少し蒸し暑い。
頭にはまだ薄いモヤがかかっていて、時差ボケが解消されないでいる。
それでも、帰ってきたら待っていた膨大な量のメールと仕事をこなさなくてはいけない。
娘の結婚式にかこつけての夏季休暇に費やした日数は10日。
この10日間はとても貴重だったと振り返りながら思う。
貴重という場合、”何が、どう”貴重だったのか。
この夏、私はこの休みのために相当根を詰めて働いた。
9月に入ると心配してくださるコメントをいただくほどに精神的にも肉体的にもへとへとだった。
まるで1500メートル走のラスト200メートルのような気持ちだった。
この10日分の時間、それがあれば仕事は多少捗っただろうが、心はダメになっていたかもしれない。
帰ってきても周りはなにも変わっていなかった。
合わない人は相変わらずそこにいたし、誰かがややこしい問題を片付けてくれているわけではなかった。
でも逆にいえば、私が生きて帰って嫌な思いをする人はいるし、問題は早く片付けてほしいだろう。
休む前に思った、プラスマイナスゼロということがきわめて明確になった。
プラスマイナスゼロというと、苦あれば楽あり的な考えをしてきたが、そうではなく、価値のあることないことは表裏一体であるとも考えられる。
休んだことで得たことはなにか、休んだことで失ったことはなにか。
それぞれを書き出してみてもいいが、またそれらには細かいプラスマイナスが付随していて、一概にどうとはいえわない。
ムキになってそれらを整理しようなどとはせず、心の中で穏やかに清算していけば、最終的には良い意味でのプラトーに達して落ち着くだろう。
あれこれ言わないで
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