何の気なしに階段を降りていったら、リビングには娘と妻そして大きな黒い犬がいた。僕は、いつもの光景だと思っていたら、妻が僕の顔を見ながらニヤニヤしている。
あれ?髪型でもが変わったかな?そのことに気がついてよと僕のことを見ているのかと思っていたけど違った。
その大きな黒い犬はフラットコーテッドレトリバーだった。どこの子?と思いながらよく見るとそれはナイトだった。
ナイトがいる!そこに!僕の目の前にいる。しっぽをまっすぐ上にあげ、ゆっくりと揺らしながら僕のことをみている!
妻もそのことが嬉しいようで、僕のびっくりした顔を、娘と一緒にみている。
そのとき、急にナイトが逝ってしまった日のことが思い出された。
次の瞬間、ナイト!と僕は声を上げた。そしてさあ抱きしめようと僕は両手をナイトに向けて手を差し出した。
でも、その次の瞬間、僕は夢から覚めてしまった。
忘れてはならないとすぐにこの夢のことを書いた。
ナイトが僕に逢いにきてくれたというこの夢のこと。
心の中にナイトは生きている。それが本当のことだとやっとわかった。
うれしかった