時差ボケがやっと収まってきたようで、夜中目が覚めることがほとんどなくなった。
目が覚めた時に、仕事のことを思い出して眠れなくなるということもなかったし、昼間は暑かったものの夜は涼しくかったのも助けになったのだろう。
西に向かう分には時間が遅くなるので楽だが、東に来た時は大変だというが、実際そうで、ヨーロッパから帰ってくるのはなかなか辛い。
昨晩、うちわを持って上気した顔の50前後のカップルが大船から乗ってきた。
茅ヶ崎のサザンオールスターズのコンサートの帰りだろうと思われ、新聞によると週末まで開催されるそうだ。
こういうコンサートに限らず、学会とかそういう多くの人が集まるイベントが開催されているうちはこの国は安泰だ。
アテネの街中を歩いていたら、シリアからの難民の人がそこここにたむろしていたり、物乞いの人もちらほらいたりした。
それほど裕福ではないギリシャに多くの難民が押しかけているという話はニュースで知っていたが、それが目の前にあって動揺した。
旅行をすると、貧富の差が実感される。
空港ではファーストクラスに乗る大金持ちがまっさきにでてきた荷物を持って立ち去り、エコノミークラスの私たちが外に出ると貧しそうな人がそこいらいでうろうろしていて、荷物を持つ手に力が入った。
さらに、ヨーロッパでは、貧富の差とともに人の流れも実感される。
とくにギリシャはヨーロッパ大陸の西の端で、東からの人と文化が押し寄せてきた。
それでも、固有の言語と文化を維持しているのは、古くからの遺跡を守り続けてきたからなのだろうか。
そう考えると明治政府が行なった廃仏毀釈、廃城令などは愚策だったとしか言いようがなく、今になってみるとつくづく残念な話だ。
先の大戦で奈良・京都・鎌倉を残してくれたことには感謝せざるを得ない。
現代の日本人と歴史観というか歴史との対峙の仕方についての考えを言い出すとキリがないので、今日のところはこの辺で打ち切ろう。
精神性も変わった
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