kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

前日に引き続き

2018-09-21 | 陸上競技
水曜日。この日も走練習。木曜日以降天候が崩れる予報だったので連続で走ることにしました。放課後は面接練習。毎日行っています。多少なりと貢献できればとは思います。

練習はマークアップから。久々です。朝練の段階で久々に移動する形のDM投げをやりました。その中で「後ろ向きに進む」動きがあります。スプリント系の動きが多くなる中で気がつけば「前方向に進む動き」が中心になっていました。横方向や後ろ向き動くというのが足りなくなっていたなと。今の3年生が走れるようになっていく段階でやはりこういう部分がありました。そのこともありマークアップで横の動きや切り返しの動きを入れる。走りに直結するかどうかは別として様々な動きを入れていく必要があるかなと。

そのままシャフトトレーニングを行ってスイッチング系。私が到着した時にはスイッチングの確認でした。何人かがハーフパンツでの練習をしていました。練習に関しては「試合に近い服装で動く」というのが約束事でした。前もありましたが言わなければ自分たちで勝手にルールを作り変えています。例を挙げて話をしました。チームによっては「Tシャツをズボンから出すのは認めない」というところもあります。それは指導者のこだわりだと思っています。理由があってそれを実施している。それに対して「入れる必要性はない」と勝手な行動を認めるかどうか。違うと思います。私はスパイク等を履くときには必ずタイツでの練習にしています。それがハーフタイツであろうがロングタイツであろうが関係はありません。試合の時に動く服装に近い状態で練習をする。特に足回りに関しては。重いものを着て練習をするというのは考えられません。チームとしてのルールだと思っています。

集団。気が付けばそれぞれが勝手に行動し始めます。言われなければ好きなようにやっていく。これでは集団として成立しないと思っています。また、故障気味の選手が練習を抜けていました。理由を報告する必要があると思います。これに関しても話をしました。今の世の中、何かをすれば「パワハラ」だといわれます。指導する立場の者が選手に何かを伝えそれを実行させるのが「パワハラ」だとするのなら世の中では何もできない。場面場面に応じて指導は必要だと思います。暴力は認められない。しかし、発言の一部分だけ切り取って何かを言うのは違うのではないかと思っています。

話しが随分逸れました。練習のことを。この日は加速段階の動きの時にバウンディングを入れました。思いつきに近い形ですが。前日の練習を見ていてもう少し進みたいと感じていました。普段やらないのでこういう動きも取り入れた方がいいかなと。単純にバウンディングをするのではなくタイヤと組み合わせて実施。パワーを使わないと進まなくなります。本来スタートはパワーで走りたくはありません。重心移動を生み出して進みたい。とはいえ、0スタートからの動きになるのである程度の力を使って重心移動を作りたい。その部分もあって意図的に実施。できません(笑)。改めて様々な動きをやっていく必要性を感じました。手本を見せました。まだ多少なりと身体は動くようです。

バウンディングだけをやるのではなくタイヤ引きとチューブ走、前半マークを組み合わせる。一部部分の練習を繰り返すのではなく総合的な部分を考えていきたいなと考えています。以前は部分、部分に特化して練習を組むことが多くありました。加速段階のみをひたすらやる。しかし、今は1日の中でバランスを考えながらやりたいなと。一つの動きが良くなったからといってそれが走りに直結するとは思えなくなったからです。総合的な部分をしっかりとやりたい。この形だと時間がかかると思います。それでも特効薬ではなく体質改善をしていく必要があるかなと。

その後、B走とDM走を。60mを2セット。身体の前で脚を動かす感覚を作りたいと思って。ここに関しては中間の動きです。感覚的に必要なことを事前刺激として入れておきたいなと。中間のイメージを作ってから120mを。この日は120mTとマーク走の組み合わせ。後半にもマークをおきました。疲労するとタイミングが遅れ始めるのでそこの部分を克服するための練習。これを2セット。量的には全く走っていない感じです。それでも疲労感のある中で正確な動きをするという意味ではセット走などと同じだと考えています。ある程度工夫をする事で量を追わずに練習ができる。

そこからシャフト補強。かなり疲れていました。当然だと思います。それでもやり続ける。ここに強い意志があるかどうか。無理やりやらせるというスタンスは取らないことにしました。最大負荷をかけないというのであればそれもその選手の選択。必要なことは伝えます。それをやるかどうか、正確な負荷をかけるかどうかは本人の目的意識に大きく影響すると思います。以前のように型にはめてかっちりやるというのは今の時代に合わないのかもしれない。

最後に120mT-120m-マーク走60m×2を。これでこの日は120mを合計4本走ることになる。それだけでもうちの練習からすれば多いのではないかなと思います。意図的に疲労状態を作り出す。走る前にシャフト補強をやっています。それにより事前負荷は十分。120mのラストの動きを各自がどう作るか。そして疲労した中で狙いとする動きをどうするか。この練習の一番の課題は最後のマーク走の中間マークと伝えています。ここで動きが遅れるようであればこの日の練習は意味をなさない。そう考えていました。

練習自体は2時間強で終わりだったと思います。まだまだ無駄な時間がある。ここを効率良くできるようになればもっと短縮できる。時間を有効に使えるかどうかは大きな話だと思っています。疲労はあると思います。テーマとして疲労感の中で走るという部分がありました。何人かは明らかに目の色が変わっています。それが本物になれば結果は大きく変わっていくのではないかと感じています。

練習としてはまずまず。少しずつ少しずつ。
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作り直す

2018-09-20 | 陸上競技
火曜日。練習再開。タイトルに「作り直す」と書いていますが実際まだその段階に至っていません。練習を積み重ねていき力をつけていくという段階。今の3年生はある程度県内での実績はありました。当然そのまま練習を積んでいくことである程度の結果につながる。今の1・2年生は県で決勝に残ったことのある選手が1名。全ての大会で決勝というわけではありませんからまだまだ力が足りないというのが現状。1年生男子は高校入学から陸上を始めた。夏休みの終わりくらいからやっと練習ができ始めたという感じです。その水準で県で戦うという感じにはなりません。言い訳と思われても結構です。今はまだスタートラインに立つ段階ではない。これからどうするかだと思っています

練習は通常通り。ここ最近感じている練習を中心に実施、。この日も面接練習が入っていたので練習最初は任せることに。体幹強化サーキットから初めていつも通りの流れで。それほど時間がかかると思っていませんでしたがスイッチングハードルの部分で手間取る。できません。見ていると「自分なりの動き」でやってしまう者がいる。これでは・・・。どのような練習をしても「狙いとする動き」をどれだけできるかだと思います。自分のやりやすい練習の形でやっていたら動きの変化は生まれません。お手本になる動きを私も示しましたし、選手にもさせました。最低限のものを示します。それからどうするかは本人次第だと考えています。万人が記録が伸びるわけではない。伸びるチャンスは与える。それをどのように生かすか。

加速段階の練習と複合走を実施。流れの中でやっていきました。複合走をやるとその後の動きがよくなります。これもきちんと課題意識を持って行えばという話ですが。いろいろな動きをしながら自分自身の中で「感覚の変化」を生み出すことが狙い。「走るだけ」の選手にとっては負荷がかかるだけなので面白くもなんともない練習だと思います。きちんとやっている選手からすれば「進むようになる」という感覚があります。この部分をどうやって練習に組み入れていくか。毎日やってもいいなと思いますがそうなるとマンネリ化してしまう。効果がなくなるのでその部分のバランスも考えなければいけない。

その感覚の中で40↑―30→。ここは前半マークと中間マークを配置。動きの意識がしやすいようにです。単純に走るのではなくそれぞれの区間で「意識できるようにする」というのが課題。感覚が鋭い選手であれば道具も何も使わずに自分でわかると思います。そうでない選手を対象にする場合、こちらの工夫も必要になる。どうすればそれぞれの動きができるようになるか。こちらが配慮する必要がある。メニューを与えて「これをやればいい」というものではないと思っています。力がある選手であれば体をある程度動かすだけで強くなります。今一番の課題は「普通の選手がどうすれば速くなるか」です。これは今後の指導に生きてくると思っています。

補強サーキットを挟んでT走。メニューだけを見ると「楽勝」という感じですが実際にやってみるとかなりの負荷になる。3人1組にしてまわしました。意図的に負荷をかけます。休息時間を短くして体が動かない状態を作り出す。その中でどうすれば「楽に進むか」を感じさせる。距離は短めに設定。その代り休息を短めに設定し、休むことなく中間マークへ。1本やった段階ですでに座り込んでいました。大げさな部分がありますがやはりそれなりの負荷だったのだと思います。それを3セット。疲労感がある中で中間マークの動きに変化が生まれる。これが狙い。ここで変化がないようであれば意味のない練習になる。変化が見られたというのは収穫。

きれいな練習。それもすごく大切だと思います。泥臭い練習よりも見た感じがいい。しかし、それだけでは強化するのは難しい。最近はグランドのこともあり「泥臭い練習」というのが不足気味でした。それが後半の減速につながっているのかなと。そうであればやはり数回は泥臭い練習も必要になる。何本も何本も走るわけではありません。しかし、「疲労した状況を作り出す」ことで後半の動きを生み出すこともできる。そう思っています。

工夫できるか。ここだと思います。目の前の選手にあった練習をその日その日に作り出せるか。初めてやる練習も多くなります。どこかでやっている練習ではない。オリジナルの練習を作り出したいと思っています。それが先につながると信じて。

また書きます。
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少しずつ

2018-09-20 | 陸上競技
更新が1週間適度滞ったことで閲覧数が激減しました。今シーズン、大会で結果を残した時などは1日の訪問者が380人くらい。更新していなかった期間は210人前後。それでも多いと思いますが。世の中には素晴らしい指導者が多くいらっしゃいます。私は何もできない。「選手がいなければ戦えない」というのは言い訳だと思います。それでも何とかするのが本当に力のある指導者。まだまだ私には足りないのだと思います。

愛媛のsri先生から連絡がある。県新人で2種目優勝したとのこと。すごい話です。中学時代からずっと見続けている選手。2年生から3年生に上がる時に山口に連れてこられました。長期的視点での指導が形にしてなったのだと思います。尊敬しますね。こうやって関わった学校の選手が結果を残す。嬉しいことです。そしてsri先生の熱意に自分もきちんとやらなければいけないなと感じます。

県内で何度か練習を見たことのある選手、思うような結果に繋がりませんでした。なかなか難しい。関わりは僅かなのでその中で大きく変化させることは難しい。分かってはいますがそれでも何かしらできたのではないかと。どうするべきか。ここに関してはまた考えていきたい。

一応、地区の委員をしています。肩書きは「競技力向上委員」です。試合の運営くらいしかしていないのですが。そういう部分もあり真剣なハードル練習会をやってみようかと考えています。専門的な種目なのである程度のことはやっていかないといけないかなと。何もしなくてもハードルが上手い選手はいます。基礎的な部分がなくても速い選手は速い。比較対象がないので難しい。興味を示さない選手や指導者もいると思います。何かアクションを起こした方が良いのかなと勝手に考えています。ここは国体コーチという立場もあります。何かやっていかなければいけない。

県全体のために。そんな大きな話を考えるつもりはありません。人間の器が小さいので。うちの選手が最優先。そこは変わりませんし、変えるつもりはありません。毎日の練習の中で動きを作っていくというのは他ではできないことだと思っています。それでももう少し考えていかなければいけないかなと。

上手くまとまりません。今思ったことを記しておきます。
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県新人

2018-09-19 | 陸上競技
更新滞りました。時間的に余裕がなく。そこまでたどり着けない。大会があるのダメージが大きい。他の部署に比べて拘束時間が長くなる傾向がある。調整を必要とすることも多い。滅入ります。

県新人終わりました。結果は中国新人出場0。入賞0。女子はリレー出場できず。これが今の現状です。厳しいというのは分かっていました。人数も男女合わせて出場した者は7名。その中で出来ることは最大限にやりたい。それしかありませんでした。他のチームの活躍を横目にうちはうちに出来ることをやる。

こうやってブログを書いている。良いこともあれば悪いこともある。目立つ可能性があるので結果がでなければ批判もあるでしょう。それはきちんと受け止めたいと思います。これだけおおっぴらに書いていて何も結果を残せないではないか。それでもやるしかないと思っています。今は今出来ることをやるしかない。結果としてはでていないですが動きの変化はあります。スピード感の向上も感じている。今は戦えないかもしれないが来年の春に向けて準備をしていきたい。そこに尽きる。

赴任した年、本当にしんどかった。戦うという話にはならなかった。少しずつ形になってきていたがあれこれあってまた崩壊。指導の問題と言われたらそれまで。事実は小説よりも奇なり。こんなことが起きるのか?と思うことが起き続けました。今はありません。力はまだない。が、競技をするという意味ではかなり進んできたかなと感じています。もちろんまだまだ未熟な部分があるのは確か。

インターハイ出場を目指す。それも一つの競技の形に。今は遠い目標となる。そうであれば中国大会出場を目標でも良いではないか。取り組みの変化、人間性の変化が生まれれば良いではないか。「結果」というのは何を基準にするか変わってくる。目に見える結果だけではない。競技力があってもそれだけでは何も本人に残らない。負け惜しみと捉えられるかもしれません。しかし、このスタンスは以前から変わっていない。

上手くまとまりません。また書きます。
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やるべきことはやる

2018-09-13 | 陸上競技
火曜日。この日は私自身がかなりバタバタ。金曜日から県新人なのでその時の授業の振替が入る。来週からは国体の時の振替が入ります。かなりしわ寄せが来ます。仕方ないことですが。

この日はグランドが使えないので手狭なスペースでの練習。が、その前の段階でちょっとしたことが。ある選手が約束事が守れませんてました。一度だけではなく2学期になって複数回。これはいただけません。練習前に女子を集めて話をしました。

その日の振り返りの時間を作る。それはすごく大切な話だと考えています。これまで見てきた選手の中でこういう部分がきちんとできなくて強くなった者はいません。皆無といっても良いくらいだと。振り返りも私に言われたから仕方なくやるという選手では変化は生まれない。自分のためにやるという感覚を持たなければいけない。その部分が理解できなければ練習もやらされるという感覚でしかない。

チームとして。そこの部分を考えなければいけない。ここに対してきちんと考えることができるかは今後に大きく影響する。ここが分からなければどれだけチカラがあっても結果には繋がらない。

練習に関しては選手に任せることに。使える範囲で練習をすることに。県新人があるので負荷的にはそれなりに。前日までの動きを見ているとそれなりに走れるだろうという感覚はあります。1年生男子はまだまだやることがたくさんあります。短期的な結果ではなく長期的な視点でみていけたらと考えています。

昨年は練習を見た記憶はありません。色々あったので。競技としてやる。そこの感覚を持ちたい。

面接練習が終わってからグランドに出ると3年生がシャフト補強をやっていました。検定や学校行事の関係ですぐにレースに出ることができない。モチベーションの維持が難しいと思います。それでも先のことを考えるとやるしかない。

とりあえず書いておきます。中身はないですが。
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スタンス

2018-09-12 | 陸上競技
滞りました。なかなか時間が。時期的なものもあり面接練習が入ります。頼まれて断る理由もなく。グランドに出れない。進路指導という意味も含めてやるべきことはやるという感じです。

面接は検定試験とは異なります。授業の時に何が違うのか?というのも投げかけました。検定勉強は何度も何度も問題を解いていたらある程度はできるようになります。パターンが決まっていて解き方の型がある。面接は違います。回数をこなせば良くなるというものではない。どれだけ「アピールできるか」だと思います。自分の良さを相手に売り込む。自分の言葉で相手に伝えることが必要。

高校時代に頑張ってきたことは何か?という質問に「資格取得です」と答える。本当にそうなのでしょう。が、この答えなら他の生徒でも同様のことが言えます。自分だから出来たことにはならない。高校での就職試験は学校を信頼して求人を出してもらう場合が多い。だからといって通り一遍の返答でいいのか?10回やってもそこがなければ人事担当の方の目には止まらないのでは。

面接練習を頼んできた生徒には必ずその辺りの話をします。もっと早い段階でその手の話をしてあげられるといいとは思います。本当は涙を流すくらい感動したり、悔しい想いをしたことを言葉にして伝えられるかの方が大切。その経験から何を学び、何を身につけたのかを示す。ここが重要だと考えています。あくまで私見。高校生だから受け答えができれば良いというのではないはず。

練習。できるだけ短時間で。7時間授業というのもあり遅くなるのは避けたい。アップは軽めにして本練習に早めに移りたいなと。縄跳びをしてからハードルドリル。この辺りは最近の流れの中でやっています。スイッチングハードルに手間取りました。スピードで対応しているわけではない。タイミングを上手く取れるかどうか。師匠が「一歩ハードル」の事をよく言われます。やりたい動きをさせる前段階で別のことを身につけさせなければいけない。その時間が効率的ではない、と。確かに。不器用な選手はこの辺りが苦手。陸上選手には多い気はします。それでもこの動きがきちんとできればスイッチングランにも繋がっていく。ここはすごく大切。時間をかけて取り組んでいこうと考えています。

加速段階の動きを2つのパターンに分けて実施。スタンディングからの動きとスタブロからの動きで。負荷走と組み合わせながら。技術論を講義のように示す。これは頭での理解にはなると思います。スプリント理論という部分でしょうか。しあし、頭で分かったとしてもそれができるかどうかは別問題。そうであればこちらが工夫してやりたい動きに近づけていくことが必要なのではないか。その考え方から今の練習の流れにしました。もちろんやりたい動きに関してはある程度示します。競技レベルに合わせて与える。

トーイングをしてからマーク走。この動きはかなり良かったなと感じました。スムーズな動きができていた。レースに直結するかどうかはまだまだ見ていかなければいけない。しかし、明らかな変化は生まれている。本物にしていければこれから先の指導に間違いなく生かされる。最後に120を1本走って終わり。スピード持続もある程度できています。

現時点では県新人ではなかなか戦えない。分かっています。経験して次にどうするか。うちにはうちのやり方がある。まだまだ戦えるという水準には達していない。だからこそ可能性はあると考えています。現状を踏まえて取り組めたらと思います。
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雨の中で

2018-09-09 | 陸上競技
土曜日。この日は朝から雨予報。屋外での練習は無理だろうと予定していたが雨が降る降っていない。他の部活が急遽練習試合を入れたというだったが対戦校が来るのはまだしばらくかかるとのこと。そうであればそれまでの時間に練習をしてしまえばグランドで走る事ができると判断。メニューを作って早々に練習を始めることに。

集合を8時にしていたので準備が出来次第すぐに開始。7時50分くらいだったのでは。そこからDM投げをアップにしてその場での縄跳び。これで足運びの確認。アップ不足になるので久々に縄跳び走。60mを3往復。3人1組で実施。それほどハードなアップではなく心拍数を上げるレベル。そのままハードルドリル。ワンステップハードルまで。

時間的な事も頭にありましたが、やっておきたいことがあったのでそれだけは導入。スイッチングの動きをしたいという考えがあったので「スイッチングハードル」を。一歩ハードルのような動きです。身体の前で脚を動かすという感覚作り。ハードルの要領でハードルを越えるのですが抜き脚は立て抜きでも構わないので前まできちんと持ってきて入れ替える。その動きの習得。短時間だからやればいいというのではなくやはり意識させたい部分があったので。そこからはスイッチングとスイッチングラン。前で動くというのを徹底したいなと。

そのまま加速段階の動きを。タイヤ引きとチューブ走を組み合わせる。この辺りから雨脚が強まってきました。8時40分くらいだったでしょうか。それでも走るメニューをやりたい。グランド時代は他の部が試合の準備をしていたので広くは使えない。そのため動きを作るために複合走を。この1週間で3回実施しています。これがどうなのか分かりませんが。県新人もありますが女子はリレーを組むことができません。男子も故障云々もあり練習ができていない状態なのでバトン練習は後回し。まずは走れるようになることが最大目標。

ここの部分はきちんとやれば大きく変わってくる感覚があります。極力動画で撮影しておくように心がけました。何が動きが変わる要因になるのか。ここは時間をかけて考えていかなければいけないと思っています。実際動きが変わっていくのは確か。感覚的な部分が大きいのですが。その理由がもう少し明確になるといいなと思っています。親しい指導者に連絡をして相談もしています。一方的にお願いしている部分もあるのですが。

雨の中で一気にやりました。見ていると確実に進むようになっています。面白い。最近かなり走れるようになってきている選手とこれまでとの違いについてやり取りをしました。これまでは「膝の引き出し」に意識を置いていた。今は「腰が付いていくようにしている」とのこと。これも微妙な表現です。元々やりたい動きはその動き。色々な回り道をしながらそこの感覚を感じてもらえたというのは意味がある。いつのまにか末端の動きになっていたのかもしれない。ここも含めてもう少し考えていきたいなと。

酷くなっていましたが最後にフリーで2本走って終わり。ずぶ濡れでしたがやりたいと思っていたメニューはすべてできました。この時点で9時くらいだったと思います。1時間ちょっとでやりたい練習ができたというのは大きいなと。気温も低かったのですぐに身体を拭かせて風邪をひかないように促す。

10時まではやることにしていたのでそこからは補強を。前日の補強で腹筋が筋肉痛になっている様子でしたがそれでも引き続きやる。動きながらの補強はかなりやっていますが、ベーシックな補強が足りなくなっている気はします。こういう部分は時代に関係なく必要なのではないかと。退屈な部分はありますが地道にやっていく。腕立て伏せなどはどこでもやる練習だと思いますが、少しバリエーションを変えながら実施するだけで負荷は変わってくる。

少しずつ本当にやりたいことが見えてきた気はします。インターハイで戦うことも大きな目標です。今はそれができないかもしれない。それでも目の前の選手のために何をするか。選手が集まる学校ではないので来てくれている選手を大切にしたい。そうであればこちらも考えなければいけない。そう感じている。

見ていきたいと思います。
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落とす

2018-09-08 | 陸上競技
金曜日、この日は雨予報。どうなるか分からない状態だったのであらかじめ練習はほとんどやらないと決めておく。あやふやな状態だとこちらも判断が難しくなるので。それもあって前日までかなりの負荷をかける。

この日は久々に朝の段階で鉄棒を。通常の練習の時にはなかなか導入できないので。普段走る場所から鉄棒待て待て少し距離がある。直線で80mくらい。歩けば大したことない距離。それでも練習中にそこまでまだ行くというのはなかなかない。それもあって懸垂などがなかなかできない。
ロープ登りで代替しているがやはり足りない部分もあるので。まだまだ弱い。ここも徹底してやっておきたい。動きを詰めて考えていきたいと部分はあるがやはり基本は「基礎筋力」と「基礎体力」になる。ここは外せない。

午後は30分もやらないレベルで。手押し車を多めに。前日よりも増やして実施。選手の話によると私の打ち間違いで「手押し車片足1000」となっていたとのこと。100にしたつもりもりですが。その辺りは間違えずにやっていたようです。地味に距離や回数を変えているのでそのことに気づかないと困る。とはいえ、間違えて入力したままやるのも困る。ここも冷静な判断。

そこから15分間腸腰筋を鍛えるための腹筋。ひたすら。40秒運動、20秒休憩で15セット。かなりの負荷をかける。腸腰筋だけではなく腹筋にも負荷はかかるのでその辺りも考えながら。動かなくなってからどうするか。走るだけの負荷ではなく補強でも後半の対応になる。そこも頭に入れながらやりたい。まだまだその辺りは直結していない。目の前の練習が全てになってしまう部分があるのでここも気をつけていきたい。

ある選手が日誌に書いていたこと。「上手く表現できないが動きの感覚が分かってきた」と。タイヤ引きをする中で自分がどのようにしたら良いのかを模索しているのだと思います。実際に見ていて動きが崩れていた部分が戻ってきている感覚がある。進まなかった部分がきちんと進み始めた。復調という感じがある。ある一定水準の力が付いていたと感じていたがリレーでインターハイが決まってから動きが悪かった。それをどうすれば良いのかをこちらも考え続けた。なかなか思うように走りの改善ができなかった。

こちらも原点に戻る感覚で練習を見直す。複合走のような様々動きを入れながら負荷を変えていく練習の方が良いのではないかと感じたので導入。それだけではなく加速段階の動きを作るのも同様。感覚の差を生み出すことで動きは変わってくるのではないか?それを練習中に選手に確認しながらやっていた。そこに対し手の答えが「上手く表現できないが動きの感覚が分かってきた」という言葉に現れているのではないか。進むために何をするか。単純に走っていたら速くなるというのではない。それは今の私のスタンスとは異なる。

嬉しかった。こちらがやりたい事が選手に伝わっている。全員かは分からない。それでもこちらがやろうとしている練習スタイルの意味が分かってくると随分違ってくる。何をどのようにやりたいのか、やろうとしているのか。与えられたメニューをこなすだけではなくこうやって改善していこうとするスタンスは必須。

まだまだ。地方で地味にやっている人間がどのようにして選手を育てるか。ここは本当に難しい。それでもそこに生きる道を感じる。意味を感じる。自己満足だとは思う。それでもやりたい。
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門出

2018-09-07 | 陸上競技
木曜日、練習前に連絡が。前任校の教え子から。周南に帰ったタイミングで会えないか?とのこと。練習が終わってから1時間くらいかけて戻り、20時頃に周南へ。

合流して付いてきて欲しいというので言われるがままに。しばらく歩いていくとあるお店の前で立ち止まり「開業しました」との報告。いきなりです(笑)。「報告がある」と聞いていたので「地元で開業する」という話かと思っていたらすでに開業していました。早い。



彼は高校時代陸上競技部に所属していました。tokushoの2期生です。高校から競技を始めましたが故障が多く本人的に納得できる競技生活は送れませんでした。中足骨の疲労骨折を左右やったのでは?真面目に取り組むがそれがなかなか上手く結果に結びつかない。当時は様々な治療院に通っていました。整骨院で電気を当てて終わりというのも多くあったようです。それがきっかけで高校卒業後は専門学校へ。治療をするための勉強をしていました。

専門学校卒業後は小倉で働いていました。数年働いて雇われ店長の形でお店を任される。何度か会うことがあったので戻ってきてやれるといいねという話をしていました。任されている部分があるのでそれを放棄して帰れないという感じでした。なんとか区切りをつけて戻ってきたようです。

私自身は今は周南の学校で指導をしていません。そのため選手を通わせるというのは難しい。今はtb高校出身のmto先生のところへ極力通うようにしています。それぞれの場で対応できるのが理想だと思っているので。

話を聞くと小倉では近隣の聞くと高校の選手のケアをしていたとのこと。昨年には必要だと考えてmtz先生の所へ気功の伝授を受けに行っています。治療をするために必要なことは様々なことをしている。大切なことだと思いますね。こういう部分が信頼を生むのではないかと。治療に関わった選手が活躍してくれることが嬉しいという話をしていました。こういう感覚を持ってくれるというのが私的には嬉しい。

社会人になって競技に関わるというのは少ない。選手としてやっているのであれば関わることもありますが、引退してしまったらそれは難しくなる。こうやって今までと異なる形で関わってくれることはありがたいなと思います。



このblogで宣伝活動をするつもりはありません。そういう場ではないと思っています。しかし、教え子が地元で新しいスタートをする。門出の場面で何かできないか?せめてこのblogで彼の門出に触れお店のことを紹介するくらいは許されるのではないかと思います。お祝いを送るのは簡単です。しかし、それは一時的なものでしかない。長い目で見たときにプラスになるかどうかが重要だと。

彼のこれからの益々の活躍を期待したいと思います。陰ながら応援し続けたいと考えています。
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連続で走る

2018-09-07 | 陸上競技
木曜日。本来であれば練習量を落とすべき日程。先週からかなり練習をしています。疲労度もかなりある。しかし、金曜日以降天候が大きく崩れるという予報。難しいところ。この日まではある程度の練習をしておいて金曜日を落とす形にする方が良いかなと判断。前日の時点でその話は伝えておく。

会議があったのでメニューの前半は任せる。バランス系の練習をしてから股関節強化サーキット。そこからは通常通りの練習。縄跳び、ハードルドリル、スイッチング、スイッチングラン。

全く同じことをすると面白くないので前半の動きを作るために加速ドリル。バリエーションを少し変えて実施。タイヤ押しは残しました。足運びを意識するためには必須。その辺りと負荷をかけた動きを組み合わせてそのままスタブロから。私が練習に参加した時にはその辺りまで終わっていました。自然発生的に工夫して自分達で確認する姿がありました。ここは評価したいと思います。なぜその練習をやるのか?自分の動きがどうなっているのか。ここをそれぞれが理解してもらいたい。

そこからトーイングをやって無理矢理中間で足を動かしてそのまま中間マーク。これは40m地点からのマークに。ここの部分は意識しやすいのではないかと。

一旦スパイクを脱いでシャフト補強。この数週間、徹底して行っている。もちろんダメージもある。そこまで負荷をかけているのであればそこに対してどうするのか。ケアの部分を普段以上に行わなければまだいけない。普段の練習からつま先が下がる選手、総じてシンスプリントや足首が痛くなる。難しいところ。足首の固定が定着するまで走る練習をしないということが可能であればそこは避けられる。が、実際問題それはできない。もう少し考える必要がある。

休まずに複合走。ここはほぼ選手に任せる。この1週間で何度か行なっている練習。負荷は高い。が、それに見合うだけの効果もある。進まない状態を作っているのでかなり苦しい。その中で自分がどれだけ工夫できるか。進むために何をするか。こちらは形が崩れている時に指摘するがあとは本人達次第。間違った動きの中で感覚を作ることは無意味。とはいえ、形だけを修正していたら何もできない。複雑。

最後に前半マークと中間マークの組み合わせ。中間マークは50m地点から。前半マークと中間マークの距離が広がると走るのが難しくなる。足が合わなくなるが、基本的には無視していいと伝えている。合わせても意味がない。そこの区間に目印があるということです少しだけでも意識できればいい。何もない状態よりは幾分マシになる。走るだけで何かを変えられるのであればいいがそうはいかない。ここに関してはしっかりと考えていきたい。詰めて2週間やったことできちんと練習が積めた者は動きの変化が明確になった。感覚を磨いてほしい。

ギリギリのところでやる。とりあえずやるというスタンスであればそこまで求める必要はない。これも時代の流れ。ある一定のレベルまでやればそれでいいと思う選手もいるのかもしれない。が、自分に出来ることを最大限にやろうと思えばやはりギリギリのラインが必要になる。当然の話。そうなると故障のリスクも出てくる。ここをどう折り合いをつけるのか。考えなければいけない。

走る。シンプルだが複雑。そこに対して自分達がなにが必要だと思うか。与え続けるのはやめよう。誰のためにもならないから。本当にやりたいと思うのであれば欲する必要がある。自分のために欲する。それが生まれたら違う世界が見えてくる気はする。
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