水曜日。学年末考査最終日。この日に採点しなければいけないテストが2つ実施されます。2日後に返却。これはなかなか大変な作業です。普通教科の先生方は240人分の採点が必要になります。これは半端ない作業。私はトータルで80人くらいですからなんとかなります。「業務改善」が提唱されてかなりの時間がたちます。が、結局ほとんど空き時間はありません。卒業したらそれで処理が終わるという話でもありません。膨大な作業と確認が・・・。まーやるしかないのですが。
考査が終わってから「卒業式の片付け」がありました。在校生は考査があったので体育館はそのままになっていました。各クラスで片付けの割り当てがあるのですが自ら申し出て選手に片づけを手伝わせることにしました。申し訳ないですがこのほうが圧倒的に早い。「数は力」と言いますが、「動けない」数が多いとほとんど意味がありません。その点、うちの選手はよく働きます。椅子を運ぶこと、シートをたたむこと。自分たちで動けます。こういう部分は間違いなく「部活動の教育効果」だと思います。座学で座っているだけで何か身につくわけではありません。他の生徒は早々に体育館を出てもらい選手がモップ掛けもしていました。他にも荷物を運ぶことも進んでやる。褒められましたが「できて当然」だと思います。こういう部分では明らかに「差」があります。成長はしています。
練習に関しては最優先事項として「基礎筋力の回復」を挙げました。身体を動かすことは指示していましたがここにも「差」が生まれます。その中で最も差が出るのは「筋力」かもしれません。空き時間に補強をするというのが「当たり前」になっている選手はそれができていると思います。勉強の合間にやる。が、やっていない者は1時間の運動どころかほとんどやっていない可能性があります。ここはこちらも高いレベルを求め過ぎないようにしなければいけないなと。
上半身下半身を実施するつもりでしたがグランドに行くとサーキットの準備がしてありました。おかしいな?と思ったらメニュー表を作り間違えていました。前日にもサーキットを行っているので選手も「変だな」と思ったようです。バタバタするとだめですね。反省。この日は会議の予定だったのでギリギリまでグランドに居てそこから移動。メニュー的には「トレーニング」が前半のメインだったので問題ないかなと。DM∞をやってからセラバンド補強、ハードル股関節。これだけですでに身体が痛くなったという者も。やるしかないかなという気はしています。
動き基礎をやってからいつも通りの流れ。量を走るというよりは基礎的な部分の確認です。DM投げ、腰押し、二次加速スティック。そこから前半マーク、バトン走へ。ショートスプリント中心にする予定だったのでこれで十分な負荷になります。走っておく必要もあるので60mTと60mスプリントもそれなりに。最大スピード云々といよりは「走る」というのがメインだった気がします。気になる部分がいくつかあるのでこの辺りは翌日かなと。
最後に60バトンをやってから再び補強。「共通補強」と「フリー補強」に分けて実施。すでに筋肉痛になっているかもしれませんがそれでもやり続ける。この週は「筋力を戻す」ことを最優先にしたいなと思っています。毎日筋肉痛になるかもしれませんが。基礎筋力を戻すことがどれだけできるか。逆に考査期間中にその低下を最小限にできて選手はここから一気に上がってくると思っています。
何人か本当に「陸上競技が好きなんだろうな」と感じる選手がいます。これは私がどうこうというよりも「本人たちの資質」に起因する部分が大きい気がします。こういう選手が雰囲気を作って本当の意味での「楽しい練習」をしてくれることが良いなと思いますね。
とりあえず記録として。私は空き時間をフルに使って自分の仕事を実施。やらなければいけないことは変わりません。真面目に。