていました。まだ距離感が微妙なところもあります。それでも「離れて全く渡らない」というのがなくなっています。同じくらいのスピードになりつつある。もう1ペアは故障明けなので様子を見ながら。ついていくだけで精一杯。本数を重ねるごとに離されてしまいます。仕方ないかなと。走る練習を積んでいくことでしかできないこともあります。まだまだ。

 

ある程度のスピードが出るようになってきたかなと感じながら。もちろんまだまだ今のスピードでは勝負になりません。大化けする選手も出てくると思っています。それでも目指すところはそこだけではない。もっともっとできることがあると思っています。

 

10バトン、25並走が終わってから土曜日に引き続き60mT×3-60m×2を2セット。通常はバトン走をやるときにはT走はなしにしています。時間の関係もあるので。短い距離を最大スピードで走る練習を繰り返しています。疲労も出てくるのでバテてきます。いつもはそこを考えて別々にしているのですがこの日は「しっかりやる」と考えていたのでT走を実施。同様にハードル選手は60mH を。

 

この時だったか土曜日だったかハードル選手がシーズンのことを話していました。何かと思えば練習でハードルを跳ぶときには「一番下の高さ」で跳んでいたのです。それで試合に行くと「いつもより高いな」と感じていたと。周りの人に「高くない?」と聞いていたといっていました。走力アップのことを最優先にしていたので細かいことはやっていません。とはいえ「高さ」が違っているとは思いませんでした(笑)。それでもある程度の結果は出ているので良いのかなと。無責任ですかね。

 

さらにそこから60mバトンを4本。最大スピードでのバトン走です。男子はある程度渡る。手の出し方が悪い者もいるので距離感がよくても渡らないことが多い。同じ指摘を何度もされているというのはよくないなと思います。改善するために何をするかを考えてもらいたい。もったいない。女子は上述のようにどれだけ我慢できるかという感じで考えていました。1年生に対して2年生が置いて行かれないという部分。が、思ったよりも善戦していました。1本は「狭くて渡らない」という場面も。まだまだ足りないのですがそれでも着実に変化している。面白いなと思いますね。

 

通常であればこれで終わるのですが火曜日に走練習をしないのでもう少し走ることに。最後に女子は150mT-120m-90m-60mを1セット。男子は120mT-90m-90m-60mを。さすがにばてていましたが何とか動こうとする部分がありました。実際のレースでこれだけ短い距離を繰り返した後に120mなどを走ることはあり得ません。しかし、今だからこそやっておく必要がある。体力的なものというよりも「きちんと走練習ができている」という自信にもつながります。最後まで動きを保てるかどうかも含めて。よく走っていました。

 

これで終わらずに「股関節周辺の補強」を。プレート補強を2サイクル入れておきました。これもしんどいだろうなと思いながら。カニ歩きとハードルピラミッドも入れて。さらに20分間フリー補強をやって終了。これはかなりだと思います。長い時間やればいいとは思いません。しかし、こういう機会も必要だと思っています。合宿などができない中で単独でもこうやって負荷をかけていく。それによりいろいろなことが変わってくると思います。よくやりました。

 

もう少し書きたいことがあるので。また別に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

着実に練習を積む

2021-02-09 | 陸上競技

更新が遅れました。まー誰かに謝る必要性もない話ですが。自分が勝手に書いて自分で処理しているだけなので。記録として、頭を整理するためのものとして。この記録が誰かの役に立つ可能性があると信じながら。

 

土曜日。前日少しだけ話をしたので私は練習の様子を見守ることに。気になる部分はあります。が、それを私がどうにかするという話ではないのかなと。もちろんある程度のことはしますが、最終的には「自分がどうするか」だと思います。それ以上でもそれ以下でもない。話をして伝われば良い。伝わらなければそれで仕方ない。そう考えてます。

 

我々は「万能」ではない。誰かの人生を大きく変えていくことはできません。人にはそれぞれの価値観があってそれに従って生きている。間違った価値観だとしてもそれが将来的にどのように影響するのかは結局は「自己責任」だと思います。そのことに関してできることは限られる。私は私にできる範囲でやる。それ以外はない。

 

練習はバランス系をやってからサーキット。ドリル系をやってからDM投げ。最近はネットに向かって投げることが増えていたのですがこれは「1歩目の移動」しか作れません。進むとネットにぶつかってしまうので。そのあたりのことも考えながら。DMが後ろに飛んでしまうかもしれないがそれでも数歩は進む感覚を作りたい。瞬発的な動きが必要です。実際は1歩だけで終わることはない。投擲とは違ってくるのでこの部分も考えていきたい。どうやって「走り」につなげていくか。パーツパーツができるようになってもそれが実際の走りに結びつかなければ意味がなくなります。

 

そこからスタート腰押しと前半マーク。少し表情が曇っているなと感じる選手もいました。声かけはします。いろいろと思うことはあると思います。前日にも話しましたが。結局、誰かがきちんとやらなければ「本当にやりたい」と思っている者ほどストレスを感じます。そのストレスのことをどれだけ理解できるか。「きちんとやる者が報われる」という雰囲気の中でやりたい。その場限りの「やる気」では意味がなくなります。どうやって取り組むのか。他者をどう感じるか。重要。

 

そこから60mT×3-60m×2を2セット。水曜日と同じです。しっかりと走りたい。ハードル選手も同様に60mH×3-60m×2です。短い距離をしっかりと走ることが重要になるのかなと思っています。うちでは「走り込み」というのはほとんどありません。長い距離を何本も何本も走るというのは皆無。短い距離もそれほど走りません。他がどれくらい走るのかはわかりません。今のうちにとって必要な練習を重ねていく。それだけです。

 

走練習。これも水曜日と同じにしました。150mT-120mT -120m-120m。これがうちにおける一番長い距離。疲れてくると動きが保てなくなる距離です。水曜日の練習を見ていて男子は女子と同じだけの距離を走るのやめました。理由はいくつもあります。最後までスピードが維持できないのであれば「走るだけ」になってしまう。そうなると本当にやりたいことができなくなる。最後の120mを90mに変更。

 

距離が変わってくると「不平不満」が出る可能性があります。「男子だけ距離が短い」と。なぜ自分たちだけ距離が長いのか。こういう「不平不満」が出るときは間違いなく強くなりません。幸い、女子は「強くなりたい」という思いが強くあります。自分たちが走る距離が自分たちの練習です。ここに関しては何も言わずにやってくれます。これは大きい。男子は力を使い切るのか、気持ちが保てないのか正確には分かりませんが最後になるとスピードがかなり落ちます。それでは練習の意味がなくなるので「保てる範囲」でやることにしました。短くしたから「悪い」とも思いません。状況に応じての練習でいいと思っています

 

2セット目は150mT-120mT-120m-90mで。男子は最後を90m-90mに変更。1セット目で練習に参加していたmrtさんが150mT をやってダウンしていました。ある程度の負荷がかかるのは間違いない。女子は1本で力を使い切れない傾向があります。本当は1本走って終わりというのが理想なのでしょうが。それができない状況であればある程度本数を重ねる必要がある。「量」というきはありません。最後に150mT-120m-90m-60mを。男子は最後を90m-90m-60にしました。それでいいかなと。

 

最後に20分間フリー補強を。自分たちで考えて補強をする。普段メニューに入っていないものでも構わないと思います。自分が必要だと思ったことをどれだけやれるか。女子は懸垂逆上がりができるようになったと話していました。ここ最近は鉄棒をやっていません。懸垂逆上がりの練習をしなくてもそれができるようになっている。補強をしっかりと積んできた成果がこういう部分に出てくるのだと思います。

 

筋力的なものは一朝一夕でつくものではありません。時間がかかります。結果が出にくいので「面白くない」と感じるものもいるかもしれません。「筋肉ばかり付けても仕方ない」という考え方もあるのだと思います。そこまで肥大させる必要はないと思いますが「身体を動かすために必要なもの」としてとらえる必要があります。

 

11月から冬季練習を始めて3カ月。少しずつですが成果は表れていると思います。まだまだ力が足りないと思いますが秋口に比べるとずいぶん走れるようになってきている。その中でどうやってもうワンランク上を目指すのか。練習は正直です。きちんと練習を積んでいくことで間違いなく変わってきます。これをどれだけ継続できるか。ここが重要だと思っています。

 

まずまず。そんな感じです。もっと速く走れるようになってもらいたいなとは思います。少しずつ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする