木曜日。日程の変更のため変則的にこの日に走練習を実施。木曜日に走るとその後の練習パターンが大きく変わってしまうのでできるだけ避けたいのですが。とはいえ、走らないというのはあり得ないので。この日は「課外」がありました。担当なのでそちらに行くことに。そのため事前に伝えておきたいことは「コメント」として練習日誌に挟んでおくことに。「勝負をすること」と「自分のためにやること」について触れました。また、前日の「行動の遅さ」も気になっていたのでその部分も。
基本的にそれほど話をしないようにしています。どうせ記憶に残らないだろうというのもあって。とはいえ、「ポイントになるところ」は存在すると思っています。こちらが「譲れない」と思っている部分もある。そこに関しては徹底しておきたい。誰かの指示を受けてからやるのではない。自分が主体となって動けないようでは結局試合の時に戦えないからです。状況判断をしてその時の最善の行動をする。常日頃からやっておかないと緊張した場面ではできない。「考えてやりなさい」というだけでできたら理想ですが100%できません。こちらが考える材料を与える。
前日に「やるべきことに学年は関係ない」という話を他の部活動の子もいる中でしています。やるべきことができないのであれば「面倒を見る」という必要性はないと思います。練習メニューを作るのは「義務」でも「強制」でもない。私自身が「作ろう」「提供しよう」と思うからやるだけです。そこに対して「当たり前」だと思うのであれば、こちらからお断りをする。当然です。なぜ、教員側だけが「リスク」や「ストレス」を感じながらやらないといけないのか。「我慢を強いられる」のは違うと思っています。
もしこれが「有料」であればこちらも「サービスを提供する」という「対価」を払わないといけないと思います。当然の話です。お金をもらっているのにそれに見合うだけの「サービス」が受けられないのであれば「クレーム」や「返金請求」はあると思います。しかし、今の状況で「部活動」の指導をするのであれば「無償のボランティア」でしかありません。人権もないのか。そう考えたときに私は「拒否するモノは徹底的に拒否」という当たり前な行動をしようと決意しています。そこに対して「間違っている」とか「生徒のためになるのだからやれ」と言われても受ける気は全くありません。それならその学校の競技指導から一切手を引きます。誰かから強制されるものではない。
私自身が「パワハラ」のように立場を利用して生徒に対して無理難題を押し付ける。調べてみると「パワハラ(パワーハラスメント)とは、職場内での優位性や立場を利用して、労働者に対して業務の適正範囲を超えた叱責や嫌がらせをおこなう行為のこと」と記されています。部活動の顧問だからといって生徒に理不尽なことをさせたり、過剰な叱責をするのはおかしいという部分だと認識しています。発言の一部分を切り取って「パワハラ」とされるのかもしれません。こちらの言い分などは全て無視される。「セクハラと感じたらセクハラ」「パワハラと感じたらパワハラ」なのだと思います。
それならこちらも自分自身の身を守る手段が必要になると思っています。こちらが求めること(ごく当たり前のこと)をやるのに過剰な批判やクレームを受けるのであれば何一つメリットがありません。元々、部活動の指導に関しては「やりがい搾取」の部分が大きい。手出しで遠征に行く、合宿の引率に行くというのもそれです。中四国合宿に参加するために個人負担で「¥35,000」支払いました。どこからもそのお金は払われません。それを求められる。それって本当にいいのか?「ブラック部活」と言われ「教員の負担が大きすぎるから地域移行をする」という流れがあります。私自身は「正当な対価」が支払われるのであれば「部活動」として存続してもいいと思っています。が、間違いなく支払われることはない。「定額働かせ放題」の状況でさらには「自己負担」で活動をさせられる。それで「きちんとやれ」とか「指導が悪い」と言われるのであれば「やるほうがバカ」としか言いようがない。だからこちらもスタンスを明確にする必要があると思っています。
「熱心な指導」だといわれることがあります。別にそのような気はありません。いつも通りに指導するだけ。この場合も結局は「諸刃の剣」なんだと思います。私の指導スタイルが合う人にとっては「良い指導」と言われるでしょうし、気に入らないという人にとっては「最悪だ」と評価される。様々な人が活動をする場面では「両極端」に振れることも出てきます。「結果」が出た選手は「良い指導」だと評価するし、思うようにならなかった選手は「他の指導のほうがよかった」となる。当然の話です。クラブチームのように自分たちで指導者を選べるスタイルになればもっと変わってくるのだと思います。
色々なことがあります。その中で「自分の立ち位置」を明確にしたいなと思っています。「起業する」という人もいるでしょう。「農業をする」という人も。私自身は「競技指導」以外に特段できることはありません。お金儲けをしたいという気もそれほどない。元々お金に対しては無頓着ですから。そうであれば「自分がやりたいと思う陸上競技をする」というくらいはさせてもらいたい。だから「部活動」に拘らなくてもいいなと思っているのです。今の指導に対して「不満」を持つ選手もいると思います。「顧問を変えろ」と言われたらすぐに退くつもりでいます。私は「陸上競技」に対して思いが強いだけで「部活動」に対して強い思いがあるわけではないですから。
「速く走りたい」と思う選手に対して様々な角度からのアプローチをしたい。「強くなりたい」と願う選手に対して色々なモノを提供したい。それ以上でもそれ以下でもない。だから「最低限のルール」を守る必要がある。無理難題であればこちらの「パワハラ」です。「当たり前」のことを求めていてそれに対して「きちんとやらない」のであればこちらも「拒否をする」という権利が当然認められるべきだと思っています。
何でもかんでも「教員批判」が認められるのか。「教員だからやるのが当たり前」というのであれば「最低限の仕事」だけはします。今でも最低限以上の業務はやっています。仕事をする「対価」として「給与」をもらっている。「税金で食べているくせに」みたいないい方はどう考えてもおかしいと思います。そうであれば一般企業の人たちも「私が支払った金で生活しているんだからもっとこちらに配慮しろ」ということになります。馬鹿な話です。
あー。練習について触れようと思っていたのですが。全く別の話を書き続けてしまいました。無念。