哲学の入門書を読み始めた。以前にも挑戦したことはあったが、今度はその時よりはよほど本気だ。とはいえ、独学でどこまでできるかはわからない。
そもそも病理医としてやらなくてはいけない勉強が山ほどあるというのに、こんなことをしている場合ではないのだが、自分に残された人生の時間そのものが短いので仕方ない。年を取って自分が経験できることというのがいかに少ないかということがわかり、やっとそこから知見をひろめるーーーすなわち勉強する、というのでは間に合わないという、先人の教えがやっとわかったが、やっぱり間に合いそうにない。少年老いやすく・・・であり、井の中の蛙。勉強を始めるのに遅いということはない。
読んだ本の数:2
読んだページ数:411
ナイス数:26
それぞれの哲学者のプロフィールが良い。個々の内容はわかりやすいが、それぞれの図はまとめすぎで今ひとつ。絵はきれい。 著者名は探して後付けにやっと見つけた。監修の小川仁志の名前ばかりが表に出ているという不思議な本。哲学入門者にとっては小川氏だろうが大城氏だろうがどちらも無名の哲学者だが、学歴、経歴が異なるらしい。 こういう違和感、哲学的にはなんと表現したらいいのだろう。
読了日:09月16日 著者:大城 信哉
10時間では足りなかったが、近代まではアラ還の私が高校で習った倫理の授業をカバーしている。現代・ポストモダンについては、知らなかったことが多く、目から鱗が落ちる思いがした。総花的ではあるけれど、系統的に書かれており、それぞれの考え方の関連を理解することができた。私が高校生の頃にこんな良書があったらな、と思う。だが、それも時間の流れが生み出した変化に過ぎないのかもしれない。
読了日:09月07日 著者:貫成人
医:哲=8:2ぐらいか
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