学会2日目。
会場のある神戸は夜来の雨、と朝のうちは結構な強風と大雨とではっきり言って辛かった。
ホテルから会場はでは、1キロほどと中途半端で、ちっちゃな折り畳み傘をおちょこにしないようにコントロールしながらなんとか辿り着いた。

昨晩はもう20年近く前にこの学会に誘ってくれ、その後あれこれ使ってくれた昔の勤務先の集中治療部の先生と一緒に南京町で夕食を食べた。
これといったお目当ての店もなかったので、店内が広そうな店を選んだ。
元々は北京料理の店のようだったが、四川料理メニューもあって、ビールと紹興酒を空けながら、昔話から近況まで、たっぷり話すことができた。
紹興酒はいくら飲んでも悪酔いしないのがいい。
二日酔いにもならず、今朝はスッキリ、駅前のパン屋のイートインに入ったら、某大学の教授もそこで食べていたので、少し話した。
やはり、対面の学会、とくに地方に行くとこうして食事なども一緒にして、親交を深めたり、情報交換ができたりするのがいい。

昨日の先生とは昼食も一緒にした。
つい昔を思い出してしまったのか、からげ定食なんてものを食べてしまったのは不覚、午後はずっとお腹が膨れていた。
そんなわけで腹ごなしが必要となり、観光がてら、新神戸駅まで歩くことにした。
神戸というところはすべての道路が山から下に向かっていて、まずは会場の前の道を上がったら、平清盛の銅像があった。
ここが福原京のあったあたりらしく、さすがは風光明媚ないいところを選んでいたものだと感心した。
これなら津波、高波の心配もない。
平氏がそのまま栄えていたらどんな国になっていただろうかと歴史に思いを馳せる。

そこから右に折れて風見鶏の館を目指す。
途中、風情のあるお地蔵さんがいらっしゃったり、

ベルゲンのような木造住宅があったり、

ブラジル移民発祥の地、なんてのもあり、学校かとおもったら神戸移民センターという施設だった。

後学のため中をのぞいてみたかったが、だんだんと荷物が肩に食い込んできたので、先を急ぐことにした。
とにかくアップダウンが激しく、足が痛くなってきたところで、煉瓦造りの交番が見えてきた。

ここまで来ると、観光客の女性グループがちらほらと増えてくる。
Googleマップをみても、全行程の半分ぐらいはきた。
風見鶏の館まではあと一息。
閑静な住宅街を抜けたら風見鶏の館やほかの建物が見えた。

大雨のあとのせいか、人気はまばらで外国人ツアー客と日本人の旅行客が半々。
私のような厚手のコートを着たおじさんにはどうも不似合いな場所で、写真を何枚か撮って、北野天神の石段を登ることにした。

雨はすっかり止んでいた。
牛の頭をよくなてで、仕事がうまくいくよう願った。

山沿いの遊歩道を歩いて、新神戸まで歩いた。
全行程は4.5キロ。
途中写真など撮りながらだったが、1時間半ほど。
何度か寝落ちしながら、このエントリーを書いた。

駅に着いたらずいぶん人がいた。
来週は天皇誕生日があるので、仕事は少し楽そうだ。
帰りも三人がけを二人
応援よろしくお願いします