木曜日。この日から2日間、テスト返却授業。午前中のみとなります。あたふたしながらやります。朝の段階でかなり筋肉痛になっているということでした。まー前日にかなり動いていますから。「中臀筋が筋肉痛」という選手も。それほど中臀筋の補強を入れていませんでした。フリー練習でかなりやったようです。この日のメニューにも中臀筋の補強が入っていました。「筋肉痛だけど動かしていたら痛くなくなる」ということだったの予定通り実施。
バランス系をやってから中臀筋補強。そこから上半身下半身。あれこれ言いながらやっている選手も。筋肉痛だったのでしょう。前日の負荷でダメージが残る。当然のことだと思います。その中でどうやってやっていくのか。補強に関しては「自分で正確にやる」以外に筋力アップにはつながりません。しつこく言い続けるしかないのかなという部分。「本当に速くなりたい」と思うのであれば行動自体が変わってきます。「与えられる」ことと「自分でやるしかない」ことが存在します。
久々に二重跳びを実施しました。ジャンプ系が不足しているので。反発をもらうこと。土のグランドでは難しいのかもしれません。それでも「やればできる」部分はあります。ドリルも丁寧に。もも上げから行いました。地味ですが。この日は加速段階T走を実施することにしました。メインはスピード練習にしていました。そこに至るまでの加速段階を作っておく必要があると思ったので。可能な限り。重いT走になったときにその場足踏みのようになってしまう者もいます。これはもったいない。前に進むためにどうするか。重たいから進まなくても仕方ないということはありません。もっともっと効率よく進む。力に頼らずに進む。道具を使いながら覚えてもらいたいなと思っています。
そこからは通常通り。DM投げ、腰押し、二次加速スティック。そこからはスピード練習に切り替え。トーイングを行ってから40m×2-50m×2-60m×2を実施。最大スピードを出してからそれを自分のスプリントに活かしていくという形にしています。それを2セット。久々に「競争」の形で行いました。3月に入っています。その中で「他者と競争する」という部分も必要になります。自分で走って終わりではなく相手がいる中で自分の走りをすることが必要になります。
課題も浮き彫りになりました。うちのように「積み上げる」形の練習をしていると時間が空くと「感覚が崩れる」というのが出てきます。ここへの対応は臨機応変にできる選手の方が良いですね。対応できるかどうかは大きい。時間がかかると思いますが少しずつ戻していきたい。筋力と違って感覚は「戻る」のが早いと思っています。もちろん、きちんと意識して実施できるかどうかですが。かなり進んでいる選手もいます。逆に崩れている選手も。この「差」をこちらも分析していってできるだけ早く対応していかなければいけません。
その後、シャフト補強。筋肉痛の上に筋肉痛を重ねる感じでしょうか。追い込むという気はありませんが身体づくりのためにという部分。さらに終わってから20分間のフリー補強。男子、前日に引き続きまた「腕立て伏せ」をしていました・・・。もう少し「自分に必要なこと」を考えられるようになると良いのですが。こういう部分での成長を期待したいなとは思っています。「盛り上がり」だけで補強をしていたら「自分に必要なこと」が見えてきません。
前傾してしまう選手。「どうしたらいいか」と相談しに来ました。骨盤が前傾しすぎて腰が残ってしまう感じになります。そのため大腿四頭筋が張ると。加速段階の動きをずっと続けている感じになるから当然ですね。こうやって「自分自身」について考えるというのは重要だと思います。私が指示したからやるというのではなく「何が必要か」を考えて行う。今の走りの課題を自分自身が分からないといけない。それに合わせた「補強」なり「動き」をやっていく。「当たり前」だと思いますがそれが「当たり前」ではなかったりする。ここは今後の大きな課題なのかもしれません。
色々なことが見えてきます。自分自身のやり方も含めて。少しずつ変化を。