こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

梅の香りに包まれて

2016年02月20日 | 鎌倉暮らし

昼前にも大雨になるというので、朝のうちに犬の散歩に出かけた。もちろん、散歩嫌いなマルチーズのコロではなく、散歩には目がないフラットのナイトとだ。歩いているうち、ほうぼうの家の庭から梅の甘い香りが漂ってくる。今朝は特に香りが濃く感じられる。

鎌倉には古民家が多い。 このことは以前にも書いている(2012年3月5日『鎌倉のお屋敷』、同18日『鎌倉の古民家』)。だんだんと立派な家、古くからの家の減少に歯止めがかかってきたように思う。昨今の古民家ブームで、鎌倉の古民家もその商品価値が認められ、保存して商売に使うようになってきたのだろう。

私の家の回りにもそういった家が多くある。これは鎌倉の街並を残すという意味でとても良いことで、どんどんやってほしい。

あとは、大物級のお家の保存。文化財級に大切にして残したい家もまだまだたくさんある。

扇が谷1丁目の古我邸はレストランとして残すことがきまってよかったが、古我邸級ともなると残すのも大変だっただろう。

個人の思いと、市民の思いと、鎌倉市、神奈川県の協力が無くてはできないことだが、是非そういった家屋敷を残してほしい。こういった家屋敷、当たり前のことだが一度分割したり壊したたりしたら二度と造ることは出来ない。

鎌倉というところは、一時はただの漁村になっていたところを観光地、別荘地として持ち直した街。その近代日本における歴史は歴史で武家の都としての価値以上のものがある。

 などということを、梅の香りに包まれながら歩きながら考えた。私はこの町のたたずまいが好きだ。

 しばらくは香りを楽しめそうです

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2 コメント

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よい季節 (コロ健 to みやさん)
2016-02-21 10:39:01
ありがとうございます。
ふらりと文士が出てきそうな細い路地も、セットバックのおかげでだいぶ減ってしまいました。
私も花が咲き出す3月から新緑の5月が好きです。
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文士はもういませんが (みや)
2016-02-20 23:07:52
私の若い頃はまだ鎌倉文士がいらっしゃいました。和服で懐手をして今で言う古民家の木の門扉から現われる文士、かつてそんな映像ありました。日本人の佇まいに相応しい古民家の継承を保存を願います。
鎌倉の四季すべてを体験していませんが、早春からの春が一番鎌倉を美しく彩る気がしますが、いかがでしょうか。
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