昨日からの強い風はいっこうに収まらない。
午後からは雨も降り出すとのことで、週末は踏んだり蹴ったりとなりそう。
仕事のない明後日は晴れてくれるのを期待する。
このところ、新聞の紙面がつまらない。
ネットニュースに上がっている話題をみると、今度値上げする朝日新聞だけがつまらないというわけではなさそうで、日本という国が語るべき何か、すなわち発信すべきことを失いつつあるためのようだ。
ずいぶんしょぼいことになってきたものだ。
政治の劣化はもはや止めようのない惨状だし、経済力、技術力も圧倒的に成長し、日本を抜き去った中国にもはや追いつくことはできそうもない。
こと、中国に関して言えば、あの時こうしておけば、ということは山ほどあるが、今さらそんなことをいったところで、死んだ子供の年を数えるようなものだ。
役人についてもずいぶんひどく、こんどは”名代”だと。
いったいいつの時代の人間だと思ってしまうが、私よりほんの少し年上なだけだということで、まだまだ現役といえる世代だ。
こんな人たちがトップにいたような組織では、さてその”こんな人たちを見て育つ”人はいったいどんなことを考え、どんなふうに育っていくだろう。
なぜ、自分の部下や、後輩に対して立派にいようと努力しない大人が多いのだろう。
やせ我慢とまではいかなくとも、なにもこんな脅しのようなことをするのはどう考えても”立派な”大人のすることではない。
こんな大人をみていたら、どんな若者が育つかなど火を見るよりも明らかだ。
日本という国がだんだん崩れている姿をこうして目の当たりにしているが、このさき、日本がどれほど落ちぶれようが、私はこの国から逃れることはできない、どこかに逃れると言っても南の楽園の島などどこにもないのだ。
しかしながら、語るべき言葉を失った日本という国に忸怩たる思いを持つのは、もはや世界が形の変えようのない大きな鉄の塊のようなものとなっていて、日本一国が何かをわめいたところで何もできなくなっているのかもしれない。
欧米の動きに右往左往しているといっても、その欧米にしたところで何かを一気に解決できるわけではないし、それは中国にしても一緒だ。
日本の劣化は指導者層を含めた私たち大人世代に負うところは大きいものの、世界の指導者層にしてもロクなものではないと言わざるを得ない。
自らの立ち位置をしっかり確保しておかないと、何が何だかわからなくなってしまうかもしれない。
自分の頭で考えないと
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