こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

嵐はすべての人に

2013年06月19日 | 生き方について考える
台風4号(リーピ)がフィリピン沖から北上してきている。
今日は19日(水)。予報だと、22日(土)に本州の太平洋岸を東進している。

天気図をみると、梅雨前線が上下して、週末にかけて北海道を除く日本列島は大荒れとなりそうだ。

見上げれば、不吉に渦巻く雲と総裏白となった木の葉。
ここのところの体調不良に追い討ちをかけられるような気がしてならない。私の運命は、ますます混迷の度合いを深めていきそうだ。


などと思ったが、これはまったく身勝手な言いぐさだ。
自然のうねりというのは、その地域にいるすべての人に平等に訪れる。
だから、私の不安は、程度の差こそあれ、周囲の人も同じように感じているはずだ。

ある人にとっては、それは将来への漠然とした不安かもしれないし、ある人にとっては明日の屋外での活動が滞り無くいくかの心配かもしれない。


『不吉な予感』などといったところで、結局のところ、皆一緒で、そこにいる全ての人の行く手を暗示することになる。

地球温暖化も同じ。
あるところでは潮位の上昇が問題だし、よそでは氷河が溶け、ワインの味が変わる。

つくづく、地球なんて小さいもので、その上でちまちま生き延びている人間などとるに足らない存在だと思う。

昨今の不毛に見える諍い、当事者にしてみれば大事なのはわからないでもないが、本質的には一体何をしているのだろう。
たぶん、当事者も自分達のしていることが、目的化していることを知っているはずだ。
だが、それぞれがもう戻れなくなっているのだろう。

さて、私はどうか。
目的があって存在しているのか、存在することが目的なのか。





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