こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

油断大敵、好事魔多し、諸行無常、有為転変

2020年02月05日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
このごろ毎日が比較的穏やかに過ぎている。

もちろん、公私にわたって順風満帆というわけでは決してない。
ナイトがいなくなってのペットロスは回復の兆しは全く見えてこないし、親父の調子も今ひとつ。通勤だって、毎日どこかの事故の影響が私の利用する電車の遅延を引き起こして大混雑となっている。昨日の晩もひどい遅れがあって、ぎゅうぎゅう詰めであばらが折れそうになって、未だに背中が痛い。

仕事は楽ではないが、周囲の助けのおかげで何とかやっている。
一人になってわかったのは、自分は何でもわかっている、なんでもできる、などという妙なプライドを持ってはいけない、あるいはプライドなど持つ必要のない、却って邪魔なものだということ。疑問に思った症例は、他施設の病理医に相談している。医者はわからない時症例を抱え込んではいけない。それは臨床のみならず、病理も一緒の話だった。

まあ、人生どこに落とし穴があるかわからない。でもそれは神のみぞ知ること。油断大敵、好事魔多し。何もないのが一番だけど、何もないまま過ぎ去ることなどできない相談。ペテルギウスだって消えてしまうかもしれないというご時世。何事にも永遠などということはない。中国だって、新型ウイルスに足元をすくわれるとは思ってもいなかっただろう。
でも、むしろこういうことこそ当たり前。諸行無常、有為転変。いろいろな言葉が頭をよぎる。

昨晩はまだまだよく見えた

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