kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

優先順位をつけながら

2023-02-26 | 陸上競技
土曜日。この日は練習でした。テスト期間中ですが午後から勉強できますし、翌日は休み。きちんと時間を有効に使っていけば全く問題ないはずです。それができないのであれば、結局競技の結果も出せないと思っています。自分に返ってくる。2時間程度の練習です。

専門練習メインになっていました。前日にメニューを作って送っておきました。バトン練習をしたいのでそれまでの時間をアップに使う。専門練習の時間を確保するために何時になったら専門練習に移ると決めて、アップ完了が何時という逆算。決められた時間の中でやることが必要かなと。何をやって何をやらないか。優先順位をつけながらやっていく。

シーズンを見越してのバトン練習としました。2走と3走は確定かなと思っています。ここは固定したい。1走と4走をどうするか。この冬、スプリントを上げることを主眼に別メニューを作ってきました。それに合わせて身体作り。ある程度走れるようになってきているかなと思っています。何人かは朝練でドリルを徹底的にやっています。ハードルを使ったドリルをかなりやってきているので別人のように進むようになってきているかなと感じています。それをどう結果に繋げていくか。

この時期なので「まだ誰が走るか分からない」というのは良くないかなと考えています。個人的には冬季練習でもメンバーを固定してやりたい。それができていないのでここからは試合をイメージした走順で。それ以外は「渡す」「もらう」ができるようにやっておきたい。10バトン、25並走をやってから合流走。これまでは合流走は「40-60」でやっています。が、この後の練習を考えた時に「30-60」へ変更。対応ができません。ここですね。また説明書を作っておきたいなと思います。ここで「距離感」を掴んでおく。

それを活かして直線でのバトン。カーブを使っての練習でも良いと思いますが、まずはきちんと安定して渡す距離を確認しておかないといけません。陸上に対する理解がどれだけできるか。理解させるのが難しいと思ったのでこの日は「とにかくやる」という形で。バトンを渡すためにマークを置いていますが、考えたら分かる。考えないから分からない。まー良いんです。そこを理解させるために時間をかけていたら短時間での練習ができないので。

ここまでを約1時間で。少しオーバーしましたが。そこからは専門へ。小雨が降ってきたこともあり、砂場と高跳マットは使えなくなりました。仕方ない。跳躍系はこれまで教えてもらったことの復習として選手に任せる形になっています。ここはダメなところですね。本当はもっと勉強しないといけないのですが。

それ以外はバックストレートでまとめて。ショートハードルもここに設置して。男女のヨンパはバックストレートを使う以外に選択肢はないので。ショートスプリントもスタートの出の感覚を掴みたかったのでバックストレートで。元々スタートで起き上がるタイプです。見ていて1歩目は悪くないのですが2歩目が出ません。構えから修正していって2歩目の意識をさせる。これがハマった部分があってめちゃくちゃスムーズに進むようになりました。これは面白い。何度か見ましたが「分かった」と言っていました。こういうことだと思います。課題を明確にしてそこを繰り返し克服させる。大きく変わります。

ショートハードルは1台目のアプローチと3台目まで。前回と同じです。繰り返しながらやっていくことが大切です。とにかく慣れる。そのためには跳び続けるしかないかなと。「課題を明確にして」というのと矛盾するかもしれませんが。1台目までで少し鈍ります。こちらもスプリントに関してはかなり速くなっています。それを活かすためには経験が圧倒的に足りない。何台も何台も跳ぶ。もう少し経ったら細かい部分も含めて指導できるかなと思いますね。優先順位としては「経験させる」というところだと思います。

ヨンパはスタブロから。本数はそれほどいけませんが。ここも2年生はかなり上手い。1年生はまだ経験不足だと思います。何もしなくても上手く跳べる選手もいるとは思いますが、やはり経験を積まないといけません。ストライドの調整と距離感。1年生はある程度走力があります。2年生はまだ足りません。最終的にどのような順位になるか。

50分程度専門の時間を確保して最後に全員で「250」を。昨年はマイルのための練習を一切やらずにレースに出ていました。後半の失速もあります。今年は「狙いたい」「狙える」と思っています。両リレーでのインターハイ。十分可能なところまで来ていると感じています。そうであれば全員がその意識を持つ必要がある。短短だから、短長だから。そんな枠組みにとらわれるのではなく「勝つために何をするか」だと思います。競争する機会を与えたい。この中で「マイルが走れるかどうか」を判断していけたらと。学年とかではなく「強い者が4人」で組まないと戦えませんから。

グループを2つに分けて。1組目はショートスプリント系が多くなっていました。ジャンケンで分けています。ショートハードルの選手が最初からぶっ飛ばしていました。こういう姿勢は大きいですね。それにロングスプリントの1年生が付いていく。かなり離されました。スピードがある方がここは強い。ショートハードルの選手もマイルメンバー候補になると思います。
2組目は実際にマイルを走って来た選手が大半。場所取りなども含めて上手くやらないといけません。前半からショートスプリントの選手が出る。それについて跳躍選手が出る。後先考えずに飛ばしていました。流石に最後はへばって短距離エースに流れていましたが、これは本当に面白くなるなという安心でした。かなりのところまで行けそうな感じ。

同時に2年生が完全に置いて行かれていました。スピード不足もあると思います。一冬越えて1年生が力が付いているのがあります。1年生はこの冬ずっと朝練習を継続して来ました。その成果が出ていると思います。2年生は朝練をやっている部分があまりない。差がついているのかもしれません。ここに関しては全体に「足りない部分を補う」ことを伝えています。やるかやらないかは本人達の考え方ですから。悔しいと思いますが、走力で負けています。ここから目を背けないことでしょうね。今は絶対に勝てない。これからどうするか。県総体までにどう差を詰めるか。ここだと思いますね。悔しければやるしかない。やらなければ勝てない。

見ていて「力がついているな」と感じています。去年はこの時期、女子はほとんど走っていません。練習さえできていない感じでした。去年よりは間違いなく強い。それも比にならないくらいかなと。戦えると思います。

あとは私のモチベーションがどれだけ維持できるかなのかなと思っています。陸上競技に対してどこまでも熱を持てるか。ここまでやったらあとは何とかなるのではないかなという気持ちもあります。ここまで来たら勝負したいなという気持ちもあります。

とりあえず記録しておきます。手応えはあります。本当に。
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会議

2023-02-26 | 陸上競技
金曜日、高体連の会議でした。今年度の反省と来年度に向けてどうするかという内容。

参加して思うことを少しずつ伝えました。私は基本的に運営することにはそれほど興味はありません。元々委員になる人が少なくて「運営も強化も」とogw先生に言われたので引き受けたというのもあります。運営するのであれば選手がやりやすいようにという感じがあります。主体は選手。

今の私の興味関心は「どうやって強化をするか」です。もちろんその想いがいつまで続くか分かりません。この日、雑談で「中学校の平日練習」について聞きました。中学校は「勤務時間」で終わるようになるようです。宇部地区は「16時30分」で練習が終わり。もう終焉を迎えつつあるんだろうなと。中学校の先生方も工夫をしようとしているとのこと。16時30分までは「学校の部活」になる。31分からは「クラブチーム」としての活動にする。なかなかです。

結局、本来的な問題が何か解決するわけではありません。部活動の地域移行。それは表面的なものであって本質的なことは何も変わらないのではないか。勤務時間外労働が増える。が、やりたい人はクラブチーム化して中学校の指導をする。勤務時間云々の問題ではない。時間外労働に対する賃金が支払われるわけではなく、「だったら辞めてしまえ」という流れ。学校の教育の延長であった部活動が全て外部指導になれば学内の様子を知らなくても問題なくなります。「競技さえやれば良い」という形になるのかもしれません。

そのこともあって「今後の指導」について投げかけました。高体連の指導体制うんぬんも大切ですが、中学校の部活動がなくなればそのまま高校で競技をやる生徒が激減します。そこに対して何かアプローチできないだろうか。それはずっと考えておかないといけないことかなと。もう既に手遅れになりつつあると思っています。何か動かないだろうか。

そう考えてこの冬は中高練習会を月に2回実施しました。そのことに対しても「勧誘ではないか」「保険の問題があるのではないかと」という意見もあります。中学生が高校で練習をする、競技場で練習をした時に怪我をしたらどうなるのか。高校の教員が中学生に声をかけて指導をすると「勧誘」ではないかと言われるのでは。そういう意見もあるのだと改めて感じました。

こうなるとなかなか難しいなと思います。今やっているハードル練習会も批判的な意見があるのでしょう。私の耳に入らないだけなのだと思います。その場面でも話をしましたが「勧誘のため」にやっているつもりはありません。もちろん長いスパンで考えたら他でやるよりも指導を受けてずっと一緒にできる方が良いかなとは思います。しかし、進路の問題、地域の問題もあるので一概に全てに対して指導をすることができるかというのは不可能だと思います。それを理解した上で中高練習会をしようと思って始めました。

保険のこと。本当はもっと詳しく考えておかないといけないのだと思います。保護者や顧問の許可を得たとしても万が一怪我をしてしまった時には「トラブル」の原因となるのだと思います。今後どうするかは考えないといけないなと思っています。別に私がやらなくても良いのだと思いますし。これから先のことを不安視してきましたが、周りがそこまで思わないのであればいつものように「また勝手にやっている」という批判の対象になるのでしょうから。

小さい範囲のことを考えてやっていくつもりはありません。本当にクラブチームを立ち上げて、高体連に所属せずに指導だけする方が気持ち的に楽なんじゃないかという部分が大きくなっています。上述の部分と矛盾するかもしれませんが、「外部指導者」のほうが競技に特化してやれるのは確かです。その方がさまざまな柵から抜け出してやれるのかもしれないなという気持ちも強くあります。

真剣に考えていこうと思っています。二番煎じは手遅れになる。そこだけは確かです。

まとまりませんが。記録しておきます。
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