こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

民主主義最大の敵は人間の欲望

2023年07月25日 | 日本のこと、世界のこと
気温も湿度も朝から高い。
ギリシャでは山火事で大変だそうだが、湿度の高い日本では滅多に起きないのは幸いだ。

世界中の様々な人の剥き出しになった欲望が連日報道されている。
もちろんその最たるものが各国の政治で、強権的な政治手法が取り沙汰されている。
当初は民主的な選挙を掲げ、それによって選ばれたのに、やがてそれを守るために、強権的な手法を用いて政敵や民衆を封じ込めたり、抹殺したりする。
やがてはそれを継承するに至り、非民主主義的な政治は一層加速する。
日本でも、世襲は当たり前で、今やそのことを問題視する人もずいぶん減った。
マスコミが政治家に忖度しているのか、懐柔されているのかわからないが、これで丸く収まっているのだろうか。

民主主義というものがこの世に出てきたのを18世紀終わりのフランス革命とすれば、200年ちょっと、あとはずっと少数の強者が多数の弱者を支配し、搾取する専制的な環境だったわけだし、そもそも民主主義的な国家そのものが世界の中のごく一部にしか過ぎない。
それに、今、民主主義的な国にしてもかつての植民地からの富の収奪とか先住民を追い出すことによって成り立っているところがほとんどで、自前でやっているところなどあるだろうか。

民主主義はたしかに優れた考え方であって、いまのところこれに勝る政治体制はないのではないかと思う。
でも、民主主義国家群の中にも、自分たちの生活さえ良ければ、専制君主的な政治であってもいいと考える人はいる。
そういう人たちは民主主義の定義もそれぞれ全く違うだろうから、何を守るべきなのかということもよくわからない。
そう考えてみるとつくづく、今の日本はいい国だと思うが、それは今のところの話であって、いつ政権維持のために自民党が強権的な手法を編み出すかもわからない。
せめてそのことを気をつけて見守る必要がある。
ぼんやりしてると自分が消される

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