四月半ばに妻とささやかな京都旅行をした、その備忘録。
全5回の第1回目。
このお宮のご利益が、
あらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶ
これまでの人生、付き合いたくないと思う人はいたものの、縁を切りたいとまで思う人はいなかった。
もしかしたらそうすべきだった人はいたのかもしれないが、今となってはわからない。
幸いなことに現在のところ、目に見えて悪い輩との付き合いはないが、これはコロナ禍のおかげだろう。
わざわざお参りしなくてもよかったのだが、妻が、絵馬に書かれている願い事を読むだけでも行く価値はあると勧められたとかで行ってきた。
ひと様の書いた絵馬、普段何気なく読むが、ここの絵馬は想像していた以上に鬼気迫るものがあった。
縁切りというと、いろいろあるが、実名で縁を切りたい人の名前はおろか住所までが絵馬に書かれていたのには驚かされた。
これらを読むことで却って考えさせられることもあり、一読の価値はある。
絵馬掛け所には、
”写真を撮ってSNSに上げるようなことはしないでください。あなたも(トラブルに)巻き込まれるかもしれません”
というような注意書きもあった。
さすがは崇徳院にご縁のあるお宮だけのことはある。
本殿の横にはくぐり穴のようなものがあり、願掛けした後くぐって往復したのち、願いを書いた紙を貼った。
ちなみに着物姿の若者もくぐっていた。
私の願い?
弱いというか、優柔不断というか、そんな自分とお別れして、そうでないしっかりした自分になりたい、みたいなよくわからないことを書いておいた。
ぼちぼちか