kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

伝わり方

2016-04-25 | 陸上競技
そろそろ本題に入らないといけないのですが。

それでもあえて話をそらす(笑)。いや、ワザとではないのですが色々と考えることがあり書いておきたいなと。

授業の中で「ビジネス実務」という科目を担当しています。昨年に引き続きです。ビジネスマナーを身につけようという感じでしょうか。その中で「ビジネスコミュニケーション」についての内容があります。それを伝えるために「導入」として色々なことをやりました。

私が書いた「ある絵」を用紙に書き写させます。それは何を書いたのかは教えません。私が描いた絵を見て判断してもらいます。そこから「絵を使ったしりとり」を始めます。制限時間内にどれだけしりとりができるか。約束事としては「何を書いたのか」は教えない。自分が描いた絵を隣の人が見てなんと判断するかです。時間が来たあとに「何を書いたのか」をそれぞれが説明していく。きちんとしりとりになっているのかどうかです。私は「パンダ」の絵を描いたのですが受け取る側は「タヌキ」だと判断しました。その時点ですでにしりとりにはなっていないのですが・・・。「チョコレート」の絵をかいていたのですがそれを「ドア」と判断してしりとりを続けるところもありました。

何が言いたいのか。自分は「こういうつもりで書いている」と思っていても相手は「自分の判断基準」で読み取ります。絵にしても言葉にしても「受け取る側」と「伝える側」にきちんとコミュニケーションが取れていて「共通認識」がなければだめなのです。伝わるべきものが伝わらない。それでは同じものを共有できないと思います。こちらが伝えたい「真意」が本当に相手に伝わっているのか。そこが重要なのです。

更には「地図」の絵を描いている子もいました。「ず」から始まるしりとりはなかなか難しい。自分が「これだ」と思って書いたものであっても次の人が困るのです。「自分の立場だけ」で考えていると上手くいかなくなります。自分さえよければいいという考え方ではなく「これをやると次の人がどうなるのか」まで見越した行動が必要になるのです。このあたりのことをどうするのか。普段の生活をしているだけでは身に付きません。意識して行動させるのは大きいと思っています。それをやるのはぼんやり授業をするのではなく「大切なものは何か」を理解しながらやっていくことです。

「○」の絵を見て「マル」と感じる人もいる。「ボール」だと判断する人もいる。シンプルであればあるほど実は分からないことがある。だからと言ってしつこくしつこく説明をしていけば伝わるのかというとこれもまた違うのだと思います。ある程度のところまでは引っ張っていけると思うのですがそれ以上は「こういうことだな」という正確な判断ができるようにならなければいけないのです。全部をやってもらうことがその人のためになるわけではない。

教科書を使います。だからと言って「教科書を暗記すればよい」とは思いません。「実学」として学んでいくことが重要。授業も部活動も同じだと思っています。これもあくまで「観点」としての部分。こういう切り口が正しくてそれ以外のことが間違っているとは思いません。それぞれのとらえ方がある。それが正しいかどうかを判断するのは難しいと思います。「一般的」と言われる考え方がどうなのか。

今、熊本や大分の震災がマスコミで報道されています。ある芸能人が「寄付をした」と書く。するとそれに対して「売名行為だ」「偽善だ」とネット上に書き上げる。それはどうなのか?実際に助けたいという気持ちで寄付をしたのだと思います。それに対してなぜ叩く必要があるのか。偽善だとしても売名行為だとしても「寄付という行為」に対してあれこれいう必要があるのか。被災者が「お前のお金なんかいらない」と言っているのか?全然関係ない第三者が「目立つ行為」に関して叩いているだけ。誰かを攻撃することで自分自身が優位に立っていると感じるのかもしれません。わざわざ言わなくてもいいという価値観もあるでしょう、。自分がやったことを他者に知ってもらう必要はない、と。そういうのが「美学」だと考える人もいれば「自分はやりました」と公にする人もいる。どちらが間違っていてどちらが正しいとは言えない。

何か問題を起こしてマスコミが取り上げる。「ネット」上では名乗らない人たちがそれをたたく。謝罪会見を行いますが正直「自分には関係ないこと」で謝罪しているので「許す」とか「許さない」ではない。だから一生解決しない。だって「自分の生活には一切影響はない」のですから。こいういう場合、「声が大きい者」の意見があたかも「多く人間の意見」として受け取られる。たった1人の人間が何度も何度も批判をすればそれはまるで「万人の意見」のように錯覚される。

被災にあった芸能人が「現状」をblogで公開していた。「辛い思いをしているのはあなただけではない」という意見が書き込まれ本人は更新を辞めた。いやいや、なぜ「被災者」をそれほどまでに批判するのか。芸能人だから「辛い」と言ってはいけないのか?一般人だったら辛いといってもいいのか?なぜ傷口に塩を塗りこむような行為ができるのか?理解できない。ひょっとしたら「悪意ない言葉」なのかもしれない。被災した方々に手を差し伸べる人を批判する意味が分からない。被災した人を批判する意味が分からない。

「同じもの」をみてどのように感じるか。「コミュニケーション」というのもあれば「価値観」というのもある。同じものを見て「美しい」と感じられる人が近くにいてくれたらそれがとても幸せなことなのかもしれない。こうやってblogを書く。言葉で書いているので「良く思われない」こともあるだろう。それでも「書く」という行為で何かできるではないかと思っている。思っているだけだから。blogに「批判的なコメント」は入らなくなった。が、いつ入るかわからない。「許可制」にしたので「面白くない」と思って書かなくなったのかもしれない。そこは分からない。が、このblogを見て「感じるもの」があれば幸いだと思う。

私は「パンダ」の絵をかいてそれを「タヌキ」と認識する。そこから自分が意図しないところでしりとりが続いていく。世の中なんてそんなもんなんだと思う。自分の「本当の考え」や「本当の姿」は近くで理解してくれる人にしかわかってもらえないのかもしれない。

特に何かがあったわけではありません。ご安心ください。更新が滞っていたので病んでいたのではなく「疲労していた」からです(笑)。お許しを。真面目に更新します。
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支部大会2

2016-04-25 | 陸上競技
続き。というか補足。

前の記事について少し書いておきます。以前から師匠に「焦らないように」と言われ続けてきました。師匠も「県総体」で総合優勝をした時の中国大会で上手くいかなかったことがあるといわれていました。まさに弟子として同じ道をたどっている感覚(笑)。あれだけ話を聞いている中でなぜそのようなことになるのか?我ながらダメですね。

今年に入って「焦ららないように」と何度も言われていました。ある程度力のある選手が入ってきて指導者としては「もっと狙える」と思ってしまう。その状態でやり過ぎると結果的に上手くいかなくなる。あくまで「1年生は1年生」です。大きな戦力として考えすぎてしまうといいことにはならない。もちろん、「尋常ではない戦力」なのですがそこだけに頼りながらチームを作るのは違うという指摘だと思っています。更には「やり過ぎないこと」を言われ続けていました。期待しすぎて練習量を増やす。一時的に記録が上がるが間違いなくどこかで「疲労のピークが来てしまう」ので総体や中国で走れなくなってしまう。そこの部分も考慮しなさいという指摘。ありがたいことです。話が前後しますが支部大会1日目の夜に少し電話して話したのですが「もっと練習して総体で疲労のピークが来るように!」と言われました(笑)。最大の賛辞だと思っています。意味が分かってもらえるかどうかは読者次第なのですが。

今の学校でやりたいことは「長期的な視野に立ってやりたい」ということ。性急に結果を求めないようにしたい。もちろん上級生は悠長なことを言っている暇はありませんが。少しずつ少しずつです。

それとは少し異なるのですが男子のエースは200mにはエントリーしませんでした。理由は簡単です。100mで県総体に出したかったから。200mを走っていたら総体に出場権を得られるかもしれません。が、走りのタイプ的に中間の維持ができない。それでも「狙うべきだ」という意見もあるかもしれません。私的には「1年間チームを引っ張ってきた選手」に対して「なんとか総体に出場できるように」と思っていました。もちろん万人がそれでうまくいくわけではありません。頑張っていても総体に届かない選手もいる。この選手には「チャンス」がありました。だからこそそこに向けての種目選択をしました。

これは前に書きましたがこういう状態でしたから「リレー」に対する考え方の中で論議が生まれます。この選手が走れるようならリレーは出る。走れるかどうかの水準であれば「個人種目優先」という判断をしました。ひいきと言われるでしょうか?だとしても「無条件で総体に進める種目」と「勝ち上がらなければいけない種目」を並列に並べることはできないと思っています。今の支部はかなり勝ち上がるのが厳しい。他地区であればもう少し余裕があるかもしれませんがここでは無理。そんな中でリレーで走って個人種目への可能性を0にするのは違うなと思っていました。その話もしました。全員が納得したかは分かりません。前日練習で「走れる」と判断してリレーも参加へ。

私個人の考え方です。昨年度の秋の新人で「シード権」が発生します。決勝に残ったら県総体への参加が保障されます。色々な意味で「優遇」されます。故障をしていたら間に合うまで休ませることができる。リレーは失格しても無条件で総体へ進める。話を聞くと他県では「優遇一切なし」だとか。「インターハイに向けての戦い」は県総体から始まるのではありません。支部大会から始まっているのです。「シード権があるから支部大会は出なくてもいい」という気はありません。調整するかどうかは別として「勝ち上がって出場権を得る」というのが重要なのです。前回インターハイにリレーで出場した時は「支部大会から」というのを話していました。途中でつまづくようであれば大きな目標へは届かないからです。当然の話。

とはいえ、今回は高跳び選手が直前になり棄権。万全を尽くしましたが間に合いませんでした。「出られるけど出ない」のではなく出たくても出れないのです。県記録会で歩けなくなるほど足首を痛めていました。走ることができる水準までは回復していました。が、踏切ができません。その状況の中で「記録だけ残せ」とは言えません。これから先のことを考え「棄権したほうが良いのではないか」と何度も進めました。最後の最後まで悩んだ結果の棄権。選手としては苦渋の決断だったと思います。もう少し何かしてあげられたのではないかと思っています。無力でした。総体までに専門練習をしっかりとさせておきたいと思っています。絶対に何とかします。

思うことを漠然と書いています。まとまりませんが。そしてこちらの「意図」が上手く伝わらない部分も出てくるかもしれません。それでも書いていきたいなとは思っているのですが。競技について書けていません。なんなんでしょうね・・・。しばらく書いていなかったので書きたいことが蓄積しています(笑)。
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支部大会

2016-04-25 | 陸上競技
土曜日と日曜日で支部大会が実施されました。長い時間をかけてここに進んできました。

1年前、「参加する」ことを最大目標に掲げていました。リレーに関しては「最後までバトンをつなごう」というのが目標。全員が県総体に出れるわけではありません。それぞれの支部によってアンバランスもあります。それはそれで仕方ないこと。競技のことを考えていくことも大切ですが。他の部分もありあます。あれこれ言われるかもしれませんが「教育的な部分」をやっています。女子のリレーに関しては「参加する」から「勝負する」になりました。強力なメンバーが入ってくれたというのは大きいですね。男子は1年生が十分な練習が積めているとは言えません。総体までに時間をもらえたら何とか対応できるかもしれないというのがありましたが「支部大会」で勝ち上がらなければそこに到達できません。難しいのです。

1年生に関しては「フルエントリー」は避けました。これまでの経験から「長い目でみて育てていこう」という部分です。これが良いとか悪いとかではないと思っています。個人種目は1つだけ。リレーも1つだけ。練習が積めているなら良いですがこの時期に無理してたくさん走る必要はないと思っています。本人たちにもその部分は説明しています。前任校では「総合優勝」という部分も考えていた時期があります。「得点稼ぎ」で専門外の種目に出る。これも「チームの方針」としては意味があると思っていました。が、今は少し変わってきたかなと思っています。

以前、県総体で「総合優勝」を目指したことがあります。長距離0人で(笑)。短距離選手7人でトラック優勝をしました。通常では考えられない部分だと思います。その代り無理をさせたところもあります。200mと400m、400mと800m。多い選手は100mH、400mH、4継、マイルとすべて出場。高校生ですから元気があります。専門外の種目でも得点を取ります。100mHは最初から中国大会には出ないという選択でした。それにより「出場枠」が1つ減るというのも問題点かもしれませんが。中国を目指して一生懸命に取り組んでいる選手に失礼だったかもしれないとは思います。それでも「総合優勝」のためには必要でした。結果は見事「総合優勝」。が、そこでエネルギーを使ってしまった感じがありました。もちろんもっとタフにならなければいけないのですが「無理をした」というところもあったと思います。その年、マイルでインターハイを本気で狙っていましたが届かず。7位となりました。

「総合優勝」というのは簡単ではありません。特別選手が集まる&様々な種目に選手がいるチームであればあり得る話ですが。他のチームではほぼ「不可能」です。それを達成したことに関しては「素晴らしいこと」だと思いますが、そこが「目標」になってはいけないのではないかと思います。県で総合優勝しても「インターハイ」には届かないからです。チーム状況によっては「支部大会」で「上位入賞」を目指すのもありだと思っています。「目標の共有」です。前任校、「支部大会」も総合優勝していました。が、無理をさせるというのではなく通常通り種目にていた部分がほとんどです。夏の支部大会などはかなり負けていました。1種目3人、2種目までという制限があると人数が少ないチームには明らかに不利だからです。そこに対するこだわりはなくてもいいかなと勝手に思うようになりました。

1年生に関してはどう考えても「準備不足」です。そのことも考えて「個人1種目、リレー1種目」です。今活躍してもこれから先のことを考えると無理させたくない。これは「今の私の考え方」です。正解かどうかはわかりません。この考え方を大きく主張するつもりはありません。女子に関しては1年生に2種目出場させたらどちらも「県総体出場権」を得たかもしれません。この総体路線は「4継中心」で考えています。そこに対して大きな負担をかけたくない。「消耗品」ですから試合に多く出ればいいわけではないと思っています。来年度は2種目+4継マイルを考えています(笑)。そこまでに準備をしたい。男女ともにです。3種目出場というのは考えてはいません。無理しても意味ないですから。女子はマイルを嫌がるので1年間かけて説得していきたいですね。そうなると県新人も参加か?!まーその時に合わせて考えます。

支部大会について内容にはなっていないですね(笑)。種目数を絞りました。これであれば今の練習量でもある程度対応できると思っています。もう少し増やせればショートスプリント中心でもマイル対応はできると思っていますが。そこまでの量を追っていませんから今は無理。それでも男子は3年生がいるので「マイル出場」の方向で考えていました。この辺りのこともボチボチ書いていきます。
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いやはや

2016-04-25 | 陸上競技
また数日間の滞り。毎日更新するのが目標なのですが、力尽きてしまうことが多くて。金曜日は更新しようと意気込んでいたのですが急遽親しい指導者と食事をしようということになりました(笑)最近はほぼプライベートの時間がありませんからこれくらいは、という気もあります。

とりあえず怒られました(笑)。本気で棒高跳びをやる気があるのか?!という部分。感覚の部分で分からないことが多すぎます。短距離中心にやってしまうので良くない。前から試合の前はしっかりと跳んでおかないといけないと言われていたのに、気がついたら競技場練習がなくなっていました。また、他の跳躍種目であれば「たまりバネ」みたいな感じで身体を休めます。種目特性によって大きく異なるのです。そこを事前に理解しておかなければいけないのに。「本気でやります」と宣言しておきながらこれですから。情けな話です。

選手と話をした時に「不安がある」と言っていました。この時点で「指導レベルの低さ」が露呈しました。これまで誰もやっていない種目をやろうとしているのです。本来であれば毎日毎日跳んでも良いのかもしれません。私自身がもっときちんとしなければ。襟を正す。そんな気持ちになりました。

あとは競技の話のみ。気がついたら私たちだけになっていました(笑)。嫌いではない雰囲気です。他の場面ではどうしてもあちこち話が飛びます。このように「競技について」だけ話し続けるのは本当に楽しい。自分の取り組みを見直す機会になります。

練習は2時間で終わらせるようにしました。アップなども適度にやってテキパキと。かなりイラッとすることもありましたが我慢して。それにより10分くらい予定をオーバー。本当に考えないといけないことは何か。人の振り見て我が振り直せという感覚は持ち続けないといけないなーと改めて感じました。私がやっていることだけを正当化する気はありません。それでも自分の中の軸をもってやっていかないといけないなと。

リレー練習はやりました。まずまず。女子は1走を変更。男子はエースが足が痛いという場面があったので出場を考えるレベル。1走を替えるだけなら何とかなります。2走や3走を替えることになるとかなりの労力が必要です。普段からバトン練習はやっていますがエースが抜けて5番手が入るというだけで走力的には1秒くらい落ちます。ここは考え方だと思っています。「参加できるから走る」ことと「勝負する」ことは異なると思います。戦うことを考えています。ここも価値観だと思いますが。

「個人」と「リレー」のあり方だと思います。ある程度狙っている「個人種目」があるならそこを棄権させる気はありません。「リレーに賭ける」と言っても「個人」をすべて犠牲にしてリレーに賭ける気はない。もちろん確率の問題で「リレーが一番戦える」というのであれば変わってくる部分はあるかもしれません。「チーム」のために全てを犠牲にするのはやっぱり違うんじゃないかなという気がします。

女子はまずは個人で総体出場権を確保するために1走を変更。絶好調だった4月当初スタート練習をしていて足を痛めました。こういうのはblogには書かないようにしていました。ライバルとして見られるでしょうからある意味「情報戦」です。全力で走れるようになったのは数日前。まだ痛みがあります。そんな中で「リレーのために」無理させるのは絶対に違うと思っています。走力が落ちても「勝負できるレベル」にはいます。1走ですからバトンを運ぶだけ。難しくありません。何とか無難に練習することができました。

男子は2走の変更をするかどうか。私は出なくて良いと思っていました。リレー自体を棄権する方向で考えていました。個人での総体出場を優先したい。ひいきと言われるでしょうか?いや、可能性の問題です。ある事があって「冗談じゃない」という気持ちになっていましたが、だからと言って相手にしないという話にはなりません。こちらとやれることはやらないといけないですから。何が何でもというガムシャラさがあれば変わります。試合前にこの手の話をするのは良くないのですが厳しく現実と取り組みの甘さを突きつけました。リレー、参加の方向で。この日のバトンはほぼ完璧。まだまだやることはたくさんありますが。

そんな感じでした。書きたいことはあるのですが。40歳を目前にして体力の低下なのか自分のために使うエネルギーが尽きています。選手のために使うエネルギーは残っているのですが(笑)。

ひとまず書いておきます。支部大会のことは随時書いていきます。気が向いたらお付き合いください(笑)
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「心」の部分

2016-04-22 | 陸上競技
真面目に書きます。

今、競技指導をしています。もちろんそれ以外の指導もしているのですが。選手たちに話をします。この話もどれだけ相手に伝わるかどうかという部分です。同じ言葉を言われても「きちんとやらなければ」と思う選手もいれば「何を言っているのか」と感じる選手もいると思います。感覚というのは「万人が同じ」ではありません。もっといえば「聞く気」がなければどんな話をしても「響かない」のです。どれだけ「力」があってもそういう「素養」がなければ強くなる可能性は著しく低くなると思っています。

「やってもらって当たり前」ではないと思っています。選手には何度も話をしています。最近では授業の中でも同じように言っています。物事に対して「本気」になれば自分がやるべきことは自ら考えやっていく。それができない選手は力があったとしても「ないに等しい」と思っています。伸びしろがなくなりますから。

気功ができるようになりかなりの時間を「治療」に使っています。それは私が「好きでやっていること」という感覚があります。「強くなりたい」「何とかしたい」という気持ちを持っている選手のために「自分ができることをやろう」と思うだけです。逆に私が「何とかしたい」と思わなければ「やる必要はない」ことだと思っています。自分の人生の時間を「切り売り」しているのです。プライベートの時間を自分以外のために使う。これを「当たり前だ」と言われるなら絶対にやりません。「なぜあの選手にだけやって自分はやってもらえないのか」と不平等感を持つ選手も出てくるかもしれません。本当に必要であれば「自ら申し出る」事と必要。

「何が何でもやる」という感覚を持てる選手は絶対に強くなると思います。足が痛ければ治すために何でもやる。時間と労力を惜しまずできること全てやる。以前、ヨンパの県チャンピオンになった教え子、足を痛めました。最初は何とかなるだろうという軽く考えていましたがなかなか治らない。こちらもかなり手を尽くしました。気功にも連れて行きましたし広島の鍼灸院にも連れて行きました。なかなか改善されません。

「びわ灸」が効くというのを伝えたら家の中でお灸をして家中が大変なことになる。それでもとにかく治して走りたい。その想いが誰よりも強くありました。「何とかしたい」というのが見ているこちらにも伝わりました。「想い」は人を動かす。びわの葉っぱがなくなったらおばあちゃんが山に採りに行ってくれる。治療するのにお金がかかるのでこっそりおばあちゃんが差し入れてくれる。「これで治るんだったら安いものだ」と言ってくれたようでした。

更には師匠が学校に投擲練習に来たときに図々しく治療をお願いする。更には翌日、下関までその子を連れて行って半日ずっと治療をしてもらう。こちらも必死です。マイルでインターハイがかかっていたというのもあったかもしれません。しかし、それ以上に「こんなに必死になっているのだからこちらもやれる事は最大限にやってあげたい」という「想い」がありました。

中国大会に向かって移動している時、師匠から連絡があり「治療をしながら移動するから宮島インターに降ろしておいて」と言ってもらいました。他校の選手のためにここまでやってもらえるというのは通常では考えられません。この子の「何が何でも」という気持ちが周りの人の「心」を動かしたのだと思います。結果的にレースでは勝ちあがれませんでしたがスタートラインに立ってレースに臨むことができた。これは本当に大きなことだと思っています。


「心」です。そこがすべてを決めると思っています。色々と思うことがあります・・・。

文字として記すとなかなか「伝わらない」部分もありますが。書ける範囲で書いておきます。

「心」を大切にしていきたい。この部分は以前から変わりません。リレーに対する想いもかなりあります。選手と一緒に「目標」をもってやっていく中で感じることがある。それは誰からも否定されない部分だと思っています。自分の「信念」ですから。そこに対する「想い」が共有できなければ指導する意味はないと思います。

例え県で優勝するリレーチームが組めたとしても「想い」や「心」が同じ方向を向いていないチームであればそこに価値はない。強い選手が集まれば「走力」だけは高い。でもリレーで勝負するために普段から取り組んでいなければその「結果」に私は価値を感じない。走る選手も走らない選手も全員が「同じ方向」を向いていなければ楽しくないのです。

「リレーを中心にチームを作る」。これは現役の頃からずっと変わっていません。これに関しては書きたいこともあります。

長くなりました。思うことを書いているだけなのでまとまりがありません。申し訳ありません。
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強風の中で2

2016-04-21 | 陸上競技
続き。

日曜日、バトンを中心にやりました。まだ危機感が足りません。「勝負をする」という感覚の中でどれだけやれるか。ここだと思っています。まだまだ「なんとかなるだろう」という感覚かもしれません。そこを抜け出さないといけない。これはまだイメージできないのだと思います。選手が悪いわけではない。経験、という大切な要素が足りないのです。どれくらいシビアにならなければ戦えないのか。ここを実際に経験しなければわからないと思います。

本数を重ねて上手くいくというのは当然だと思っています。しかし、実際は1本勝負です。1本に対する集中が出来なければいけないのです。レース、上手くいかないかもしれません。それでも経験させる。想うことはかなりあります。全てを書いても仕方ないと思いますからあえて書かず。

その後、久々に中間マークを。この辺りから多少口調が厳しくなったかもしれません。試合前なのにピリッとした感じが足りません。この状態で勝負をするのか?!メニューを消化していくだけの練習は意味がないと思っています。練習をやっているうちに「やるだけ」になってしまっていないか。ここの部分ですね。中間マークをする。走るだけでは意味がありません。なぜ、そこの区間でマークを置くのか。カーブから直線に入ってどうするのか。大切な部分です。4パターン準備しました。「一律同じ距離」でやる人もいると思います。まーこれに関しては「個人の考え方」ですから私があれこれ言う話ではないと思っています。私は「複数準備する」というだけです。理由はご想像にお任せします。

最後に120mを。これは全員同じにしました。400m系の選手も同様。追い風に乗ってどうするか。ここの部分です。女子は2年生が声を出せるようになってきました。一緒に練習をしていた前任校の選手が驚いていました。「かなり変わりましたね」という話になりました。下級生ができて自然と大人になる。特に今年はこの子に「大きな役割」を任せています。チーム作りという意味で大切な部分です。強力な下級生が入ってきています。それをまとめていくのは大変な作業です。「立場は人を作る」のです。自覚をもってやっていけば大きく変わります。

追い風の中で走りますからきついと思います。それでもやっていくしかない。筋肉にかかる負担は大きい。大会1週間前ですからそれほど強い負荷をかけることはできません。様子を見ながらやっていくことが必要になります。

「支部大会」というのは「通過点」と考えてきました。総体に向けて「今の状況を把握する」という意味合いが強くありました。しかし、今の学校では「通過点」ではなく「力を発揮するべき場所」になっています。これは選手云々ではなくです。「支部大会」を通過するためにどれだけのことをしなければいけないのか。記録会一つにしても「大切な試合」です。競技レベルによってある程度区別していく必要があると思っています。全員が「通過点」ではありませんし、全員が「力を発揮する場所」ではない。それなのに「同じこと」を求めるのは違う気がします。

全員が「同じ競技力」ではありません。当然です。その中でどうするのか。こちらも順応しなければいけません。「支部大会」を通過しなければ県総体には進めないのです。「行くのが当たり前」ではない。個人で戦える選手もいればリレーで戦う選手もいる。当然のことだと思っています。「全員が同じ」というのが世間一般的に言われる「平等」なのかもしれません。が、実際は「不平等」です。一生懸命にやっているからといって必ず県総体に出れるわけではない。そこの「現実」から目を背けてはいけないと思っています。

リレーに関してはあれこれ考えましたが女子に関しては「現時点でのバストメンバー」で組むことにしました。これも周囲からは納得してもらえないかもしれませんが、こちらの考え方でやっていきます。支部大会で結果を求める。当然の話だと思います。が、そこが全てではない。全く問題ないかもしれませんが「万全を期す」という考え方ですね。実際のところどれくらいのタイムが出るのかは分かりません。まだ「波」があります。持っている「力」がすべて出せれば本当の面白い結果になると思います。が、焦りません。

まとまりのない文章ですね・・・。時間が経過していってどのようなことがあったのか記憶が薄れています。良いことではありませんね・・・。どれくらいの人がこのblogに関心を持ってもらっているかは分かりませんがきちんと更新していきたいなとは思っています。真面目に。
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強風の中で

2016-04-20 | 陸上競技
なかなか書けないですね。昨日は気がついたら21時過ぎに寝ていました。起きておければ随分自分の時間が作れるのですが。ほぼプライベートの時間が確保できません。好きでやっているのだから自己責任なんですけどね。

さて練習。日曜日は午後から練習としました。前日の夜には落雷もあり停電になった地域もあったようです。風が強く様々な事に制約を受けながらの練習となります。この日はbossがわざわざ防府まで来てくださって練習を見てくださるとのことでした。本当にありがたい。県のトップのやり投げ選手と一緒に練習できるだけで大きな刺激になります。その選手は前任校での教え子。今年は弟が本校に入学してくれて縁深い部分があります。この日の練習では40mを常に超えるくらいの投げをしていました。是非とも全国で活躍してもらいたいものです。うちの選手はまだまだやらなければいけないことがたくさんあります。比べる基準を上げるのではなくまずは自分ができるようにしていかなければいけないですね。

短距離系は通常通り。スピード刺激を入れたいと思っていました。追い風も強いので自然とスピード練習になります。これだけで負荷は強くなりますね。新入生はとりあえずついてこれるところまで。基礎が出来ていないので少しずつやっていければ良いかなと思っています。地面から反発をもらう練習を最初に入れてからドリル。感覚的に作りたいというのもありました。流れの中で並走まで。

そこから少し練習を分けていきました。久々にロングスプリンターが来てくれました。私自身ヨンパを専門にしていた部分があるので思い入れが強い種目です。ここ最近の私の指導しか知らない人は「ショートスプリントに特化している」と思われるかもしれませんね(笑)。指導して初めてインターハイに進んだ選手は女子の400mです。以前は女子のロングスプリントを大活躍していました。本当はマイルでインターハイを狙いたいと思っているくらいです(笑)。

慌てず育てていきたいと思っていますが、支部大会で400mに出場するのでそのための練習をしていかなければいけません。中学時代のあるレースで後半失速したことがありました。その対応策を。人によっては後半失速するのは体力がないからだ、と長い距離を走ったりするかもしれません。いや、そんな安易な話ではありません。中学生が500や600などの長い距離を走る必要はないと思っています。後半の失速を生み出したものは何か?そこに目を向けられないと全く走れなくなってしまうと思っています。

そこの部分を意識した練習をしました。前半の流れを作るための練習です。後半失速する理由の一つに「前半の流れ」があります。まーこんな初歩的なことを偉そうに書くなという話なんですが。「感覚走」と勝手に呼んでいます。スピード持続系の練習も必要になりますが、限られた時間の中で何をやるかと考えたら「今持っている力を効率よく使う」というところが大切だと思っています。

追い風が強いのもありなかなか感覚作りができません。慣れていないのもあります。まだまだやることはたくさんあります。総体路線は400m路線を残しながらも「スピード重視」の練習をしていきたいと考えています。短絡的に記録を求めるのではなく上で戦うために何をするかだと思っています。走っていたらそのうち強くなった、というのではなく狙って強化していきたいと思っています。そのためにはこちらも計画的にやっていかなければいけないと思っています。ロングスプリントは戦略なども出てきます。そういう部分も含めて少しずつやっていけると面白いですね。

前半の確認をしてから加速段階の練習もしました。ショートスプリントとは異なる部分があります。一気に上げていかない。が、のんびりもしない。難しいと思います。この部分ができるようになるとロスがなくなります。効率よく力を使うことは大切だと考えています。行けるところまで行く、という走りはさせたくありません。というか、意味がないと思っています。マイルとは異なる。将来的にマイルも考えていますが今は「個」の力を上げることが最優先。こちらももう一度原点に戻りたいと思います。

ロングスプリント、練習はかなりハードです。きちんとできる選手しかできない可能性はあります。よほど強い意志がなければやり切れないからです。150mを中心とした練習をやっていく。この中でどれだけスピードを落とさないように耐えられるか。これから積み上げていくための「素養」はあると思います。真剣に競技と向き合える選手だと思っています。楽しみです。

気がつくと長くなっていました(笑)。私がロングスプリントが好きなの分かってもらえましたね?!(笑)。死ぬ気でやっていましたからここに対する思い入れは大きい。また書きます(笑)。
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震災に想う

2016-04-19 | 陸上競技
日曜日、前日からの強風は収まることもなく。九州地方では地震が頻発。ただでさえ眠れない夜が続いているのに。教え子の親友が熊本出身でした。前回会った時に「週末は地元の大会で走る」と言っていました。戻っていたら被災している可能性もあります。心配になって教え子に連絡を取りましたが、帰省する前に地震の影響で中止になっていたようです。無事で何より。

前日の練習開始時に熊本震災について話をしました。こうやって「やりたい事」ができるのは当たり前ではないのです。自分達と同じ高校生が避難生活を余儀なくされている。インターハイで活躍をしたいと思っている選手も多く含まれる。その子達は練習をしたくてもできないのです。まずは「生きる」事が最優先。その感覚が分かるかどうかです。練習が出来るのは「当たり前」ではない。

そんな中で自分が何をするのか。活動を自粛するというのも選択肢の一つかもしれません。が、今自分達は生きている。いつ震災に合うかわからないけど今は自分達のやりたい事ができている。だからこそ自分ができる事を一生懸命やらないといけない。それが出来なければ人として良くないと思っています。こんな事を高校生に話してもなかなか意味が伝わらないかもしれません。それでも伝えていく義務があると考えています。競技の話だけではなく「物事に対する考え方」が重要だと思っています。

テレビだけで見ていたら「どこか遠くで起きている事」という感じがあります。今回は我々が住んでいる地域でも揺れを感じ、自分達にも関係のある事だと認識できる。しかし、家が倒壊したわけでもなく普通の生活をしている。だからこそ「一生懸命になり切れない」と思う。そのまま「生きている時間」を最大限に使えないのは決していい事ではない。

私の話が選手に伝わるかどうか分かりません。真剣に聞けない選手はそこまでだと思っています。力が有る無し関係なく「人として大切な感情」を持てないようでは決して強くはなれない。「心」が素直でなければ選手として大成しないと思っています。大切な事を素直に聞ける選手でなければいけない。簡単な事ではありません。他人事として話を聞いているようでは強くなれる可能性は低い。どれだけ才能溢れていても「心」の才能がなければ伸びない。

伝えたい事がある。それは今の仕事としては大切なんじゃないかと思っています。1日も早く地震が収まり九州地方の方々が落ち着いて生活できる日々が来る事を心から祈ります。私はわたしに出来る事を最大限にやっていく。それ以上でも以下でもない。そう思って生きていきます。綺麗事かもしれません。震災にあった方々の気持ちに寄り添う事が出来ているとは思いません。それでも出来る事をやるしかない。そう思います。
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軽めに

2016-04-18 | 陸上競技
土曜日、練習は軽めに。競技場が使えないので日曜日に練習をすることにしていました。投擲に関しても休日に教えてもらえるということなのでその日程で動くことに。こういう機会を大切にしていかなければいけないと思っています。「図々しい」といわれるかもしれませんが、「頼れるところに頼る」というのは必要な話です。自分ではできないことを「できるふり」をしてできないというのは選手にとってマイナスだと思います。「餅は餅屋」としつこく書いていますが中途半端なことを教えるよりは「専門家」に聞くことは重要だと思いますね。迷惑をかけますが。

本当に素晴らしい指導者というのは「親切に教えてくれる」のです。「後世を育てる」という感覚なのかもしれません。本当にありがたいことです。頼りっぱなしになるのも申し訳ないので別の形で恩返しをするようにしています。きちんと返せているかどうかは分かりませんが。選手を育てることが「恩返し」になると思っています。専門種目に限らず短距離系でもきちんと還元していきたいなと。

この日は新入生が練習参加です。まーなかなか(笑)。初日からこの勢いだとどうなるか。繰り返しになりますが「一生懸命にできる」「チームに迷惑をかけない」というのは最低条件です。前日にも話をしましたがこれができないようであれば「集団に所属する資格はない」と思っています。厳しいでしょうか?当然の話だと思っています。一生懸命やる選手に合わせる。もちろん、一生懸命になれない者もなれるように指導はしていきます。

練習は動き中心。翌日に走るのでこの日は動きの確認をしておきました。アップはダイナマックスを利用して。リレーやラグビー走なども実施。人数が多くなっているのでどうやって対応するのかも考えないといけません。20人くらいになっています。多い(笑)。ハードルも一人一台必要なのですが今の状況では足りません。また新しく制作する必要があるかも・・・。人数が増えると効率が悪くなりことがあります。待ち時間が増えたり・・・。良い面もあるのですがそれだけではなくですね。部員が30人とか50人とかいる強豪チームはどうやってやっているのでしょうか。一人一人と話をしながらやっていきたい私としては多すぎると困ります。自分の中で方法を見つけていかなければいけないと思います。

その場の脚運びから初めて段差を利用した重心移動、そこから前に進む。膝締めを意識した腿上げ。壁での移動。一連の流れの中でやっていきます。女子はこれまでやっているのでサーッとやっていきます。逆に慣れてくるので細かい部分への意識が抜けていくのではないかという心配もあります。しつこくしつこく言い続けないといけません。これができるようになるかどうかで動きも変わっていくと思っています。飽きていたり「やるだけ」では何も変わりません。その中で身に付けられるモノがあるからです。男子は「初めてやる動き」ばかりです。できる選手がきちんと教えていかなければいけません。それが「上下関係」です。上級生が下級生に「必要なこと」を教える。競技力云々ではなくそういう部分で「手本となる選手」でなければいけない。

ドリルを1時間程度。その後、体幹補強をやって終わり。マネージャーも入ってきてくれました。本人たちには話をしましたが「マネージャーがしっかりしているチームは強い」と思っています。道具の準備だけではなく「気配り」ができるマネージャーがいることで練習の流れができます。選手は「支えてもらっている」という感覚を持ちながらやっていってもらいたいと思います。できれば選手になってもらいたいのですが(笑)。特に女子は選手として入ってきたメンバーがあまりにも「強烈」です(笑)。なかなか「自分も頑張ってやってみよう」という気にはなれないでしょう。敬遠されるのは仕方ないと思っています。少人数ですがそのメンバーで県を代表するレベルまで引き上げていきたいと思っています。

私は保護者と少し話をして情報交換。指導していくうえで必要なことは理解しておかなければいけません。当然ですが。その後、練習を見ながら治療。膝が痛いという長距離選手の対応。なんとは支部大会を走らせてあげたいと思っています。もちろん短距離の練習を優先させてもらっています。必要なときには治療を止めて技術的な部分の指摘。短距離の練習が終わった後にも別の長距離の治療。結構やっているなと思います。お金をもらっても治療する気にはなれないですね(笑)。性格的なものもあると思いますが(笑)。「この選手のために」と思えばどこまででもできます。そう思えないようであればできません。他者から強要されるものでもないでしょうし。

短距離には「やるべきこと」を話しておきました。空き時間をどのように使うか。1週間経過して勉強も少しずつ進んでいます。それを少しでも復習しておけば今後困らないと思います。いきなり慌てて勉強を始めるのは違います。また、身体のケアをしっかりとやってもらいたい。それだけの時間は与えているはずです。丸一日時間が空く。それを自分のために使えるかどうか。やるかやらないかは私の範疇を超えます。本気でやりたければ自分で計画的にやっていかなければダメです。私がどうこうではないと思っています。最後は「選手がやる気になるかどうか」だけですね。

長くなりました。内容がないですが(笑)。
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新入部員&トレーニング

2016-04-18 | 陸上競技
金曜日、やっと1週間が終わりました(笑)。長いわ。新学期が始まって最初の1週間でしたから気持ち的にも疲れます。新入生はさらに疲れるでしょうね。学校生活に慣れることだけでかなりのエネルギーを使うと思います。

金曜日の放課後、「部活動集会」なるものが実施されました。新入生はこの日までに部活を見て回って自分の希望する部活に入らなければいけない。早いですね。なかなか「部活をやるぞ」という気持ちで入学してくる子は少ないと思います。ありがたいことに今年は数名「うちで陸上がやりたい」と希望して入ってくれた選手たちがいます。保護者と話をすると「どうしてもうちで競技を」という気持ちがあったので塾に入って勉強をしてきた、と言って頂けました。身が引き締まる想いですね。それだけの気持ちでいてくれるのであればこちらも誠心誠意、想いに応えなければいけません。

これまでの指導の中でそこまで強い想いで指導を受けたいと思ってくれた選手達はそれほど多くなかったと思います。何となくkanekoの所でやってみようか、という感じだったと思います。または学力的に丁度いい所なので、というのが多かった気がします。転勤して求められる学力レベルが上がりました。一般受験で合格しようと思えばそれなりの成績が求められます。リスクはあります。その中でもうちを選んでくれる。かなりの「覚悟」と「想い」があると思います。強くなると思いますね。私云々ではなく本人達の「想い」が違います。

入学1週間で部活を決める。この1週間、何人か部活動見学に来ました。その度に「しっかりと考えて欲しい」という事を伝えました。人が多ければ良いとは思っていません。入ってくるならそれなりの「ルール」が必要になります。適当な気持ちで入ってもらうわけにはいきません。「数は力」です。人数が少ないよりは多いほうが活気があって良い。しかし、ベクトルの方向が異なれば弊害の方が圧倒的に多くなります。「教育的ではない」と言われるかもしれません。いや、ルールを守れない選手のために一生懸命やろうとしている選手の指導がきちんとできない方が「教育的ではない」と思っています。ここは価値観の相違なので平行線のままになるかもしれませんが。

実際に部活動集会には男子が何人か来ていました。本当に入るのか?という再確認をしました。私はきちんとやれるなら強いとか弱いとかはあまり気にしません。競技力があっても一生懸命にやれないのなら時間がもったいないので別の事をやる方が良いと思っています。逆に競技力がなくても全力で取り組めるならその中で学ぶことは多い。上手くいかないことを他人のせいにするのではなく、きちんと一生懸命に取り組む。ここが出来れば人はこれまでとは違う世界の中で前に進んでいけます。

時間を守らない、ルールを守らない、練習を一生懸命やらない。このような状態であればやってもらう必要はないと宣言しました。部活動に所属しないといけないから入るのであればもっと気軽にできる部活があるはずですから。あえて私の所に来るという必要はありません。最初の段階で明確な基準を示しました。こちらとしては譲るつもりはありません。

その後、私は会議へ。新入生は練習へ。マネージャーにある程度のことを頼んでいたので任せました。30分くらいで終わるかと思っていたら1時間半会議がありました(笑)。私が練習に参加したときには補強サーキットが終わりかけ。全くと言っていいほど練習が見れませんでした。最近の様子からすれば私が付きっ切りでなくても練習はできていると思います。当然の話なのですが。

長い目でみて新入生を育てていきたいと思っています。師匠からは焦るなと何度も言われています。総体路線は種目を絞って参加させるつもりです。全部に対応しようと思えばそれなりにやらなければいけなくなります。今は出来ることを少しずつやっていけば良いと思っています。慌てずにやっていきたい。身体作りに重きを置きながら秋以降の活躍を目指します。もちろん、総体路線も全力で狙うつもりですが。

やれることをしっかりとやっていきたいと思います。少しずつ、少しずつ。
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