夜露がずいぶん降りていて、ベランダの手すりも車もびしょ濡れだった。
日中移動があるので、少し早めに出てきて、少しひんやりしていたものの、出歩く日中は真夏日の暑さになるということで、ジャケットを羽織ってきたのは失敗だっただろうか。
でも、横須賀線の車内は冷えていて、とりあえずはこの格好でなくては風邪をひいてしまうところだった。
乗り換えた電車では弱冷房車に乗ったが、今度はやや暑く、調節は難しい。
時々人の心を支配しようとする人がいる。
自分はいい人で明るくて、気さくに話すことができるので互いに胸襟を開いて語り合うことができると相手に思わせる。
やがて、相手は自分に共鳴、共感し、自分の意見に賛成してくれるだろうと勝手に思う。
他人は別人格なので、考え方、価値観が異なるということがわかっていない。
こういうことをするのが対等の立場にある人に対してであれば、意見を表明することに問題はない。
問題なのは、年齢が違っていたり、職位が違っているような場合で、そのような時、ただでさえ支配される立場にある弱い人に対して、考え方を強要するということだ。
とくに、弱い立場にある人が、寂しかったり、悩んでいたりする時だと、さも相手の気持ちがわかるかのように振る舞って近づき、取り込もうとする。
自分の意見なるものを持つのはいいが、それを他人に押し付けるということ自体が問題だ。
意見、論考、といったものは、自ら表明、発表することはあっても、それを他人に説く時は請われて初めて行うべきことだ。
このブログだって同じようなもので、ネットから来てくださった方に読んでもらい、時にはコメントとして意見を交換する。
ところが首根っこを捕まえて連れてきて自説を聴かせるのではそれは洗脳だ。
そうやって人の心支配しようとする人は、”いい人”を演じて弱い心の人に油断を生じさせ、懐に入り込もうとする。
そういう人は口先だけで実力はないから言行不一致だし、精神的に支配することが目的だから無責任だ。
そういう人を見ると、腹が立つが言い訳も上手なので、うまい具合に逃げられてしまう。
したがって、まずは支配されてしまいそうな人に忠告を与えるのがいいように思う。
誰も他人の人生に責任を持つことはできないので、できることはそこまでだ。
気をつけてあげよう
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