こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

鎌倉鶴岡八幡宮の大祓と夏の始まり

2022年07月01日 | 鎌倉暮らし
 数年前から高血圧のコントロールのため、都内で内科のクリニックを開業している妹に定期的に診てもらっている。子育て中ということもあってクリニックを閉めてしまう時間が早く、私は時間単位の休みをとって行く。昨日も早退したのだが、間違えていつもより1時間余計に休みをとってしまった。それはそれで早く診てもらって早く帰って早く薬をもらう事ができてよかったのだが、ちょっともったいなかったなとケチなことを考えた。

 なにはともあれめずらしく明るい間に鎌倉に戻ることができたので、歩いて帰ると妻に連絡したら、今日は大祓いだから一緒に茅の輪をくぐろうと返事が来た。そうだ、6月30日だったと気がついて、裏駅の薬局で薬を出してもらってから段葛を通って鶴岡八幡宮に。参道と流鏑馬道の交わるところで落ちあう事ができて、久しぶりに二人でお参りした。
 大祓式はもうすっかり終わっていて、式場は片付け中だった。それでも、茅の輪はまだ残してあって、左右左と健康を祈念しながらくぐった。うっかりして写真は撮りそびれた。舞殿前の賽銭箱の前に並んでいる人が多かったので、大石段を上って本殿でお参りした。振り返って上から見ると穏やかに暮れゆく鎌倉を見る事ができた。
 これまであまり気にしていなかったが、大銀杏の背が随分高くなっていたのにはびっくりした。あと10年もしたらそれなりに立派な大木になるだろう。空を見上げると、鳳凰の様な形をした雲が西の方へとたなびいていたが、まるで大祓の願いを聞いてくれた神様が帰って行ったような姿だった。
 境内のあちこちには七夕飾りがあって、舞殿か越しに茅の輪が見えた。大祓が終わったら、いよいよ今年も後半、本格的な夏が始まる。今年は梅雨明けが早く、おまけに猛暑で、体調管理が難しくなりそう。体がだるいのは暑さもあって、歳のせいだけではないだろうが、どのみちアラ還ともなったらそうそう無理はできないので、せめて穏やかな気持ちで過ごすことにしよう。
 何事も転んでもただでは起きないという妻のおかげもあって、結果としては、1時間余計に休みをとってよかったということになった。
鎌倉殿も後半戦へ

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