こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

日本人の勇気と未来への覚悟

2023年12月20日 | 日本のこと、世界のこと
自民党の裏金づくり問題で、きのう東京地検が派閥の家宅捜索に入った。
派閥ぐるみで裏金をせっせと作っていたという問題、キックバックどころか最初から上納していなかった(中抜きしていた)こともあるらしいということだが、そうした方が手っ取り早い。
選挙には金がかかるからそのための裏金が必要ということだが、それはすなわち裏金にたかる人がいるということであり、裏金が循環するということは不正が循環しているということだ。

小さな不正もそれが蓄積したら、やがては社会全体のモラルハザードにつながるし、ずっとそうしてきたから国民の政治への無関心が醸成されてきた。
政治と金の問題を、必要悪として考える向きもあるが、このままでいいわけはなく、癌と同じで、バレてしまったからにはそれを正さなくてはいけない。

この事件で一部の派閥が解消されてしまうのではないかというようなことが一部の報道で取り沙汰されているが、そうは簡単にいかないだろうし、似たようなメンツの勉強会が新たに出現するだけの話だ。
自民党の支持率が下がっているようだが、こんなこと、喉元過ぎれば、で、2、3年も経てば、そんなこともあったかぐらいの話だし、今の自民党にとってどんなに支持率が下がっても在野に降りることは絶対にない。

日本の選挙制度は小選挙区比例代表並立制で、自民が非自民かの選択になっている。
民主党が分裂しなければそのまま2大政党制が発展していっただろうが、民主党が崩壊したあと小政党が林立してしまった。
それぞれの選挙区でみるのは、自民党対野党の中から勝ち上がった人という構図で、これに共産党が加わって野党間で共倒れで、復活もあるから最終的には自民党の勝ちということになる。

民主党政権時代を悪夢というのは簡単だが、政治の浄化を求めるのであれば、自民党を解体するほどの覚悟を持って投票行動に臨む必要がある。
自民党がダメというわけではないが、そこに自浄能力は残っているだろうか。
自民党が再出発するには裏金にたかる人たちが意識を変えなくてはいけないが、その勇気と覚悟が日本人にあるだろうか。
党ではなく人を選びたい

ブログランキング・にほんブログ村へ

応援よろしく

 PVアクセスランキング にほんブログ村
コメントお願いします!



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コロ健)
2023-12-20 18:55:57
ありがとうございます。
あの時は東日本大震災もありましたし、それもあの政権にとっては不運でした。
自民党の驕りとたかり、やっぱり改めなくてはいけませんね。
返信する
Unknown (Tristan)
2023-12-20 09:40:57
コメントする余地がない位まったく同意です!

要するに国民一人一人の覚悟ですよね。
民主党政権の時だってそうで、ほとんど政権初心者の集まりのような政党で、そんな簡単にうまくいくわけがなかったんです。
それを国民が我慢できなかっただけ。
近視眼的な自利ばかりでは、この先も何も変わらず、今回のようなことが繰り返されていくだけ。
私はそう思っています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。