昨日は外でハイブリッド形式の会議があった。
司会の先生がリモート参加の先生の発言が少なくならないよう気を配っていたのが、それぞれの発言のタイミングは会場にいる人とそうでない人との間で微妙に異なる。
リモート参加の人が”手を挙げる”を押して認識してもらうよりも、司会者の視界の中にいる出席者が身振り、目配せで発言する意思を表示するだけで次の発言権はこちらに回ってきやすくなる。ディスカッションする場合、その場にいるのがいいとか悪いとかではなく、言いたいことがある場合は、その場に行った方が言いたいことを言いやすいということだ。
国会中継を見ていると、予算委員会などでは(もう聞くこともできなくなったが)"ソーリソーリ"などと意義があるのかないのかわからない激しい議論が戦わされているが、代表質問のような質疑のやりとりなど無いように見えるものもある。あらかじめ用意された内容を質問して、それに答える、というようなところはリモートオンリーでもよさそうに思える。そうしたら、地元と東京の往復も少しは減らすことができるのではなかろうか。国会議員に歳費以外に毎月支払われる文書交通滞在費100万円の内容を見直すこともできるのではないだろうか。
改革を進めようという維新の会がこのことの問題点について指摘した(維新 新人への“文通費”100万円を全て徴収して寄付する方針 TBSニュース11月15日)。良い突破口が見つかったものだと思うと同時に、彼らの本気度が伝わってくる。維新にとって、その先の大きな改革を視野に入れたらこの問題自体はそれほど大きなことでは無いのだろう。それにしても、なんでこういうのがまずは立憲民主党から出てこなかったのだろう。代表選で右往左往している場合ではなかろうに。ちなみに共産党は以前から問題点を指摘していたとのことだ。
是々非々