朝、ベランダに出て東の空を見ると、太陽に向かって北上するかのような龍の姿をした雲。朝から縁起がいい。南の海の暑さと湿気とともに台風が運んできたのだろう、すごい勢いで動いている。そして身体中にまとわりついてくる湿気にも驚く。ニュースでは湿度99%。屋外で話している気象予報士も暑そう。
時折、突風が吹き、ウンベラータが倒れてしまった。帆のように大きな葉っぱがこんなにたくさんついていたら仕方ない。起こした後、ハイビスカスとフランスゴムの木とを寄せて置いた。
昼、医局で孤食していたら、妻から、「観葉植物はみんな室内に移動した」とのLINEの連絡がきた。あの子たちも久しぶりに冷房の風を受けて驚いているだろう。
弁当を食べ始めたときには晴天だったのに、急に暗雲が立ち込め小一時間土砂降りとなった。どこも急な天候の変化には注意せねばならない。
切り出しの時、臨床検査技師と「もう9月だよ、時間が経つのは早いね」という話になり、天気の話へと移ったら、「今年は季節がハッキリしてますね」となった。たしかに、気持ちの良い初夏から、長かった梅雨、明けたら今度は猛暑で、そして210日にアベック台風。
時間が過ぎるのを早く感じるのは、世界中がマスクに閉じ込められることになったWithコロナのせいもある。そのコロナ、東京の感染状況は高止まりから、やや低下傾向。多くの人間がマスク、手洗いを励行するという感染対策が奏功したに違いない。新型コロナウイルス(COVID-19)は世界の衛生環境を一段進歩させたといえる。
秋が楽しみ