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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

多様性に気づき、尊重する

2018年11月07日 | 日々思うこと、考えること

車椅子を使っている人が電車に乗ってきた。乗った後も上手にコントロールして通路を空けている。私は車椅子に座ることはできるけど、生活の一部として使うことはできない。車椅子を上手に使える人がいて、あまり上手ではない人もいる。パラリンピックに出ることができるぐらい車椅子を早く走らせることができる人もいる。私が将来車椅子を使うようになった時には、そんな、上手な人のことを尊敬することになるだろう。

妻が数年前から手話を習っている。ボランティアをしたいというのと、難聴になった時への備えだそうだ。検定試験も受けているほどだからなかなか本格的で、私にはほとんどわからない。手話は一つの言語だから上手下手がある。手話ニュースをみていると流れるようにやっているが、それを一緒にみている妻はついていくのが大変だと嘆いている。

何か一つの行為があれば、それをより良くしようとする意識が働き内容は改善され、進化する。そして、その道に秀でた人というのが生まれる。”オンリーワン”に通じることで、そういう秀れたことは正しく評価されなくてはいけない。それは自分の埒外、みたいな感じでいると、そういったことに気がつくこともできない。

いつも相手のこと、相手の立場を考えていたら、その人の行動の理由がわかってくるし、その中には高く評価すべきことが含まれているということがわかる。

世界中を覆いつつある分断化の流れは、民族対民族、国対国、貧富、ジェンダーなど様々な問題を露わにしてきているが、最終的には自分たち自身の首を絞めることになることを知っておかなくてはいけない。日本はまだ、完全な分断化には陥ってはいない。与党である自民党が問題を抱えつつも内部に多様な人材を飲み込んでいるうちは大丈夫なのかもしれない。それでも、自民党の中で今以上にリーダーシップを強める方向に進み、反主流派が露骨に疎んじられるようになったら、どうなるかわからない。

社会の分断化を止めるには、世の中には色々な考え方があり行動があって、私たちはそれぞれに気づき、それぞれを尊重することを心がけて生きていくことが必要だ。

社会を分断してはいけない

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