こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

世界は春に向けて

2022年01月21日 | 日本のこと、世界のこと
 今朝、ゴミを出しに行く前に土の際にほとんどばら蒔きのようにしていたムスカリが2つほど咲いてた。厳寒の最中でも春は足音を立ててやってきているようだ。明日か明後日にはバラとレモンに肥料をやろう。

 今日から日本の多くの地域で新型コロナウイルス感染症に対してまんえん防止等重点措置が実施される(NHK)。これを機にピークアウトに持っていけたらイギリスと同じようにコロナから解放されるかもしれない。イギリスではオミクロン株が終息傾向にあるとして、マスク着用義務を終了するが、日本もほとんどの人が感染対策をしているのだからそれで良いのに、どうしてそうしないのかわからない。別の変異株が出てきたら、また戻せば良いだけだ。
 
 そんなイギリスだが、ジョンソン首相が官邸でのパーティーへの参加が問題となっていて、身内の保守党からも辞任要求が出ている。日本であったらさしずめ、一昨年の春にでも桜を見る会をノーマスクで盛大にやったというようなところだろうか。あの人、確か結構早い段階で感染していたがそうだったのか。そうすると、少なくとも総理大臣が感染していないという点で、この国は結構優秀だ。

 ヨーロッパというところは実にいろいろなことが起こる。ウクライナに対するロシアの圧力も深刻だ。そのままでいるのが嫌だから出て行かれたのに、出て行ったあとの行動も支配しようとしているとしか思えない。民族的な問題があるのでわかったようなことを書くわけにはいかないが、なんとなく男女の関係のように見えてしまう。米国は仲介役となることができるだろうか。

 フランスではこの4月に大統領選挙が行われる。若さもあってか、いまひとつ影の薄いマクロン大統領が再選を果たすかどうかというところだ。その候補者選びを見ていると、フランスの歴史というものを感じる。レ・ミゼラブルを読みきって、フランス人の思想的背景をなんとなくかじった身としては彼の国の政治に革命以来の民族としての血がしっかり流れているということを感じる。これは、イギリスの国会の中継を見ての議会制民主主義の源流を感じることとも通じる。

 そういうヨーロッパの政治体制を垣間見ると、日本の民主主義とは一体なんなのだろうと考える。あんまり長すぎて、今や自民党の政治がいいのか悪いのかもわからなくなっているが、それはさておき世襲政治家が多いのは健全な民主主義と言えるのかと思う。誰にでも職業選択の自由というものがあるので、政治家の子供に政治家になるなとはいえないが、政治を家業としているような一族もいる。かといって、選挙で落ちたらただの人である政治家になるつもりもないし、右から左まであれこれ言いたい放題の人をまとめていくような仕事を自分ではしようと思えない。国民の側にだっていろいろ考えなくてはいけないことはあって、例えば定数是正といって、都市住民の声ばかり大きくなってきた最近の傾向も疑問だ。

 あんまり長々と書いていたら、職場の手前。仕事の準備をしなくてはいけないのでこの辺で。

 基本的には選挙権があり、行動の自由がほぼ確保されているというこの国に住んでいることができるというだけで、しばらくはまた様子を見ていこう。
世界に春を
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