カンボジアの病理医育成プログラムのお手伝いのお鉢がまた回ってきた。前回と異なるのは残念ながら現地には行かないということ。
昨日の講義は、支援事業を行なっている施設の会議室からリモートで行い、今日は私の部屋から行なった。
冷や汗かきかき、昨日今日のレクチャーはなんとか終わらせることができた。おどろいたのが、研修医のレベル。ネットからの情報があるから、なんでもよく知っていて、ゲノム医療のような最先端の知識は私と同じかそれ以上。当然と言えば当然だ。かてて加えて皆若いから”どんどん”知識が増えている。日本人が何か教えてあげる、なんてこと、少なくとも”知識”の範疇ではもはや無いのではないか。
かつては伝道師が一生をかけたミッションが、いまや講義はネットで簡単にできるようになった。3年前にスコールと信号機のほとんどない道路を見て結構驚いて、使命のようなものを少しは感じたものだが、今後はわざわざ現地に行く必要もなさそうだ。
これもコロナの恩寵か