こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

秋晴れ

2007年11月19日 | 通勤・交通・旅行
西高東低、12月上旬並みの冷え込みとのことで、確かに寒かったけど、それにもまして空気が澄んでいませんでしたか?
朝、駅(一番近い駅の一駅手前の駅)から、病院に向かうとき小さな川があって、その片方の岸が遊歩道になっています。桜の木が川面を覆うほどに枝を張り出していて、紅葉した葉が、とてもきれいなんですよね。
特に今朝は、空気中に塵が少なかったせいか、とてもくっきり枝葉が見えました。川面に映る張り出した枝葉も実物とともに、一体となって、なんともいえない美しさを出していました。
普段、顕微鏡をのぞいて、組織、細胞を一つ一つ区別して、診断にたどり着く作業をくりかえしていると、いろいろな形態が頭の中にインプットされていきます。それが、外の世界で見るものに似せていうことも、“時として”あります。
それが、車窓から見える富士山の形だったり、時化の稲村ガ崎の海面の色だったり、とかしますが、今朝の黄色と緑と赤の混じった葉の色と、絡み合う木々の枝の組み合わせは、これまで見たことのないものでした。とくに、これらの後ろから日の光がさしていたせいかもしれません。
何歳になっても、美しいものを見つけることはできるんですね。
それも、こんな身近に。