あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

森一生監督の「悪名市場」を見て

2013-02-20 08:00:13 | Weblog


闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.403

勝新太郎の浅吉親分と、田宮次郎のモートルの貞の凸凹コンビに加えてあの幻の女優嵯峨三智子が活躍する任侠シリーズの第6弾。この男を蟲惑してやまない妖婦のアップが出てくる度によくぞこのフィルムを残しておいてくれたと感謝せずにはいられない。

森一生がアルバイト感覚で撮り流しているルウテインワークスではあるが、茶川一郎などという役者がおかまのちょい役で登場しているのも貴重です。それにしてもこの頃の田宮次郎は元気はつらつとしていたんだなあ。



絶望の虚妄なること希望に相同じいと呟きつつ林檎喰う 蝶人
コメント
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