『それぞれの人生』この言葉、このブログのなかで私がよく使う言葉だ。私が苦しいとき、悩んでいるとき、自分だけじゃない、みんなそうなんだ、と普遍化したくて使っているのかもしれない。私はそんなに強くない。
人間、生きているだけでいろんなことが起こる。いいこと、わるいことが絶え間なく起こる。
たとえば今日、寝起きはまずまずだった、少し腹具合が悪い、電車で座れた、乗り継ぎの電車が遅れた、何とか遅刻せずに職場に滑り込んだ、仲のいい人と言葉を交わせた、食べたかったランチが売り切れだった、(中略)、夜、家に帰り着き、風呂に入ることが出来た、寝ようと思ったけど仕事のことが気になって寝付けなかった、いつの間にか寝た。
人生なんて、こんな取るに足らないことの連続、自分の人生にとってどれが決定的なことかなんて、決めようがない。
それぞれの人の人生はそれぞれで、誰かと比べても仕方ない。大切なのは、自分の人生を否定せず、受け入れること。自分で自分の人生を否定しても何にもならないし、ほかの誰が受け入れてくれるというのだろう。
自分の人生を肯定するには勇気がいるけど、多くのことを生み出す。逆に自分の人生を否定するのは簡単だけど、なにも生み出さない。
それぞれの人生だから、それをどう考えるのもそれぞれだが、私だけは私の人生を否定せず、肯定して生きていきたい。
自分を認める