こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

いよいよ臨戦態勢

2020年02月28日 | 自然災害・事故・感染症
3.11のとき、日本中で何人の人があのような大きな災害を想定していただろうか。今、ああしておけば良かった、こうしておくべきだったということは誰にでもできるが、それでは後出しじゃんけんだ。災害を忘れず、将来につなげていくしかない。

今回のCOVID-19の件もそうだ。あんなウイルスが中国で発生してそれが世界中に広がるなんてこと、想定外のことだ。SARSがあってMERSがあったからといって、インバウンド獲得に熱心な人たちからは、そんなことは面倒なばかり。それに、国境など意味がなくなりつつある世界は経済も人の動きも一蓮托生、あんなウイルスが発生すること事態、想定されていても想定外。

いよいよ全国の学校が休校となった。学生がいなくなった通勤電車のラッシュはだいぶ緩和された。これで、フレックスタイムがより推進されてオフピーク通勤が行われるようになれば、通勤混雑はなくなるだろう。それには、官公庁が率先して行うといいのだが、霞が関の開始時間を11時にするとか、検討してもらえないだろうか。

病院の玄関に立つと、COVID-19関連の張り紙。患者さんがいつ来院してもおかしくない状況となり、対策会議も行われている。残念ながら、病院は感染リスクがきわめて高い危険エリアだ。色々な意味で、医療従事者の立場を考えるようにもなってきた。
ウイルスは鼻や喉といった上気道の細胞に感染しているので、鼻水、咳が出る人はそれが他の人に飛んでいかないように気をつけること。咳を抑えた手、鼻水を拭いた手であたりのものを触らない。運悪く感染したとしても、自分から感染を拡げることのないようにすることが大事。
みんなで闘うしかない

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